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アイドルとZOOMで話した日

コロナのせいでイベントがほぼ自粛している今、常に半年後のイベントの券を押さえている私(オタク)は日々の楽しみである握手会やイベントが消え、生きる意味とは...?バイトしていた意味は...?と自問自答を繰り返していましたが、そんなときに入ってきたのが「だってだってだって 生電話会」の開催。

いやまず生電話とは...?となりながらも興味本位で申し込んでみることに。すぐお金を出してしまうオタクが功を奏したのか、数々のチケットが返金になりタイミングも良く。
さてここで問題なのが誰の券を申し込むか。
推し(メン)の太田夢莉ちゃんが卒業した今、NMBには可愛くて好きな子がたくさんいるので悩みながら...最終的に山本望叶ちゃんにきめました。
数か月前に気になってモバメを取ってから話してみたい!と思っていたし、電話なら初心者でもいけるじゃん!と。

無事当選メールが来てきゃっきゃしてたのですが、そこに書かれていたのは

「当初予定しておりました生電話会から手法を変更致しまして、ビデオ通話アプリZOOMを使用して、メンバーとのテレビ通話での個別お話会に変更とさせて頂きます」

マジで........!!!!!!???????  本当に言ってますか.....?????

いやめちゃくちゃありがたい、ありがたいけど心の準備よ.....
と思いながら、あの顔面(天才)と同じ画角で30秒も会話できるなんて、と考えていたらあっという間に当日でした(^_^)

前日の夜はパックして念入りに色々して、まあZOOMの画質くらいでこんなことしても変わんないだろと思いながらもやるのがオタクです。
着る服を決めたり、メイクしたり、話すことを考えたり、握手会などなど、外出できる生活ってこんな感じだったな~!と懐かしくなりました。

普段、弊所属団体のミーティングでZOOMを毎日のように使ってる私は一応ZOOM歴が長いつもりですが(とは)それでもめちゃくちゃ緊張しました。
当日の流れとしては

IDとパスワードを入力して待機室に入る
書いてある注意事項を読み、繋がるまで待つ
ミュート&ビデオOFFのスタッフさんとメンバーが登場。スタッフさんから説明を受ける。
「それではメンバーさんお願いします」の合図でスタッフさんが移動しメンバーと自分だけになる、話す。
スタッフさんから「まもなくです」「お時間です」の合図があり30秒になると自動で電話が切れる

ざっとこんな感じです。

感想は「超かわいい、綺麗、お顔天才」です。薄っぺらくてごめんなさい。マジでこれでした。

ZOOMという加工の効かない媒体で、しかも家なのにその完成されたお顔、天才なんか....?と思ったし、顔が良いので見てるだけで幸せになれます。ちなみに私は声も好きです。(どうでもいい)

山本望叶ちゃんって謎な感じとか近寄りがたい感があって、モバメを読んでいるうちにめちゃくちゃ人間味のあるところが面白いなと思っていたのですが、いざ話してみると普通に話しやすくて明るくて.......最高でした。

次は機能的な話。私はパソコンで参加しました。単純に画面大きい方が良くない?というのと、家で試したらパソコンの方が画質が良かったので。
確かに多少のタイムラグだったり、被ると聞こえなくなる感じはありましたが、それ以外には気になるところはありませんでした。

ちなみに私は②の待機室で25~30分ほど待ちましたが、このいつ来るか分からない緊張感の中待つのはなかなかしんどいです笑
そして上の③と④のようにスタッフさんがすごい親切だったのも印象的です。

「音声は聞こえますか?」「ビデオは問題ないですか?」「それでは始めますが準備は良いですか?」など...。

超丁寧に説明してくださって安心して通話できたし、200人分この作業をしてくださってるのかと思うと、本当に感謝です。

ZOOMのオンラインお話会の個人的に思ったメリットとデメリットをまとめると、

◎メリット
・握手会などイベントに抵抗感があっても参加しやすい
・遠方の方は交通費・宿泊費がかからない
・手荷物検査の手間や人込みで並ぶ等疲れない
・変な人が来たら即通話を切って対応できる(録画もされてる)
・メンバー的にも移動や長時間の疲労が少なそう(知らんけど)
・イベントホール借りて設営してバイト雇って...よりはお金かからなそう(知らんけど)

◎デメリット
・1日に通話できる人数が少ないので普段の握手より枚数がさばけない
・スタッフさんの負担が大きい
・メンバー・オタクの電波環境で左右される
・やっぱり直接会うのとは少し違う
 →連番とかができない、いつ順番が回ってくるかわからない

という感じでした。

どこかの媒体で
「会いに行けるアイドル」なのに握手会が出来なくなった今、その文化が....
みたいな記事を読みましたが、マジでそんなことはなくて、逆に選択肢が広がって実際の対面式の握手会とお電話会を併用したらいいのでは?となりました。

様々な理由でイベントに抵抗感のある方でも気軽に参加できるのでファン層を広められるし、たまたま見かけて気になった!くらいですぐに参加できそうです。さすがにこの子かわいい!と思ってもオタクが詰まってる幕張メッセとかには行きづらいと思うので。
運営的なデメリットも何個かありそうですが、これはぜひ続けてほしいな...というめちゃくちゃ素敵なイベントでした。

むしろ、こんな自粛でどこにも行けない世の中なのに、顔を合わせて、声を聞いて、距離は離れていてもリアルタイムで画面の向こう側にいる好きなメンバーと話せるなんて、まさに「会いに行けるアイドル」を証明してくれたんじゃないかなと。

きっとこの自粛期間が明けて会えた日には心から幸せに思うだろうし、お電話会という選択肢が広がったことも48的に大きな進展で、こんな期間も少しは悪くはないなと思いました。(いやコロナは悪い)

こういう企画を考えてくれた運営の方と、アイドルとテレビ電話で話せるこの令和という時代と技術に感謝して終わりたいと思います。


終わり


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