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無料モジュラーシンセソフトで昭和シンセポップサウンドに挑戦!(#3 音源強化編2)

昭和シンセポップラバー iM〔アイム〕(昭和生まれ♂)です。
今回、高性能、無料モジュラーシンセソフト「Cardinal(カーディナル)」を使い、初心者でも簡単に操作する方法を模索しつつ、昭和シンセポップサウンド制作に挑戦したいと思います。
今回は前回と異なる音源を用い、モジュール「Interzone」の音源強化方法を解説いたします。
なお「Cardinal」の概要、基本操作、ダウンロード方法などは初回の記事をご覧ください

モジュール「Interzone」へWabeTableモジュールの設置

「Cardinal」には様々なモジュールが800以上あり、通常のアナログ波形タイプ以外に「ウェーブテーブル」方式の音源があるのでそちらを使います。
ラック空き箇所を右クリックし「Wavetable」で絞り込み検索し「WT VCO」を設置します。
この追加設置したモジュールを「Interzone」に組み込むには「WT VCO」の「V/Oct」INを「HOST MIDI」の「V/Oct」OUTに多重結線します。
そして「WT VCO」のOUTを「Interzone」のMixer「Ext」に繋げます。

WabeTableモジュールへ波形設置

「Echo Sound Works」サイトにて無料配布しているライブラリー「Echo Sound Works Core Tables」をダウンロード~圧縮展開した波形ファイルを読み込みます。
「WT VCO」モジュール内に表示されている「波形」部分を右クリックし「Load wavetable」を選び、先の波形ライブラリーファイルの中から「Jupiter-8 Saw」を読み込みます。
この波形はアナログの揺らぎ的なものが納められていますので「WT POS」で好みの調整を行うと良いと思います。
これで往年の名機のテイストを取り入れたシンセとなりました。

※使用するWaveTableのレングスをあわせ取り込んでください。(「Echo Sound Works」のファイルは2048です。)
※操作部をシフトキーを押しながらマウスドラッグすると大操作になり、コントロールキーを押しながらマウスドラッグで微操作ができます。

まとめ

「ウェーブテーブル」を用いると、昭和アナログシンセの名機からデジタルシンセまで様々な音色を作る事ができます。
次回は最終回。「Cardinal」をより演奏表現できる強力なシンセにしたいと思います。
次回もお楽しみください!

解説動画

※説明聞き取りにくい場合は「字幕」表示しご覧ください。

Free WaveTableダウンロード

「Echo Sound Works」サイトにて無料配布しているライブラリー「Echo Sound Works Core Tables」のダウンロードはコチラ!


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