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詰め物が取れることはメッセージ♪

週末診療で治療を担当させていただきました。

今月、2か所の詰め物がとれてきた

初診ゆったりコースの患者さんです。

2か所とも歯と歯の間を削られていて

金属はどちらも小さくてひとつの金属は

真ん中に穴があいていました。

残っている歯も少しだけ欠けているようでしたし

歯の底の部分は黒くはなっていましたが

そのままでも問題なさそうでした。

歯と歯の間を削られているので物は詰まりやすく

咬みにくいようでしたし、

一か所は再度金属の被せ物を付け直し

もう一か所はセメントを詰める治療をさせていただきました。

新しく削りなおしたり、新しくセラミックにしたりは今回もお勧めしていません。

お口の中を拝見すると

対合する歯には大きめの金属がせり出すように被せてあり

ピカピカと光って擦れているのが良く分かりました。

今回詰め物がとれてきてくれて

よかったです。

もし詰め物が外れなければ

金属によって顎の自由さは制限されて

歯にトラブルをおこすか

あるいは時間をかけながら

身体の歪みが起きるようにも感じました。

取れてきてくれたおかげで

自分では調整できない無理を

(といっても金属さえも時間をかけて穴をあける力を持っている)

器械を使って必要なだけ取り除くことで

顎は今までそうしたかったように自由に

身体ももっとのびのびと自由に

動けるようになったのではないかなと思います。

一か所変わるだけで

例えば左の一か所が変わると右の当たりが変わるし

奥が変わると手前が変わります。

人の体は少しで変わります。

だから、今までもそのことが起きていたはずでした。

咬んだ時の音はくちゃくちゃしていて

澄みきった心地よい

きれいな音ではなかったです。

被せ物が外れて、それを付け直すだけでも

微妙に顎の動きが変わります。

だからこれからは、今まで身体や顎が

時間をかけてすり減ってバランスをとってきていたように

そのリズムとテンポにできるだけあわせて

最小限がよいのではないと思います。

詰め物がとれるということ一つとっても

それは悪いことのようでいて

そうとは言いきれないように思います。

何をしてもOKであっても

変化の過程がスムーズなのもまた

それはそれでいいと思いました。

https://ameblo.jp/sizensika/entry-12635043829.html?frm=theme

2020-10-31 過去記事より

今日の午後に来られた方も、詰め物がとれて

暫くしてから受診された患者さんでした。

状況にもよりますが、全然悪くなってない。

奥の金属の当たりがあったので、

暫く詰め物をしない期間がもてたことで、

おそらく歪が緩和されたように思います。

*ただ、ここで問題なのは歯医者嫌いでさぁと

恐れがある人・逃げている方の場合が

特にそうだという印象を持っているのだけれど、

詰め物がとれて、それがよくない状況であるケースも

実際にはあります。虫歯が進行していることもあるので、

一概にOKとは言いにくい。

感覚的にOKというのが、

うまく伝わりにくいのが難点。

あわてて新しく削って被せ物を作り直すよりも

取れることにも意味がある。

今のそのときの咬み合わせをみて、

ぴったり外れた被せ物を合わせてつけなおす

あるいは、ただ詰めるだけの方が

侵襲は少ないと思います。

個人的には詰め物がとれた際の

フォロー(かみあわせ調整と再合着)は

好きというか得意な治療と思っているので、

ご縁あったら思い出していただけたら嬉しいです。

そして、とれたときには怖がらずに、

身体の声に従って

タイミングをはかって、

ご受診いただければ幸いです♨🏰

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