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『混合介護の弾力化』訪問介護の新しい形ー混合介護ってなに??ー

こんにちは!かずき🦊です!
今回は、自分が主で取り組んでいるメインテーマ
「混合介護」について発信して行こうと思います!!
正直、まだ発信するのには早いかな?と思っていましたが皆様に知っていただきたいのでまとめさせていただきます!

混合介護ってなに?

「保険内サービスと保険外サービスを一体的に行う介護のこと」

今までは、保険外サービスは使用できなかったの?と言われそうですが
現状も、保険外サービスは提供されていますが、同時には行えず、連続ならば認められています。

例えば、A利用者が、60分の身体介護(入浴介助と排泄介助:保険内)と、家事代行サービス(庭の草むしり:保険外)を希望している場合。
Bヘルパーさんが行なう場合は、事業所にいったん戻ってから、再度Aさん宅に訪問に行く(先ほどの記録とは、分けて記録する)
Cヘルパーさんが、Aさん宅に訪問に行き、草むしりを担当する

現在は、実際にこのように面倒で不合理な使い分けをしなければなりません。非効率すぎますよね・・・
しかし、介護保険制度が公費によるサービス提供である以上、自費負担すべきサービスと明確に分けることは仕方ないのです。

混合介護が認められることで可能となることの例

混合介護が認められるようになると、このような費用や時間の無駄が省かれ、効率よくサービスを提供することが可能になります。

国がついに規制緩和に乗り出した?

2018年9月に「介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせて提供する場合の取扱いについて」厚生労働省は訪問介護と通所介護における「混合介護」のルールを改めて整理し、都道府県などに通知しました。

国家戦略特区に名乗りを上げた豊島区において検証が行われている。
2018年8月1日から2021年3月31日まで豊島区で行われるモデル事業で、豊島区での実績をもとに今後制度化されるかどうかが検討されます。
▽日用品以外の買い物
▽趣味などへの同行
▽庭の手入れ
▽書類の確認・分別
▽Webカメラやセンサーによる見守り
▽ペットの世話
以上が実際に、混合介護として行われているサービスです。

※現在は、豊島区のみでしか行われておらず実証段階

メリット
利用者側からすれば、負担費用が増えるものの、生活の質が向上するのは明らかで
家族もより利便性が高くなる素晴らしいサービスだと個人的に感じています。趣味などを諦めなくても良い、スマート介護が在宅で受けれるなど、実際の現場で諦めていたサービスを併用し行うことができるため自分はこの混合介護が全国で可能となることを強く、強く望みます!

課題

例えば混合介護が今後普及した際、保険外サービスについての事業者の監督や指導に関し、行政がどこまで・どのように責任を持つのか等、通知の中では突き詰めていない。豊島区のルールでは事業者に義務付けた「ケアプランへの記載」も、厚労省通知では努力義務止まりだ。「保険者として市区町村は、保険給付のあり方への関与を従来から行っているが、今回の通知を受けて保険外サービスはどう考えるべきか。利用者保護という観点の一方で、事業者が任意で提供する保険外サービスに関し、保険者が指導・監督等でどこまで関与すべきか、通知からは見えてこない」

混合介護の普及を占ううえで最大の焦点は、規制緩和による「保険外サービス」の対象拡大だ。ただし、規制緩和や特区構想は内閣府の所管事業。それゆえ、厚労省などとの関係は一筋縄ではいきにくい。21年度の介護報酬・制度改定を議論している社会保障審議会でも、給付と負担を巡って「保険外サービス」や「自己負担」、といった単語が頻繁に飛び交うが、議論の俎上に「混合介護」はなかなか上がってこない。

所感

豊島区では以下の2つが限定的に認められています。
(1)介護保険サービスと介護保険外サービスを同時一体的に提供する
(2)介護保険サービスの付加価値をつけた部分に料金を上乗せ設定する

(1)は、先の例でいえば、要介護者の夫の食事と、要介護者ではない妻の食事の支度を一緒にできるようになります。
(2)は、医療や健康に関する資格やコミュニケーションスキルをそなえたヘルパーに対する指名料を上乗せできるようにするものです。

これは、介護士の個を利用者が評価、選択できる新たな取り組みであり
自身が掲げている。介護業界で、「努力が報われる、個が正当に評価され、適切な報酬が受け取れる」仕組みの大きな一歩になると考えています。

しかし。厚生省の全国通知では指名料などは、明確に否定されています。
今後の規制緩和により、1人でより多くのケアを提供できる(効率性)、介護士の報酬が上がる。この2つこそが介護業界の人材不足解消への最善手段だと考えております。

課題も多い混合介護ですが、前進しているのは間違いないです。
在宅介護の変革である、混合介護の今後に目が離せません。
継続して情報を発信していきます!

ご視聴ありがとうございました。重要なテーマであったため、熱をこめて書きましたが、空回っていたらごめんなさい!
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