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デザイナーとしてのインプットをどうやって集め続けるか

はじめまして。みんなのウェディングのUXデザイナーをしている今泉です。

デザイナーとして生きていくには、デザインのインプットを続けることが絶対に必要だと思います。
成長し続けるためにはどんなインプットをしたら良いのかを改めて考えてみました。
これは私なりのやり方で、人それぞれ色んなやり方があると思います。

特にクライアントワークをしていた時とはインプット方法が全然変わっているなと思いました。
昔は新しいデザインをどんどん生み出さないといけないので、色んなサイトをとにかく見たり、色の研究をしたりしていました。
今はwebサービスのデザイン、特に「ユーザー体験の向上」が何より大事なことなので、見た目のインプットよりも、体験のインプットを増やそうと意識しています。

今後サービスのデザイナーになりたい、デザイナーとして成長したい、という人に向けて、少しでも参考になれ幸いです。

1.本を読む

勉強を始める時の必須手段。まずは本。
サービスを考える上ではこのあたりの本を読んでおくと良さそう。
まずは「ユーザー体験を考えるってどういうこと?」「デザイン設計の思想」みたいなものを蓄積する。

* ユーザビリティエンジニアリング
* アジャイル・ユーザビリティ
* 人間中心設計入門
* インタフェースデザインの心理学
* モバイルデザインパターン
* デザイニングインターフェース
* リーンスタートアップ
* 誰のためのデザイン?

あとはこれとは別に最初のうちはUIのパターン集みたいな本を持っておくのも良いと思います。
メニューはこういう形があって、こういう時はこういうデザインを使う、みたいな絵が書いてあるやつ!
これは自分の好きな本を本屋で選ぶのが一番良いと思います。

2.webメディアを購読する

インターネット業界のスピードは早いので、本が出版される頃には情報が古いってこともありますよね。
日々の最新情報はやっぱりwebメディアの方が早いです。
これもいくつか記事を読んで、自分が好きなメディアを見つけるのが良いと思います。

UX
http://uxmilk.jp/
http://l-orem.com/

webマーケティング
https://ferret-plus.com/
https://seleck.cc/
https://u-site.jp/

webデザインのTips
http://coliss.com/

アプリ
http://appmarketinglabo.net/

企業の技術ブログ
クックパッド
グッドパッチ

3.インプット用のSNSを作る

TwitterとFacebookは仕事用のアカウントを作っておくと便利です。
とにかくデザイナー友達をフォローしていくこと。
web業界のデザイナーは基本新しいもの好きだから、良い情報はシェアしてくれるし、サービスのデザイナーは自分の作ったものリリース情報として流してくれます。
私も自分で見つけるより先に、誰かがシェアしてくれた情報でインプットすることが多いです。

サービス系デザイナーの方がいるのはこのあたりのグループでしょうか?

Facebookグループ
webクリエイターのための情報交換所
UX Tokyo
SketchJapan(sketchはslackグループの方が活動的)
Sketch 情報共有

noteデザイナーのfladdictさんのアウトプット情報はためになります!

Twitter
深津 貴之さん

4.勉強会に行く

東京にはデザイン系の勉強会が多く、人気も高いです。
大体抽選になるので、行けるか分からなくても申し込んでおくくらいにしないと取れないほど…。
行って参加するだけだと勿体ないので、自分も登壇するのがおすすめです。。
だけど最初は懇親会に参加して、デザイナー友達を増やしていくことから始めましょう!

UX Sketch
UX MILK
UI Crunch
Service × Design
Think User First

サービス系
クックパッド
Prott
はてな
メルカリ ※最近デザイン系の開催がない
Retty

5.良いと思うデザインをとにかく貯める

webに限らず、良いなと思ったデザインは自分の引き出しにしまっておくことも大事です。
覚えておけない場合は写真やキャプチャを撮って保存しましょう。
Pinterestでも良いと思うけど、私はPinterstに飽きてしまって、結局自分で画像として保存するのが一番だなぁと思ってます。
iPhoneのアルバムに「スクリーンショット」が出来た時は大喜びしたデザイナーがたくさんいましたよね…。
それくらいUIデザイナーは日常的にキャプチャ撮る癖が出来ているのだと思います。

