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『ボードゲームよもやま話』エッセン23 新作の前情報雑感

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アナログゲームマガジン|秋山真琴|note

今回はエッセンで発表されたり発売されるゲームについて、ざっとルールとか動画とかを見たり見なかったりしてゲームを紹介する回です。
情報はBGGの特集ページより持ってきましたが、リンクを貼るのは面倒だったので気になったらBGGでそのゲームを検索してみてください。
前半はとりあえず「良いね」がいっぱい付いてたゲームを上からいくつか見て選びました。後半はざっと見て自分が気になったヤツを選びました。膨大過ぎて気を失うかと思いました。小箱カードゲームはルールまで把握するの難しくて少なめですね。

■何か投票集めて人気のヤツ

気になるヤツをセレクトします。拡張は抜かします。あと、アメリトラッシュかなというゲームも抜き気味。

適当に邦訳タイトル付けると『狂信者の宴』とか。裏切り者の出てくる協力ゲームでアンファゾマブルとかギャラクティカとかの類かなと。こういうゲームは爆発的人気が出ないと日本では最初のタイトルが出て拡張が日本語化されないか、一部のファンが自家訳で細々と遊ぶ感じになるかと。まあ、アメリトラッシュ系譜かと。最初から拡張がいっぱい。
追記
そういえばちゃんとルール確認してなかったなと確認してみた。このゲームは人気ビデオゲーム「Among Us」に触発されて作られたっぽい。「Among Us」は宇宙船を舞台に裏切り者が居る中で船内で仕事をやりきるというもの。どのようにボードゲームに落とし込んでいるのか気になる所。人気が桁違いなので、日本語化あるかもね。


ルチアーニの新作。個人的にはルチアーニがデザイナーの中で一番良いと思っているので(いうてアヌアンキとかはキックしてないけど)特に内容を知らない。ネットワークな感じのマップは見た。まあ、テンデイズゲームズさんで扱うだろうし、今内容を調べなくてもいいかと。


猫島。プレイ写真を見ると一目瞭然。


クトナー・ホラ:銀の都。クトナー・ホラはチェコの都市。
アクション選択が6枚のカードで行う。3枚まで使用出来るが1枚使うたびにもう1枚その下へ置く必要がある。また、1枚のカードには2つの効果があってどちらかを選択しなければいけないもの。アクションが狭まって悩ましく、じゃぶじゃぶにならない感じ。
ボード上では資源を回収したり、建物を立てれたり、銀鉱堀を派遣出来る地下があったりする感じ。銀を掘るというと荒いゲーム性の印象を受けるけど、色々と設定されていて調整されている印象。


アンコンシャスマインド。直訳すると無意識の意識みたいな感じ。
ワーカープレイスメント、エンジン構築、アクションプログラミング、ロンデルの要素が入ったゲームで、世界観としてはフロイトが生きた時代の精神分析や心理学の世界を舞台としている。
デモなので販売は無いっぽいですね。この見た感じ大分面白そうでワクワクします。各所には細かいアイデアが溢れていて良いなと思います。
ワーカーを置く部分はアクションに対して4方向から主張出来る感じになっていて、それが行列で並んでいるので隣の場所を圧迫する感じなっていたりします。患者となるカード上には透明な病状カード(ロールシャッハの様な)が重ねられていたり、アートワークとコンポーネントの選択とゲームがちゃんと融合している印象があります。
ただ、時間が1時間から2時間と幅があるのが気になる所で、こういったゲームはゲーム終了条件がトリガー式だったり。


白鷺城というタイトル翻訳になるのかな?「赤の大聖堂」の作者のようです。個人的に「赤の大聖堂」に対する評価が低いので、このゲームに対する評価も低く、現段階で内容について調べない事にしておいてます。


フロムザ・ムーン。
ローバーに資源や人を載せて月面フィールドへ運んで、周囲へ移送出来るという動きやローバーのコマ自体が一見出来る特徴かなと。順当に面白そうだが、フランスのメーカーなお陰かなかなかお高い値段ですね。なんだかんだでオーソドックスなゲームな気がする。


3リングサーカス。
個人ボードにサーカス芸人のカードなどを置いてプレイしていくが、ボード上に描かれたアイコンによってアクションのパワーが変化していく。つまり、カードをどんどん置いていくのでアクションが弱くなっていくため、色々と計画してプレイして行かないと駄目そう。ただ、カードに描かれたテントアイコンでまた別の部分が増えていくので、そのバランスの中でプレイする感じ。値段の割に重め。おもろそう。

アレボレア。各プレイヤーは独立した村マップを持っていて、村人を動かして資源を動かしていくワーカームーブメントな所がメインどころのアクションかなと観察。スタートする場所もタイル上で可変する。メイン以外にもメカニクスはあるが、よくわからなかった。アートワークが個性ある感じ。


セプティマ。これもデモ版の発表なので販売は無い様子。美麗な感じのアートワークで盤面としては楽しげに見える。テキストもある様子なので、その辺の整備は必要なゲームかと。
同時アクション選択でカードによりアクションをプロットして実行し、かぶりがあればボーナスが発生するが、環境からのネガティブなリアクションがあるらしい。半協力的な雰囲気があるとの事。半協力というとバランスが取りづらく、ちょっと機能するのか怪しい感じのするゲーム。

プランタ・ヌボ。アクション自体は縦横に並べられたアクションタイルの2枚間にタイルを置いて、そのどちらかを実行する感じ。個人ボード上にお花畑を植えていくと、キューブが置かれてそれを使用出来たり、個人ボードのお花畑タイルが並んだらその上に森タイルを重ねることができる。他にもボードにタイルを置くことで効果が起こったり、パズル的に連鎖していく感じのゲームかと。

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