友人と2泊3日の東京・熱海旅行に行った。卒業旅行ってわけじゃないんだけど、時期的に卒業旅行と言ってもいい感じの旅行だった

元々、わたしたちが一年生の時に夏休みを使って四国旅行をしようっていう計画をした。だけど、あの時はコロナの流行真っ只中で、感染者数も死亡者も増えていくばかり。こんな時に旅行はできないよね、って泣く泣く断念した
あの旅行を次こそしたいね、って言って場所は変わったけどメンバーは変えず、いけることになった

ほんと、最高の三日間だった
まとめると、新生活がんばろうって思える三日間だった

今までにないくらいたくさんのものを食べたり写真を撮ったり、わたしが普段しない旅行の盛り上がり方をした

友人たちとは普段自撮りなんか全くしない。高校3年間一緒だったけど、3人で撮ったことは一度もないしそれぞれで自撮りすることもたまーーーーにテンション上がった時に数枚、みたいな感じ

だから、今回はいちいち自撮りしたけど、それも新鮮でいいね

「もうとにかくこういうのは撮っとけば後から思い出になるから撮りまくろう」って言って、上野駅にあるパンダみたいなやつと一緒に写真を撮ったりもした

確かに思い出になった

東京も熱海も二日間まるまる雨で、熱海なんか雷が鳴っていたけど、雨だからこそできることもたくさんした

東京では東京都美術館で印象派展に。入り口でじゃあねっていって2時間後に合流
それぞれ好きな絵をみつけて、こんなことを思ったとかこんな感じだったね、ってあとから感想を言う時間が楽しかった。わたしは好きすぎる絵に出会い、気づけばポストカードを購入していた

ジョン・シンガー・サージェントの「キャサリン・チェイス・プラット」っていう作品
わたしの中で印象派の作品って明るくて現実とは少し違った色調で、異世界、抽象的、とかそういう絵のイメージだったのだけど、この作品は暗くてでも明るい部分の透明感がよすぎて、いい意味で印象派っぽくない。そこがすきだった
あれ、家に置きたい。いくらくらいするんやろ、超金持ちになったら1番に買おうって決めた

雨が止んだから真夜中に3人で江ノ島散歩をした
結構怖かったけど、灯台まで歩いた。夜の江ノ島最高かもしれない

2日目のゲストハウスは特に最高だった

ラウンジがあるんだけど、まずそこのソファが最高。ずっとダラダラしながら、友人二人と話したりボードゲームをした。そのゲストハウスにはボードゲームとかカードゲームがめちゃくちゃある
せっかくならなんかするかーって言って、ブロックスとito、ミリマスター、人生ゲームをした。コーヒーを飲んで眠気をさましながら10時から2時まで

久々にやると人生ゲームって超楽しい。わたしは最初の段階で職に就けなかったので最下位だったけどたのしかった。みんな少しだけ口が悪くなった
ブロックスはただ自分の色のブロックを置いて陣地を広げるゲームなんだけど、いちばん楽しくていちばん盛り上がった。3人とも見事にハマり、LINEグループの名前は「四国いきませんか⁉️」から「ブロックス」に変更された

ゲストハウスの人と、ボンネットっていう喫茶店の話をした。
宿から徒歩1分くらいの超老舗喫茶店で、かの有名な三島由紀夫が愛したハンバーガーがある。ほんとにほんとに美味しくて、「うわー、これは三島由紀夫も愛するわ」って言いながら食べた

ゲストハウスの人が「3人で行ったのに入れたの、ラッキーだね」って言っててうれしかった
お店が混みだすとすぐ満席の札をドアにかけるらしい。たしかに、私たちがお店を出た時にはかかってたな

大雨すぎてもう歩けないレベルだった熱海では、喫茶店で絵しりとりをして過ごした。スマホを触るよりみんなといる時間を増やせてよかったな

いろいろな話をしてたくさん遊んで、うわー、満足ーまたあおーねっていいながら熱海駅で解散した。帰りは青春18切符で行きと同じように帰ったけど、東京からじゃないからまだマシだった

解散する前、もうすぐ新生活だね、こわいねって話をしていた。みんなそれぞれに不安を抱えていて、心配なことがたくさんある。けど4月からはそれを直接共有することもできないのか、って思うと急に寂しくて涙が出てきそうだった。耐えた

だけどまあ、またすぐ会えるだろうし、それまでは通話で耐え凌ごうと思う
早く会いたいなー、学校のみんなにも会いたいなー、4月の後半まで耐えようあと一ヶ月くらい。それまでは一人で頑張ろう

そんな決意ができた3日間だった

240328