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あっという間の1年・・・M-1

まず、声を大にして言いたいのは、お笑いが大好きですし
M-1も大好きです。
これから書くことは批判でもなんでもありません。

ただ、初期のM-1はとても面白かった。とたまにふと思うわけです。
※ここでの初期は中断前の時期を指します。
しつこいですが、近年のM-1がつまらないわけではありません。
初期がめちゃくちゃ面白かったんです(個人的に)

大会の規模は今のほうが大きくなってますし、正直芸人さんのネタのクオリティもあがっていると思います。
ではなぜか。

僕が思うに、初期のM-1は
「一夜にして人生が変わる」感がめちゃくちゃ強かったんです。

もちろん、いまでも優勝した芸人さんの人生は一夜で変わると思います。
ただ、たとえば、再開した2015年以降、優勝したコンビ、
トレンディエンジェル、銀シャリ、とろサーモン、霜降り明星、
ミルクボーイ、マヂカルラブリー、錦鯉

ほぼ全員、大会前から知っていました。
ミルクボーイだけは知らなかったですが。

どんなコンビで、どんな漫才をするんだろう、そんなドキドキ感が初期ははんぱなかった。と思うわけです。
これは、筆者がどんどんお笑い好きになっていたことや、
お茶の間にお笑いがどんどん浸透していったこと、
それに比例してバラエティ番組が増えたことの結果だと思います。
だからしょうがないことなんです。

Youtubeでほとんどのコンビのネタをあらかじめみることができます。
ネタを楽しみたいならそんな事前にチェックするなよ、というツッコミをうけるかもしれませんがまぁそこは許してください。巨人師匠スタイルなもんで。笑

そういった意味ではミルクボーイさんはすごかったですよね。
実力・人気ともにあるかまいたちらを蹴散らしての優勝。
完全に会場、そしてテレビの前の各家庭の空気もミルクボーイのものにしていました。
この年はあまり知られていないコンビが比較的多かったと思います。
もちろんお笑い好きからすると知っているかもしれませんが、そうでない方々、世間へのTV露出ということを考えると、です。
ミルクボーイ、ぺこぱ、からし蓮根、すゑひろがりず、見取り図・・・
久々に心躍るM-1でした。
もちろん、本来は面白さであったり、漫才の腕を競う大会なので、知名度云々は関係ないです。わかってます。
それでも初期M-1を彷彿とさせるような匂いを感じて筆者は嬉しかったです。

アナザーストーリーでの内海さんの散髪シーン、駒場さんの涙、ぐっときますよね。

初期M-1にはおぎやはぎ、スピードワゴン、麒麟、千鳥、フットボールアワー、チュートリアルらが、まだ全然ブレイクする前にでてました。彼らは結果的に今の若者達にも知られくらい売れっ子になるわけですが、
ハリガネロック、アメリカザリガニ、2丁拳銃、りあるキッズ、POISON GIRL BAND・・・
今の若い子たちに知ってほしい。今のこの時代にたくさんの面白い漫才師がいたのと同様に、一昔前も、とてつもない漫才師たちがいたことを。少し生まれる時代が違えば、M-1優勝、超絶売れまくりなんてこともあったのでは・・・少したられば過ぎますかね。。

YoutubeもなければTwitterもまだない世の中、テレビもいまほどはお笑いブームがなかったのではないでしょうか、舞台、漫才に命を懸ける彼らの姿は本当にかっこよかったです。

と、ここまではだいぶ前に書いて下書きに残していたものなんです。
この間、出張も多く仕事で忙殺されている間にM-1はどんどん進み、いよいよ決勝。
するとどうですか、今年のM-1決勝メンバー!
まるで下書きの中身をみて忖度してくれたかのような、なんか久々に、いつも以上の心躍るメンバーです。
応援していたコンビはことごとく落ちてしまったのですが、私情なく純粋に楽しめるということで。。

泣いても笑ってもあと数時間で王者が決まり、そしてまた新たな1年間が始まりだす。。
楽しみですね!!


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