手応えのあった天皇杯の応援

天皇杯1回戦、参戦された方お疲れ様でした。

非常に素晴らしい勝利を皆様と共有することが出来て、喜びもひとしおでございます。


アウェイ参戦機会が少ないサポーターと一緒に戦いたかった


今回、私が所属しているサポーター団体で色々と指揮を取らせて頂きました。

今シーズンのホームゲームにこっそり足を運び、現状夢スタではどのような雰囲気でどのような応援をしているか身を持って体感。これを活かして、今回は応援を組み立てました。

今回、こちら側の目的は「アウェイ参戦機会の少ないサポーターにアウェイの応援を体感して欲しい」というのがありました。良し悪し、好き嫌いは別にして、こちら側の応援を皆様に紹介しつつ、アウェイの面白さを体感して欲しかったというのがあります。


夢スタとは違うルーティーン


今回は天皇杯でしたが、アウェイでは試合前のルーティーンから当然、夢スタと違います。

今回の例ですと、開門が試合開始90分前。
そして、幕搬入が開門後30分。しかも運営と連係を取って幕が飛ばないように幕の下に紐を装着させ固定する作業等、短い時間でやらなくてはならない事があります。


幕搬入が終わると試合開始まで1時間を切っています。
もう10分~20分もしないうちに選手がアップに出てきます。
余裕ありませんよね。


今回は極端な例ですが、アウェイではこういうケースも実際あります。


その為、1週間前の讃岐戦。
普段南ゴール裏の太鼓付近に集まっているサポーターに「出来るなら10時迄に、すぐに応援に入れる状態で来てほしい」という事を伝えていました。
開門後はどうしてもバタつきます。それを見越して余計な事で時間をかけたりパニックになったりしないように、早めの集合をお願いしました。

実際、10時頃にはある程度の数のサポーターが集まり、列整理が始まる前に打ち合わせも出来ました。
打ち合わせの内容は、試合前の流れと試合中の応援方法についてです。
内々ではなく、ある程度オープンで行いました。
正確に数えてはいませんが、十数名は参加していたでしょう。
この打ち合わせをやるかやらないかでは大違いでした。
時間は10分程。この10分は有意義なものになったと思います。


因みに、試合前1番の懸案だった横断幕搬入はおかげさまで数多くのサポーターの協力、そしてスタッフの迅速な対応等もあり、30分という時間内で完了する事が出来ました。
これ嬉しかったですね。

そして試合に向けての応援に対する準備も滞りなく進みました。


身の丈に合った応援を精一杯!


愛媛の太鼓や手拍子のレパートリーや一体感。そういった応援のクオリティに今の我々が勝つことはできません。今回に限らず、アウェイではこのようなケースが出てきます。
そういう時、どうするか。
背伸びせずに身の丈に合った応援を精一杯やることだと思います。

実際、愛媛戦で使ったのは基本コールのリズムと自然発生に近い手拍子、良いプレーに対する拍手。鼓舞する為の拍手。
これだけです。
「えっ?これだけだったっけ?」
と思っていた方がいてくれたら嬉しいですね。でも、よく振り返ってください。
本当にこれだけでした。


ピッチ上から伝わる事を拍手や手拍子を通してスタンド皆で共有し、ピッチに皆で想いを届ける。応援のレパートリーは少ないけど、1人ひとりが周りのサポーターと共に出来る応援を懸命にやる。

応援スタンス関係なく、ピッチに想いをぶつければ、嫌でも試合に参加している実感も沸いて来ます。

それが、結果としてスタンドの「熱気」になればと思います。



メインスタンドの手拍子に感動


最初のコーナーキックの際、昨年のような手拍子がメインスタンドからも聞こえて来ました。今年はリュイス前監督が煽らない限り、メインスタンドからあまり手拍子が聞こえず、私個人としては寂しかったんですよね。
アウェイでは引き続きやっていたのですが、正直辞めようかとも考えていました。
今後のアウェイでも引き続き使っていこうと思います。

セットプレーに限らず、良い場面での拍手やチャンス時の手拍子の後押し等も含めて色々と伝わって来るものがありました。

太鼓や手拍子にも協力頂いた事にも感謝しております。


勝利の瞬間を分かち合うこと


今回はピッチとスタンドの様々な想いがぶつかり合っての結果だと思います。

ピッチの選手達の躍動。今までと違いましたよね。ピッチの選手を皆で手放しで讃えて、心からの拍手で迎えられるのは至福の時間です。

勿論、勝利が1番ですが、それに自分も真剣に応援したという充実感が重なれば更なる喜びになると思います。

いつも以上の充実感を得られたサポーターが1人でも多くいてくれたら、共に戦って良かったと思います。


終わりに


長々と偉そうに語りましたが、土曜日は手応えを感じた1日となりました。

御無理を言ったにも関わらず、協力頂いた方々に改めて感謝申し上げます。

バックスタンドでは夢スタではまだ解禁されていない立ち応援も行いました。ゲーフラを高々と掲げたり、入場時にはタオルを一斉に掲げたり。

ハーフタイム中も周りのサポーターと前半の応援を簡単に振り返ったりしながら出来る範囲て応援を組み立てました。

土曜日の応援、良し悪しは別として、今後の皆様のFC今治の応援活動に参考になることが1つでもあればと思います。


さて、今日の午後はアウェイでヴァンラーレ八戸と対戦します。

次はリーグ戦。布新監督の初陣勝利と共に吉報を今治へ届けるため、戦ってまいります。

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