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長い四月が終わる、消えたい

人の動きと川の動きがあまりにもそっくりなことに気づく四月
四月は、雨が多い。「催花雨(さいかう)」という言葉がある。これは春の季語で、花を咲かせる雨のことだ。春は花の季節なのにも関わらず、雨の季語が多いような気がする。それはやっぱり雨も鮮やかな季節を待ち望んでいるからなのかもしれない

今、死にたくはないけれど、それに似た気持ちがあって困る。原因はわかりきっていて、新生活が辛いというだけ。ほんとそれだけ。

わたしは通っていた高校がやっぱり大好きすぎるので、入学前から、そもそも大学への気持ちはあんまりいいものでもなかった。普通なら、きっと楽しみな気持ちとワクワク100%で挑むはずなのに、わたしはやっぱりそういうところも普通じゃなさそうだった

授業自体は楽しいし、90分授業も全然慣れているから大変じゃないけど、ひとつだけ高校の時と全く違うことがある
それは圧倒的に周りがグループになっていることだ。もうなんか、右を見ても左を見ても3人グループとかになっている。かく言う私も、いつかに話すようになった子たちと3人でいる(大抵)
わたしはたくさんの人と友達になりたいし、いろいろなグループを転々としていたい。だけどここではそうは行かなさそう

ずっとひとりでいたいわけではなく、ぼっちキャラになりたいわけでもなく、一匹狼になりたいわけでもない。たくさんの人と話せるし、ちゃんとひとりにもなりたいだけ。

今の私の状況を簡単に言うなら、
丸一日同じ子達といる(昼ごはん含)×4日/週

まじでなにがあった
わたしは高校の時は割といろいろな人と仲がよくて、いろんな人のグループとか集まり(?)みたいなものにふらふら顔を出しては楽しく生きていた
大学でもそれができると思っていたのに、今のところ全然できていない

別に彼女たちのことは嫌いじゃないし、話してくれてありがたいと思っているけど、気を遣いながら行動するのにすごく疲れてしまっている
たとえば食堂で席を探す時も、教室で前と後ろどっちに座るかも、トイレに行くタイミングも、事務所に書類を出しに行く時も、何かしらで気を遣う

たぶんわたしはそんなに人の気持ちを考えるのが得意な方じゃないので、何をするにも細心の注意を払っている
気を遣いたくないわけではないけれど、やっぱりすごく疲れるので、昼休みくらいはひとりでいたい。本当にひとりの心地よさは大切だ。それがない生活は例えるなら、針のないレコードプレーヤーくらい終わっている。針がなかったら音楽は鳴らない

そんな感じなので、わたしの人生は今苦境に差し掛かっている。この四月でうまく人間関係を構築できるか否かに、わたしが留年せず、休学せず、退学せずに四年間を生き抜けるかどうかの未来がかかっている

彼女につかれてるんだよねー、てかずっと疲れてるんだよねーって言ったら電話をかけてくれた
「頑張っててえらいね」「人間関係ってどの環境においてもかなり大切だからしんどいよね」ってめちゃくちゃ慰めてくれた
わたしが今この世界から消えてもなんか大丈夫かもって言ったら「実はわたし、人生で一回も夏祭りっていうものに行ったことなくてね、だから南ちゃんと今年は行きたいなって言おうと思ってたんだ」って言っていた
だったら死んだらダメかって思った


初めて話した子に、人とずっといるの好きじゃないんだよねーだから今日のお昼は1人だったけどいけたって言ったら「すごいね」って言われた
多分みんなは人と食べないと死ぬんだと思う。わたしは死なないし、なんならそっちの方が死ぬ


口調は終わってるけど結構いいこと言ってるなー、理にかなってるなーって思う教授がいる。「ネガティブ自己紹介」の立案者。わたしはわりと好きだし、彼がなぜ授業初日にあれをしたのか、なんとなくわかっている
でもみんなは、「意味がわからないしまじ最低」みたいなことを言っていて、なんかもったいないなあと思った。人の価値観を一つの自分の見方でしか捉えられなくてそれを口に出してしまうのもったいない
みんなとは趣味の話とかする分には面白いしたのしい時もあるけど、そういう部分があわない
なんのために高い学費払って大学行ってるの?って思うことも多い。授業中スマホ触るとか、寝るとか、論外でしょ…あと楽単だからこれとる、とかもわたしにとっては意味がわからない。とりたくてとるんじゃないの?

なんかそういうところで疲れている気もする
その士気の低さに影響されたくないけど、影響されているかもしれない。みんなと同じことを、思ってもないのにいうこともある。真面目って思われたくなくて、あえて「わたしも寝てたわー」って言ってしまうこともある
そういう自分も嫌だし、あの教室にいたら自分のこと嫌いになりそう

もっと自分のことも、周りのことも、客観視しなくちゃなー、つかれたー

ありがとうございます。嬉しいです!