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1131 「サンダーバード」「雷鳥」想い出と 北陸新幹線延伸について思うこと ~関西と福井、石川の移動は不便になる~

僕が「鉄道少年」だったころ
終末になると大阪駅や
新大阪駅、京都駅などに
電車を見に行ってましたが
やはり子供であっても
見慣れた電車よりも
レアな電車を見たいと
思ってたので
一日一往復しか走っていない
「白鳥」(大阪-青森)や
「日本海」(同区間の寝台)を
お目当てに早起きもしてましたw

そんなレアな電車と逆の
存在であったのが
大阪と北陸各地を結ぶ
特急、急行列車でした

特に特急「雷鳥」「北越」号や
急行「ゆのくに」「立山」号は
一日に何本も走っており
当時は「また同じ列車か・・」
という感じで見慣れてしまい
「当り前」の風景に
なってしまっていました

かつては大阪と北陸を結ぶ特急や急行がたくさん走っていた

しかし、自動車の普及や
地方の人口減などにより
そんな「当り前」の風景も
少しずつ変わっていきます

まず最初は
「ゆのくに」「立山」などの
急行列車が廃止されて
「雷鳥」は「サンダーバード」と
名称を変え、ついに
今年の春、北陸新幹線の
敦賀延長に伴い
サンダーバード号は
敦賀止まりとなり
「雷鳥」が生息している
石川県や富山県には
行かないことになりました

新幹線を開通させる目的は
早く、便利に、と思いますが
今回のJRのダイヤ改正で
大阪や京都から
福井、金沢や富山には
乗り換えなしで行くことが
できなくなるのです

元々、福井県・石川県は
東京よりも関西との
結びつきが強かった地域です

金沢市や芦原温泉など
関西から手軽に行ける観光地で
自分も何回か行きました

しかし、今回の北陸新幹線の
敦賀開通によるダイヤ改正は
関西の人間の「北陸離れ」を
助長するような気がします

石川、福井と東京の移動は
便利になったかもしれませんが
関西との利便性は
確実に悪くなったと思います

そして、この北陸に限らず
他の地方の新幹線開業は
財界や観光業者にとっては
歓迎かもしれませんが
本当に地元の人たちが
便利になったのか疑問です
むしろ、日常生活には
不便になってると思います

これも「時代の流れ」
なのかもしれませんが
関西と北陸の結びつきが
弱くなったようで
何か寂しい気がします

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