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27年ぶりのDTMをしてみて(その3)

20歳頃の初期DTM環境

本格的なMIDIシーケンサーを導入したのは私が19歳(大学生)の時で、当時のシンセはMIDI発展途上中で価格は15~30万円ぐらい。マルチティンバー機は一部あったものの発音数固定指定と制限あり、基本シンセ1台=1パートでした。新機種のみならず、中古やアウトレット・展示品をみつけ、少しずつ機器を揃え制作スタイルや機器構成が下記に固まりました。

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ボーカルやコーラス、生演奏パートを録音したMTRとはFSK信号でMIDIシーケンサーと同期させ、合計8パート以上の自動演奏が可能でありました。「DSS-1」は主にCDからドラムフレーズを拝借してループさせ「X7000」は往年のリズムマシンをサンプルしたものを使用。無論、2つともサンプラーなので楽器音サンプルで音源としても活用していました。

Cakewalkで初期DTM環境を再現

各トラックは楽曲に使用したドラムフレーズをオーディオトラックにループ配置し、X7000で行っていた各社ドラムマシンのサンプルを無料ワンショットサンプラー「Poise」で対応。DX7はいうまでもなく「DEXED」MKS-30(JX-3P)は「PG-8X」Mono/Polyは「Mono/Fury」と、各モデルを模したまたは類似した無料エミュを使用しましたのでまったく同じサウンドが再現できました。いや、、当時はサンプラーはモノラルで、サンプルできる秒数の制約や、ミキサーのトラック数の制約でやむなくモノラルにしたのもあったので、当時以上の広がりあるサウンドで楽曲再現ができたのです。

次はその後導入した「AKAI MPC60」「AKAI S1000」を使った環境再現にステップアップ。強力な無料サンプラーソフトが必要です。(次回へ続く)

今日のひとこと

80年中頃のDTM環境は無料のDAW&VSTだけで難なく再現可能、いや、それ以上のクオリティの制作ができる。30年前とはいえ、少なくとも100万は借金して構築した環境がタダで再現できるとは、、(;^ω^)

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