見出し画像

太田夢莉 卒業コンサート

2019.11.25

ついに卒コン、終わっちゃいました。

ソロコンから夢莉ちゃんが言っていたように、夢みたいな時間を過ごしているな、と本当に毎日感じていて。きっとそれは夢莉ちゃんが卒業するその瞬間まで変わらないと思います。

普段グッズ販売には並ばないオタクなのに、顔がいいから、という理由で3時間並び、ついにエッセイを手にしてしまった私は一緒に並んでいたオタクと分かれて個々で読み(ガチ)、また合流してコンサートに向かうというオタクな1日を過ごしました。

終演後、ため息(良い意味)しか出ないオタクと感想を言い合いながらご飯を食べ、その後に私はひとり夜行バスに乗って寝たのに体バキバキでなぜか起きてしまったので(現在3:38)、もうせっかくなら書いてしまおうとこの感想を書いています。(長くなります)

1曲目から「純情U-19」が来るとは...!
20歳になる瞬間に卒業する夢莉ちゃんの卒コン1曲目でこれは天才です。歌唱メンバーは全員20歳未満のメンバーで揃えるなど、夢莉ちゃんが区切りとして決めた卒業の日の意味を、私たちが思う以上に夢莉ちゃんが大切に考えてるのが伝わってきました。

そこから3曲全体曲が続きますが、「欲望者」のサイリウムで赤く染まった会場が忘れられないです。個人的に欲望者の夢莉ちゃんが好きというのもあって、あのライブ特有の心臓に響く音がそのままその曲のメッセージを持って響くというか。

そしてここからはユニットコーナー。

「おNEWの上履き」はとにかく(顔天才、スタイル良!!)って感じです(雑)
夢莉ちゃんは”女の子らしい”とか、人が勝手に当てはめてしまう枠組みが苦手な人だと思うし、私も夢莉ちゃんにはそういう”らしさ”無しに、夢莉ちゃんは夢莉ちゃんらしくいて欲しいと思うのですが、この曲みたいな衣装を着ている夢莉ちゃんを見ると、本当に人間として生粋のアイドル気質なんだなと感じます。それは容姿はもちろん魅せ方、表情、オーラ、など見えない部分までです。

次の「黒い天使」はま とにかくメンツが最高です。

太田夢莉、河野奈々帆、前田令子

気が合いそうな子たち...!!!
しかもこの人選で選曲を黒い天使にしたのがもう分かってらっしゃる。

黒い天使から早着替えで次に披露したのが「BLUE ROSE」。
夢莉ちゃんがお腹を出してる衣装を着てるのを見るといつも(薄っ!)って思ってしまうという個人的なアレは置いておいて、めちゃめちゃカッコ良かったです。さっきおNEWの上履きに出てたのに、この曲では体から出る雰囲気までもクールに寄せてるのが本当に振り幅の大きさに感心するし、ステージから目だけで客席を見下ろすような正気の無いあの目が大好きです。

次は同じ路線で「MARIA」ですが、

太田夢莉、吉田朱里、白間美瑠

この3人の圧倒的強さがすごい...。選抜だったら、フロントメンバーの誰がセンターになってもおかしくはないと思えるNMBはめちゃくちゃ強いと思います。

そして次は信じるに友と書いて信友の谷川愛梨ちゃんとの「友達」。

「ダサいねって二人で笑いながらもこの漢字に二人でこだわったよね。」

この手紙の朗読の時点でもう泣いていましたが、「友達」のイントロがかかった瞬間ぶわっとこみ上げました。
歌っているときに感じたのは本当に心から信じ合える人がいてくれて良かったということ。これは夢莉ちゃん側からしても愛梨ちゃん側からしてもそうで、歌詞の中に

「同じ空見て思う何かがとても近いとわかってきた」

というフレーズがあります。
きっと二人が仲良くなったきっかけは些細なことで。
やっぱり同じものを見るにしても感じ方は人それぞれだから、夢莉ちゃんが生きていく途中に愛梨ちゃんに出会ったこと、愛梨ちゃんも全てを打ち明けて受け止めてくれる夢莉ちゃんに出会ったこと、本当に心から良かったなと思います。

次は「ショートカットの夏」
須藤凛々花ちゃんがやっていたソロ曲をここに持ってきてくれるのがまず嬉しかったなあ。
正直私もあの色々あった事に対して良し悪しは決められないけれど、夢莉ちゃんがアイドルとして過ごした中にその存在が欠かせないものとしてあって、その選曲をした夢莉ちゃんを本人が客席で見ていてくれたのは本当に暖かいなと思いました。
この曲はサプライズでAKBの岡田奈々ちゃんが登場。私の席がセンターステージの真横の席だったので、あの二人が至近距離で歌ってるのが眩しすぎて(目がッ...!!!)ってなりました。

