私がジョンレノンを好きな理由

「ジョンレノンのどんなところが好きなの?」
そう聞かれた時、ふと口をついて出た言葉は
「自信がないところかな?」だった。意外な答えに、自分でも驚いた。

ジョンレノンと言えば、言わずと知れた世界一有名なバンドTHE BEATLESのリーダーで、数々の素晴らしい名曲を世に送り出し、平和運動を先導し、亡くなった時は世界中に衝撃を与え、今でもファンが絶えない。

素晴らしいところなんて、数えればキリがないのに、私にとってのジョンの魅力は「1人の人間ジョンレノン」としての魅力だった。

あれだけの功績を残しても、どこか自信なさげで、謙虚で、お茶目で、繊細な、人間臭さみたいなものに私は惹かれている。

ジョンレノンの生い立ちやアーティストとしての感性が、彼自身を傷つけ、癒しを求めて人を愛し、曲を作り、それが全世界の人の心を揺さぶった。

彼の物語が自分の物語と重なり、共に喜び、共に悲しむ。

もがきながら挑戦し続け、傷つけられても決して人を傷つける事なく、愛と平和を訴え続けた。

そんな姿や歌に、人々は心を打たれるのだと思う。

英語と歌のヘンタイを自認する私は、彼の楽曲の詩を深読みし、彼の心を感じながら歌う。
それはどこか物悲しく、優しく、助けを求めているようにも思える。

私は、そんな1人の当たり前の人間としてのジョンが好きなんだな〜と、改めて思った。

そして、私も、そんな「1人の人間あっこ」として生き、歌い続けたいと思った。

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