IoTで検証!ネズミ(デグー)は一日何m走るのか!?

とっとこ~走るよハム太郎

という人気アニメのオープニングがありますね。
ハムスターやラットなどの齧歯類(げっしるい)は昔からペットとして人気の動物です。

ところで彼らが回す滑車、眺めていると、一日中回してませんか?
暇さえあればランニングと、ライザップもびっくりのストイックぶりです。そこで、こんな疑問が生まれました

ネズミは、一日で何m走っているのか

そこで今回は、弊社のCTモニターを応用して、検証してみます!CTモニターが何かわからない人はこちら。いわゆる、生産効率を管理できるIoTサービスです。

目次・今回のキャスト・ケージのIoT化・実際に試してみた

今回のキャスト

「デグー」と呼ばれる品種のネズミです。

デグーがわからない人のために、Wikipediaより少し情報を。

- 目 : 齧歯目(ネズミ目) Rodentia
- 亜目 : ヤマアラシ亜目 Hystricognathi
- 上科 : デグー上科 Octodontoidea
- 科 : デグー科 Octodontidae

このサイズの齧歯類・哺乳類としては知能が高いことで知られる。ある程度の集中力・学習性があり、頭の良い個体であれば簡素な学習行動が可能

賢いので「お手」や「お回り」ができます。とても愛らしいです。

ケージのIoT化

今回の舞台はこちら。

このままだとただのペット用ケージなので、IoT化しちゃいます!

取り付け
今回は、滑車に磁気センサを取り付けました。線をかみちぎられる恐れがあるので、上側に貼り付け。テープで固定。

一周するごとに、磁石がセンサに近づき、信号がクラウド上に上がる。その信号間隔をリアルタイムに記録するという、簡単な仕組み。サイクルコンピュータの原理と一緒です。つまりIoTサイクルコンピュータ!
滑車の大きさは直径25cm。なので、一周で進む距離の換算式は次式になります

モニタ画面

モニタ画面はこちら。

いつもデモで使っている画面なので、便宜上彼は「品番_3」になりました。走るたびに、時間ごとの生産数として、周回数と周回時間が記録されます。また、リアルタイムに状況がわかるので、今、滑車を使っているかどうかもバッチリ把握できます。これで、何m走ったかが周回数から計算できます。たった20分でIoT化完了です!デグーも20分でビジネスペット化...!

実際に試してみた。

さっそく気になる検証結果を発表しましょう!!

  何m走っている?
結果はこちら!

7476周走っていました!!総距離は...

5.87km!!Oh...

分析
せっかくなので、少し中を掘り下げてみましょう

・時間毎の周回数の伸び
クラウド上にデータがたまり続けているため、いつどのくらいのペースで走っているかが一目瞭然です!!リアルタイムでそれが見られるので、「ペットの遠隔管理」にも役に立つと思います。

単にログを取っているだけですが、時系列で並べると、特徴が目に浮かぶと思いません?いつ頑張っているか、このころは休憩中なんだ、、、!とか。

品番3君にとって、17時から18時まではお昼寝の時間だったみたいです。
しかし、総じてずっと走り続けている。。。ライザップもびっくりの精神力!

・周回時間のヒストグラム
また、時間間隔も逐一クラウド上に蓄積されているため、どのくらいの速さで滑車を一周回すかも可視化できます。1回転あたりにかかる秒数をヒストグラムにしてみましょう

見てみると、1.4秒が最も多いですね。(この値を、統計用語では『最頻値』、『モード』などと呼びます。)しかし、1秒で回れている時もあります。ということは、まだまだ鍛えがいがありそうですね!

まとめ

こうして、世界にまた一つ新たなトリビアが生まれました。

「デグーは、1日5.87km走る」

走りすぎ!私も彼に負けずトレーニングをし、夏までに理想の体を手に入れよう、、、と誓いました。

身近で気になるところのデータを、工夫次第で簡単に取得できるのが良いですね。ログが取れるので、本当に多岐にわたる応用可能性があります。今回は、単純な興味だけでなく、見守りの意味でも有益だと思います。滑車が回っていない/回っているけどいつもより遅い...など、工夫次第で物言わぬペットの異常にいち早く気づけます!

Day1.でも話したとおり、IoTは目的ではなく手段なので、日常の不便や好奇心を解決する一つの選択肢として持っておくと、めちゃくちゃおもしろいですよ!

明日も、そういう話。絶望を希望に変えたい一人の男の話です。ではではっ

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 22日目の記事です。まだの方は是非ご登録よろしくおねがいします!

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imaimai

ゼロから作るIoT

【技術者向け】ハードウェアから無線技術、クラウドアーキテクチャからデータ分析手法まで、IoTに関する知識を総ざらいし、実践すればIoTサービスが使えるように書いています!
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