信友の時もそうだけど、なぁちゃんともきっと深くさらけ出せる相手なんだなあと思うと、アイドルをする上でそういう人がそばにいるっていうのは全然違うんだろうなぁと思いました。というのはフォトエッセイ『青』を読んだ後だからこそ、何だか実感してしまいました。(読んだら何となくわかると思います)

ここからはまた全体曲に戻ります。

個人的にまず、「だらしない愛し方」を披露してくれたのがめちゃめちゃ嬉しかったです。
# 好きなんだ のカップリングでアンダーガールズ選抜の曲。今まではその自分のポジションで披露してるところしか見たことがなくて、あの曲をセンターでやってるのを見れて本当に嬉しかったです。

あとは「遠距離ポスター」
この曲はAKB、いや48グループのオタクをしていたらなんとなくエモさを感じると思うのですが、本当にこの曲が大好きで。

「遠距離ポスター近くにいるのに君は切ないほど手が届かない」

このアイドルの儚さというか、偶像感が夢莉ちゃんと本当に合ってるなぁと心から感じました。

次はやっときたかー!っていう感じのQueentet。もうOvertureの「お・お・た・ゆ・う・り」みたいなアレからして可愛い。(他の3人ももちろん可愛い) しかも『青』を読んでしまった後なので本当にこの4人でいてくれて良かった...!と思います。
曲の最後、さえぴは夢莉ちゃんの顎すりすりして、よしぴとなぎちゃんは頭ぽんぽんしてる図が完全に末っ子の夢莉ちゃんで見てて幸せで、一生Queentetでいてくれないかな(概念的なアレでも)と思ってしまいました。少し高望みするならもう一曲くらい観たかったかなあ。

次は3期生の「背中から抱きしめて」
これめちゃくちゃ最高でした...。何がって言われたらもう3期生の歴史を語るしかないのかもしれないけど、あんちゅ、あんたん、うーか、そして夢莉ちゃんの雰囲気が本当に好きで。

普段、「私たち同期です!」みたいな感じはないのに、お互いに見守りながら絶対に離れない距離感を保ってて、何かがあったらギュッとなる感じ。

最後のサビかな?4人が円になって「♪折れるほど」の手を広げて一歩跳ねるところで、4人がその円の中心に向かって一歩踏み出したとき、みんな涙ぐんでいるのにそれでも4人が本当に素敵な笑顔してて、その一瞬だけなのに、その空間がお互いへの愛というか素敵なもので詰まってるような気がして、本当に良い同期なんだなあと改めて実感したし、もっと3期が好きになりました。

その後の3期での「君が教えてくれた」
これはめちゃくちゃ泣きました。
センターステージからメインステージへ横並びで歩きながら、最後メインステージに一歩入ったくらいで、夢莉ちゃんの目から涙が落ちて、それが証明に当たってきらきら光っていて、それが本当に綺麗で切なくて。
同期の中で一匹狼のような存在だった子が、今では仲間を心から大切に思う人になれたこと、同期無くしてはなかったんじゃないかな。

ここからはまた全体曲に戻り、私の印象に残ってるのは「BINGO!」なんですけど。
遠距離ポスターと同じエモさを感じるこの曲ですが、落ちサビの夢莉ちゃんのソロをみんなが見守る図が良すぎました。

「BINGO BINGO あなたに巡りあえた」

この歌詞、多分夢莉ちゃんも誰かに対してそう思ってるだろうし、私たちオタクも夢莉ちゃんに対してそう思ってるし、メンバーもきっと夢莉ちゃんに対してそう思っていて、本当に夢莉ちゃんと出会えてよかったなと思ってるからこそ響いた歌詞です。

そしてその後そのまま全員で「虹の作り方」
オタクがイレギュラーな対応で機転をきかせて会場はサイリウムで虹色に。
途中よしぴが「ねえ見て!虹色だよ!」みたいなことを夢莉ちゃんに伝えて夢莉ちゃんが気付いた時、どう見えてたかなぁ。

以前Twitterで他のグループの同じような演出の画像にいいねをしてたことから始まった(?)この企画。
オタクのわがままかもしれないけど、今日のサイリウムの虹が、夢莉ちゃんが今まで観た中で、そしてこれから見るどんな虹よりも綺麗だと思ってくれていたら嬉しいな。

アンコールは大きな夢莉コール。
会場にいる人も、いない人も、本当にたくさんの人が夢莉ちゃんの卒業をおめでとうという気持ちで送り出してあげられるのがオタクとして幸せだった。