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直接的にはwebのデザインが一番参考になると思いますが、デザインが優れているものは世の中にたくさんあるので、webに限らずたくさんの良いデザインを見ることも大事だと思います。

美術館に行って好きなアートを見る、チラシやポスターのデザインを見る、雑誌を見てトレンドを知る…。
これらは自分が良いな!好きだな!っていう興味で続けていくと良いです。
「デザイナーだから」「仕事だから」と思って集めようとすると、日常的に続かないと思います。

6.webサービスを体験する

私たちが作っているのは web サービスなので、自分も他社のwebサービスを使ってみるっていうのは一番勉強になる体験だと思います。
例えば
* ネットで服を買ったことがなかったら、試しに zozo タウンで買ってみる
* 要らないものがあったらメルカリで売ってみる
* 投稿体験をするためにインスタで何か写真をアップしてみる

みたいに、世の中で流行っていて自分が使ったことがないサービスがあるなら、まず体験してみるのがおすすめです。
体験したら自分がどんな気持ちになって、何が使いやすくて、その後どんな行動になったのかを分析すると尚良いです!

7.アプリは何でもダウンロードする

良いアプリはとにかく使ってみること!
良いアプリをどうやって見つけるか?は、まわりで誰かが使っていて知らないアプリはもちろんだけど、たまにApp Storeのランキング見て、ゲームやネタ系じゃないアプリで知らないものがあったらダウンロードしてみるのもやってます。

とくにダウンロードしてから使い始める最初の体験を意識して記憶すると良いと思います。
慣れる前に、ダウンロードしたばかりのアプリで何が出来るのかが理解出来るかどうか。
すんなり使い始められたらそれは良い設計になっているハズなので、どうして使いやすいのかを考えてみること!

アプリはとにかくいっぱいになるので、適当にグループ付けて整理したりします。
普段はほとんど見ないけど、自分が作る時にすぐに開いて参考に出来るようにしておくと便利です。

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8.webのトレンドは抑えておく

ユーザー体験が何より大事と冒頭に書きましたが、トレンドを抑えておくこともデザイナーとしては大事なことです。
インターネット業界の流れは本当に早いので、例えば私がみんなのウェディングに入社した2012年はまだスマートフォンがここまで主流ではなかったですし、iOSのインターフェースガイドラインもアップデートされています。
この流れに乗れないのはまずい!ので、トレンドもちゃんと抑えておきましょう。

iOSインターフェースガイドラインとマテリアルデザイン
スマホのデザインのトレンドを作っている一番大きな波はアプリのガイドラインなんじゃないでしょうか。
例えば、iOSが「フラットデザイン」になったタイミングは、webデザインも大きく変わったタイミングだったと思います。
ガイドラインを読み込むのは結構辛いので、基本的にはOSデフォルトのアプリを触って見てみるのが一番手っ取り早いかな。
あとは大体何が変わったのかブログにまとめてくれる人が出て来るのでそれを読む、など。

webトレンドまとめ
探せばいっぱい出てくるので最低半年に一回くらい確認しておくと良いと思います。
「webデザイン トレンド」でググるといっぱい記事が出てきます!

自分達のサービスによってはトレンドのデザインを使えない場合もあると思いますが、「知ってるけど使わない」のと、「知らなくて使わない」には大きな差がありますよ!

9.良いと思ったデザインはシェアする

最後に、良いと思ったデザインを見つけたら、どんどんアウトプットすると良いです!

知り合いのデザイナーがシェアしてくれる情報が参考になるように、自分も誰かの参考になるアウトプットを与える意識をしよう!
そうすると見たデザイナー同士でコメントが付いたり、この人は良いアウトプットをくれる人だ、という認識を持ってもらえます。
良い情報はお互い様ですよね。
ましてや誰かがまだ見つけてない情報だったら嬉々として「ねーねーこれすごくない!?」っていうテンションでシェアするくらいが良いと思います。
そうすると段々自分と自分のまわりがお互い良いデザインの話が出来る関係になっていくと思います。

と、思ったので、自分もnoteはじめてみました!
不定期でアウトプットしていきます♪

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