日々を生きていて「あ、これnoteに書こう」って思うことがたまにある。どんなふうに書けば楽しさとか寂しさが伝わるかな、ってそんなことを考える時間がよくある

わたしのnoteは基本的に日記みたいな役割を担っていて、起こった出来事とか思ったこととかをよく書く

ほかの人の日記系の記事を読んでいてよく思うのは、みんな生きてるな〜ってこと。同じ今日という日を過ごしているのに、全く違う生活をおくっているんだって思う。それは同じ場所で暮らす家族ですらそうだし、わたしは、わたしと一緒にいない時の家族がどんな生活を送っているか、知る由もない

だからってわけでもなんでもなく（？）私は私のために文章を書く。日記を書く。短歌を詠む。（あえてこのアプリで）なぜかと言うと書くという行為は、自分を好きになるための手段だから

文章が自分を好きになる手段っていうのがどういうことか。自分の中にあるプロセスとしては

記事を書くために今日を思い出す
↓
いろんなことを思い出す
（考えたことや出来事など）
↓
今日書きたいものを選ぶ
↓
だいたい良かったことを書く
↓
こんないいことがあったんだなぁって思う
↓
たまに今までの記事を読み返す
↓
こんなにたくさんいいことがあったんだなあ
↓
え、この人生めっちゃいい人生じゃん
↓
周りとその人生をつくっている自分に感謝をする
↓
なんか自分のこと好きかもって思える
↓
ゴール

こんな感じ

とにかく、こういうふうに文字を書くっていうことは、私にとって自分の人生を見返す時間でもあるし、それによって自分を好きになることもできているなって思うから、大事な作業のひとつ

わざわざ、こんな遠回りなプロセスを踏む必要があるのか、って思うけど、それ以外にもいくつかこういうのがある。例えば、写真を撮るとか、短歌を詠むとか（ギターを弾くとかも多分）そういうの。出してみると、わたしは自分のためにしか芸術表現をしていないんだなって、なんとなく思う
誰かのために作品を作ることがないし、これから私が作るであろう映画に影響された人が、社会問題に興味を持てたりしたらそれは嬉しいけど、たぶんそれは二つ目にしたいことで、一つ目にしたいことは、自分の中の「何か」のために作るってことだと思う

だから私は、ものを作る上で自分を好きになりたいっていう目的があるのかもしれない

そんなに自分のこと嫌いなわけじゃないけど、

好きでもないし

いい人生をいきてるわーとは思うけど、思い続けたいからそういうことをするんかな、と思う

友人に「南ってめっちゃ自分のことのせるよね、Twitterとかインスタとかnoteもだけど」って言われたことがあった。その人にはそういうこと3回くらい言われてる気がする
なんで？って聞かれたけど「わからん、別にそこにいるのが100%私なわけじゃないから？」とか答えていたと思う。適当ではなく本心から

前の私はインスタで毎日何か載せてて、それこそ日記代わりみたいに使っていた。自分の日常をだれかに見せることになんの抵抗もないし、むしろ見てほしいと思っていたと思う。高一までは（多分フォロワーは150人くらい）
それで、もちろん夏休みも毎日あげてたんだけど、夏休み明けに友人と話していて「夏休み何した？　って言っても大体何してたか知ってるけど」って言われた
その子はインスタでだいたいわかるよねって笑ってたけど、普通に恐怖だった。一ヶ月会ってない人にも私の生活を知られているのが怖かった

そのアカウントはいわゆるヨッ友みたいな人も、何年も会ってないような人もつながっていたから、そんな人たちにも知られてるの怖すぎ、って初めて自分がしてきたことを客観視した
それから日常全バレみたいな投稿をやめることにして、日常も思考も全バレしてもいいような友人だけと繋がるアカウントを別につくった

その人たちには隠すこともあんまりないし、ほとんどを見せていると思う。日常をたくさんあげることはなくなったけど、思考の部分に関してはいろいろ吐露している

わたしがnoteでこんなにも書くのは、別にそれが私の全てじゃないからだ。ここで記事を読んでくれている人が読めるのは、私がつくった「私像」なだけであって、本当の私ではない気がする。いや、本当の私ってなんだよ、って感じだけど、結局作られたものを見せているだけだから、その見えている部分がどう思われようが正直どうでもいいのかもしれない
あと、見えている印象の部分は、ある程度操作できるとも思うし。（裏で私がいじめとかしてても、書かなければわからないっていう意味合いでね）
もちろん起こったことは本当にあったことだし、思ったことも考えたことも嘘じゃないけど、わたしにはもっと私としての本質的なものがある。だから色々と書けちゃうんだろうなって思っている

まあこの世界に生きている人大体がそうだと思うけど。だれにでも自分の本質を開け渡す人なんか、いないと思うし、自分しか知らない自分がいることも、自分の知らない自分がいることもわかっていると思う

とにかくそんな感じなのでわたしはnoteで日記を書くことにも抵抗がないし、むしろそれは自分を救う手段になっているので最高っていう話でした。わたしはわたしなりにインスタもnoteも、向き合い方を考えていて、今はこれが正解だと思っている
まー、また向き合い方が変わるかもしれないけどそれはその時だよね

240416