アンコール明け、ひとりステージの上でスポットライトに照らされた夢莉ちゃんは、袴や振袖をイメージさせるような、それでいて夢莉ちゃんらしいデザインのこの日のためだけの衣装で立っていました。
スポットライトが当てられた瞬間、息を飲むとはこういうことなんだな、っていうくらい綺麗で、その衣装に込められた想いが痛いほど伝わってきて。
20歳になる瞬間にアイドルを卒業するから、48グループの恒例でもあるあの成人式は見れないし、もちろん振袖姿も。
振袖姿を見るというのが最終的な目的じゃないけれど、一人の人として成人を迎える瞬間に、少し遠くに行ってしまうような気がして、そんなオタクの気持ちをわかっている夢莉ちゃんだからこそのこの衣装なんだと思うと涙が止まらなかったです。

それでもやっぱり、神田明神の成人式、きっと夢莉ちゃんが出ていたら世界一綺麗なんだろうなとか思ってしまったり。

ソロ曲の「Acting tough」
ソロコンの時も思ったけど、本当に歌が上手くなったなぁと。これも沢山練習したんだろうけど、夢莉ちゃんのための歌詞、そのためのメロディ、そこに夢莉ちゃんの透き通った声が本当に素敵でした。

ここからその衣装を一枚脱ぎ、軽くなった衣装での「夢は逃げない」
歌詞も曲も本当に良すぎます。夢莉ちゃんをアイドルとして意識させたきっかけの山本彩ちゃんが作曲のこの曲。山本さんが残した曲がこうやって歌い継がれてるのめちゃくちゃ良くないですか?

この曲でよく使われる「頑張れ!」というワード。私は今までアイドルに対してエールとして「頑張れ!」と心から思っていても、その言葉がなんだか一方的に、無責任な風に聞こえてしまってあまり使えずにいました。
こんなにも頑張って欲しいと思っているのに「頑張れ」という文字にするとなんだか傍観者のような気がしてしまっていたので。
けれど、今日の夢莉ちゃんのメンバーに対する「頑張れ!」はそんなことを思っていた自分にさえも響くような、愛が詰まった「頑張れ」で、優しく、それでいて背中を押すような夢莉ちゃんらしい「頑張れ」でした。
そのセリフを決めた後、最後まで決めきれずに照れ笑いするところが可愛かったし、そこまでが夢莉ちゃんです。

そして本当に本当に最後の「初恋至上主義」
MVが公開された頃は普通に(いい曲だな〜)くらいに思っていたのに、さまざまな披露の場を経て、卒業も近づいてきて、いまではこの曲で絶対に泣いてしまうオタクになりました。
やっぱりやすすの得意分野 ”アップテンポで切ない曲” はじわじわと寂しさや切なさに包まれます。
最初で最後のセンターの曲の歌詞「I wanna keep loving you!」を卒コンのタイトルにするほど、本当にこの曲を大切にしているんだなというのが伝わってきて。本人が言っていたように、こんなにもセンターからの景色が素敵なら、もう少し見ていたかったな、というように私もこの曲を聴いていて本当に一生この時間が続けばいいのにな、もっと夢莉ちゃんのセンターを見たかったなって思ったりもしました。

センターの夢莉ちゃんを囲んでみんなが笑顔で見つめているのを見て、オタクが幸せな瞬間って、なにより推しメンが周りの人に愛されている姿を見ることかも、と思いました。

「じゃあまたねなんて叶わない約束して」

このフレーズを歌う夢莉ちゃんを見て、アイドルを卒業するだけなのに、それ以上に何かがなくなる気がして、きっとそれはオタクの思いすぎなのかもしれないけれど、それでも目の前から消えてしまうくらいの寂しさで、心が一杯になりました。

各期からのお見送りをした後、メインステージの上に階段で上がり、花吹雪と一緒にステージの中へと下がっていく夢莉ちゃん。
その花吹雪が舞い上がる間に消えていく感じが、まるで今まで私たちが見ていたものは夢だったんだよ、というような演出に夢莉ちゃんのアイドル観が詰まってる気がしました。
全て終えてみて、振り返ってみて、最初から最後まで夢莉ちゃんの成長を見れるセトリだったし、メインに卒業コンサートというテーマをおきながらも、NMB48全体が輝くように構成されていて本当に素敵だったなと思います。

推しメン、今日を含めあと5日で卒業なのなぁと思っても、全く実感は湧かないし、ソロコンあたりから夢みたいな時間を過ごさせてもらっていて、”卒業する”ということが頭で分かっていても、NMBから居なくなるということがまだどういう感じなのか分からないというのが正直な心境です。

人として成長するために卒業したい、と言った夢莉ちゃんの未来には沢山の選択肢があると思うけれど、好きな事をして夢莉ちゃんらしく居てくれるのがオタクとしては一番幸せです。

けれど、私は卒業のその瞬間まで夢莉ちゃんのアイドルの姿を見ていたいから、今はまだずっとずっとこのままが永遠より続くように願っておきます。

終わり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?