2019.5.13 山本彩 Live tour “I’m ready”



まずはじめに、とにかく楽しくて最高だった!!という事を残しておきたくて、ライブ終わりのテンションでこのノートを書くので、勢いがすごいかもしれません、最初に謝っておきます。

一応極力ネタバレは避けます、多分。
(書き終わって読み返したらネタバレしていたので気をつけて下さい)


毎年、オタク活動においてゆるゆるなテーマを決めるのですが、今年は、

「少しでも会いたいと思ったらすぐに会いに行く」

というわけで、周りの皆さんと比べたら山本彩さんのファン歴はとても短いのですが、今年の初めに勢いでファンクラブに入り、今回ツアーに参戦してきました。
(本職(?)は昔からSKE48なのです。)

そわそわしながら入場して会場に入ると、もうすでにほぼ埋まっていて、私が立っていたのは一階席の超後ろの方、
もしかしたら、意図的に後ろに陣取った方を抜いたら一番後ろだったかもしれないくらい。

というのも、
ファンクラブ先行、イープラスなんとか、なんとか先行、などなど、適当すぎますが全てに落ちまくり(運無さすぎ)
最後の最後に一般発売でようやくチケットをゲットしたのでブロックはD、しかも整理番号もなかなかな感じでした。

ついに開演。

幕が降りて、彩ちゃんがギターを肩にかけ、ステージの真ん中にしっかりと立っているのを見た瞬間、体の中の全てが沸き立つような、そんな感覚で。
大げさかもしれないけれど、生で、自分の目で、自分の耳で、彩ちゃんの曲を聴いた時、夢への一歩を踏み出した彩ちゃんを、ひとりのシンガーソングライターとして、今までのアイドル像と良い意味で切り離せたように感じました。

しっとりとした曲も織り交ぜながら、力強く思わず両手を挙げたくなるような盛り上がる曲もテンポ良く披露していく。
もう、聴いてるとめちゃくちゃ心が動かされる。こんな簡単な言葉で感想を呟いて良いのかすら迷うほど。

もしこころに形があるとすれば、少し欠けているような弱い部分に、スッと溶け込んで、その言葉と力強くて優しい声がピタッとはめ込まれるような感じ。

途中のある曲で、ワンフレーズだけギターの音も何もない、まっすぐに前を見て歌い上げる彩ちゃんの声だけが会場に響いた時、
芯に真っ直ぐにそのメロディと歌詞が届くようで、正直、ライブで泣きそうとか今までなかったのに、泣きそうになりました。
いや、涙は出てないんだけど、本当に泣きそうになりました。

普段オタクをしている人も、リアルではお仕事をしていたり、学生をしていたり、
みんな何かしら自分の中でモヤモヤする事、もどかしく思うこと、たくさんあると思うけど、折れそうになった時はそんな曲を聴いてひといきつきたくなりました。
あ、ネタバレしました。

こんなに心にどストレートに響く歌声と、しっかりと夢を遠くに見据える真剣な眼差しで観客を圧倒しているというのに、
MC前に会場が暗転して、

「彩〜!」「彩ちゃーん!」

と呼ばれる沢山の声に、

「さやかやで〜」

と、可愛い声でえへへと笑いながら出てくるところだとか、
最近自転車を購入した、という話の流れで、
客席から

「(もう)コケたー?」

の声に、

「まだコケてない!いや、コケる予定もないけどな」

と思わず負けず嫌いな部分が出てしまったり。
その可愛いとカッコいいのギャップに、
ライブ中100億回は惚れたし、
「えっ好き...」と(心の中で)呟きました。
マジです。


少し話は変わります。

ライブが始まる前の会場に流れるSEは彩ちゃんが好きな曲を選んだそうです。
ギターを始めるきっかけとなった、アヴリルラヴィーンの曲から岡崎体育など最近のアーティストまで。

小さめの音量でSEが流れる中、
ライブが始まる前最後に、ELLEGARDENさんの「ジターバグ」が流れ、
だんだんと音量が大きくなっていき、会場のボルテージも最高に上がったところでライブが始まったのですが...
ジターバグの歌詞にこの一節があります。

一切の情熱がかき消されそうなときには
いつだって君の声が
この暗闇を切り裂いてくれてる
いつかそんな言葉が僕のものになりますようにそうなりますように


私はこの歌詞に2つの意味があると思っています。

私たちが何か壁にぶつかったり、折れてしまいそうになって、目の前が真っ暗になった時、
彩ちゃんの歌声を聴けば
いつもその暗闇を切り裂いてくれる。

そんな彩ちゃんの紡ぐ言葉を心の中で繰り返す程、気付けばその曲や言葉がいつも自分の側にあって、いつのまにか自分の言葉として紡げる様になるということ。

反対に、彩ちゃんからしたら、
きっとこれから夢を追いかけるシンガーソングライターとして、一人で歩いていかなければいけない身として、
どうしても前に進めないこと、
これまでやってきた事が間違っていたんじゃないかと悩む事、沢山沢山あると思っていて。

そんな時、ステージに立てば聞こえる自分の名前を呼ぶ声、
自分の曲に合わせて腕を振り上げて盛り上がる声、
それがきっと、いつか立ち止まってしまった時に彩ちゃんに光を与えるのだと思います。
そんな人の心を動かせる言葉や声を、
ファンに与えられるような歌手になれますように、ということ。

今回のライブに向けて彩ちゃんの曲を聴きまくって、ライブの映像見まくって、相当準備万端だったはずなのに、
いざライブが始まれば度肝を抜かれるくらい、それを超えてくる彩ちゃん。

そのポテンシャルは正直、音楽の専門的な事はわからない私でも、今活躍しているような有名なアーティストと同じくらいのレベルが備わっていると思ったし、
プロ意識の高さも何もかも、アイドルの頃からの良さはそのまま、さらにレベルアップした姿見る事ができました。

ライブの終わったあと、会場を後にして歩く耳の奥がぼやけたままで、
その奥にまだこびりつく様に残った彩ちゃんの声が心地よくて、
ああなんだか、本当に心から来て良かったと思ったし、純粋に明日からも頑張ろうと思えました。

新たな居場所はここだと決めた彩ちゃんの夢を一緒に追いかける準備はもう十分にできてるから、
これからもずっと、その歌声を聴き続けることができますようにと願って、長々と書いた感想も終わりにしようと思います。


終わり



#山本彩 #Imready #ZeepTokyo #ライブ #音楽

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?