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その音。

チクタク。チクタク。
とん…とん…とん…
ドク・ドク・ドク

そんな音を聴きながらふと小さい頃を思い出しておりました。
そんな11月の朝

音で思い出す

私は幼少期祖父母の家で過ごすことが多く

お泊まりの際に、左手側に祖父、真ん中に私、そして右手側に祖母

祖父母にサンドウィッチされて3人並んで眠りにつくことが大好きでした。

私の冷たい足先を冬はいつも祖父が温めてくれたのを覚えています。

祖父母の寝室の壁には時計がかかっていて

その時計が主張大きめな音で
『ちくたく・ちくたく』
と音を立てながら時を刻んでおり

小さい頃はそれが少し苦手でしたが
その音を聞いている間に眠りに落ちていました。

そんな一定のリズム。チクタク。

今朝、夫の脈拍を聞いていて(脈をとっていたわけでなく頭をゴロンとしたら腕から脈が聞こえてきたのですが)

その祖父母の寝室の音を思い出しました。

チクタク・チクタク
どくどく・どくどく

繰り返される一定の音にはなんだか安心感を感じます。

音から逃げたかった時

私はベトナムにいた時にある時急に、ありとあらゆる音が苦手になってしまい

映画館に行くことも
飲食店で食事をすることも
3人以上の集まりに行くこともできなくなりました。

人と話せない
大好きな音楽も聴きたくない
誰かといるのも音が気になって辛い

入ってくるもの全てが気になり
頭に響き
それがずっと頭に残り、苦しい

そんな感じ。

その時、チクタクを聞いていたらどうだったのかな?落ち着いたのかな?
なんて考えてみましたが

今は音がそこまで苦手ということもないので、検証もできないのですが・・・

ただ、今を感じる音

目を閉じて

ちく。たく。
どく。どく。

そのリズムと共に、呼吸をしてみる。

吐くいきはすこーしだけ長くしてみて

でも大切なのは自分が心地よいと感じるリズムと呼吸

メトロノームのように
正確に繰り返される中で

ゆったり呼吸をしてみる

気が向いたらちょっと身体をゆーらゆーら音に乗せて揺らしてみて

呼吸をリズムで制御しているようですが
制御するというより

ゆだねている感覚

揺るぎない安定感というリズムが

心を、なんだかスーッと落ち着かせてくれるように感じました。

誰かに背中をとん・とん・とされながら眠る
繰り返されるリズムと安心感
触れられたところから広がるあたたかさ
心地よいですよね。


とん、とん。
どく、どく。
ちく、たく。


すーはー。

今日もやさしく、色んな自分にハロー😌
と言える

そんな日になりますように願う気持ちを込めて🙏

お読みいただきありがとうございました✨

shanti shanti shanti 

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