パーソナルトレーニングの「オーダーメイド」は、何が「オーダーメイド」なのか?その①

マンツーマン指導のパーソナルトレーニングをするとき、「オーダーメイドのプログラム」という言葉がよく使われています。

これは簡単に言うと、お客さんの体に合わせてトレーナーがプログラムを組みますよ。という意味で使われることが多いと思います。


今回は、ぼくの考えている「オーダーメイド」について書きます。


「オーダーメイド」のプログラムを作るうえで重要にしていることは3つあります。

1 イメージの共有

2 プロセスの確認

3 プログラムの調整


※今回は「1 イメージの共有」だけ書いておきます。


1 イメージの共有

 
まず、クライアントがパーソナルトレーニングに申込をした場合、何かしらのゴール(目的)があります。クライアント本人が認識しているゴール(目的)もあるし、本人も認識できていないゴール(目的)もあります。一人として同じ人がいないようにゴール(目的)も様々です。そのゴール(目的)に対して自分では解決できないから解決できる方法を探して、パーソナルトレーニングに辿り着いたんだと思います。


 このゴール(目的)に対して、トレーナーである私は解決法を提案し、クライアントが行動に移れるようにアドバイスをします。クライアントのゴール(目的)に対して、私の知識や技術(サービス)で解決できないものは、解決できないことをお伝えし、解決できそうな知人がいればそちらを紹介するようにしています。


 ここでは、クライアントがイメージしているゴール(目的)がどんなイメージなのか掘り下げていくことを大切にしています。初回のカウンセリングだけで、把握しきれないこともありますが、毎回のセッションでクライアントの状態を観察しながら把握していきます。クライアントにも言えることと言えないことがあると思うので、仕草や表情、雰囲気、体の硬さや発言内容などをもとに察することもあります。



 脳の構造をみると、一人ひとり認識している世界が違います。同じ世界に住んでいますが、過去育ってきた環境、親や先生・周りの人から言われてきたこと、経験してきたことから本人にとって重要なものを認識して世界をみるような仕組みになっています。


フィルターみたいなものがあり、一人ひとり違うフィルターを通して世の中を見ています。


簡単に言うと、赤色が好きな人は赤色のものががよく目にとまります。青色が好きな人は青色のものがよく目にとまります。


話を戻します。


クライアントが話をしているゴールイメージは、クライアントの見ている世界のゴールイメージです。なので、私が100%理解することは不可能です。そのゴールイメージはクライアントにはイメージできますが、聞いている私は「こんな感じかな?」という予測しかできません。もちろん会話のキャッチボールを繰り返すことで、クライアントが見ている世界の理解は深まっていきます。

たとえば

クライアントが、

「健康な体を手に入れたい」

と言った場合、クライアントが言う「健康」とはどんな状態なのか、詳しく聞かないと理解できません。


姿勢がよくてビシッとした姿をしているのが健康?

筋肉がほどよくついていることが健康?

痩せていることが健康?

健康診断、人間ドックで引っかからないことが健康?

風邪をひかないことが健康?

などなど


挙げるとキリがありません。

「健康」と一言で言っても100人いれば100人分の「健康」イメージがあります。これを安易に「健康な体ですね」といって、トレーナーの思い込みで進めていくとクライアントのイメージしているゴールから離れていく可能性があります。


だから初回だけでなく、毎回のセッションを通してクライアントがイメージしているゴールに近づいているか確認しながら進めていくようにしています。


これがオーダーメイドのプログラムを提供するときに必要な情報の1つです。ワークショップなどの複数人参加するようなセッションでは、ここまでイメージの共有ができないので、プログラムはオーダーメイドではないです。

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