写真

思い出なんて褪せるからいいのに。
消えるから、移ろうから、なくなるから思い出であって記憶であるんだ。
それが写真なんてものでずっとその時のまま残しておいたらそれは記憶じゃなくて記録になる。
自分の人生の記録なんてしなくていいよ。
いまは今しかなくて、それが死ぬまでずっと続いてる。
過去を記録している暇なんてないよ
いまこの瞬間に生きていればそれでいいんだよ
そんな瞬間の連続がいつか思い出したときに記憶として蘇ってくるんだよ。
思い出せないくらいのものならそれまでだよ。
色褪せる思い出だから、色褪せなくずっと残っているものが素晴らしく尊く美しい思い出になるんだよ。

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