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金沢市在中、中学生・小学生の男子二人の母。子育て建築士。一級建築士として仕事をしながら…

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金沢市在中、中学生・小学生の男子二人の母。子育て建築士。一級建築士として仕事をしながら、子育てに奮闘。日々の気づきを綴っています。コロナ禍の前にロンドン郊外St. Albansに滞在して貴重な経験を得ました。その記録もご笑覧ください。

マガジン

  • imanの子育てひろば vol2

    「子育てが趣味」のimanのtipsを紹介します。子育てを始めてもう13年。趣味と言えるようになるまでには、たくさんの試行錯誤、葛藤、時に大失敗がありました。趣味だからこそ、結果を問わず楽しめる。子どもたちがどんな大人になるのかは、とっておきの「お楽しみ」です。英国滞在記に引き続き、日々の気づきを綴ります。

  • 英国St. Albans便り

    2019年4月から2020年3月まで、ロンドンの北にあるSt. Albansという街に家族で滞在した時の日記です。子育てを中心に、日々の生活の中の小さなことから、息子たちが通った地元の学校のことまで、幅広い視点からの気づきを綴っています。

  • imanの子育てひろば vol.1 (2017~2018)

    別のブログサイトに掲載していたブログをお引っ越しさせました。投稿日と記事作成日が異なりますが、少し前のimanの子育てをお楽しみください。

  • イギリスから帰国するまで・コロナ日記

    2020年3月、新型コロナウィルスの感染拡大でロックダウンとなってしまったイギリスから逃げるようにして帰国してきた記録です。

最近の記事

【選択肢を用意してみる -中学男子編-】

我が家の洗面所のタオル掛けは、市販品を強力両面テープで洗面台側面に留めてある。さすが強力テープ、留めてから3年ほどビクともせずに固定されていた。 ところが、昨年ごろからそのテープが外れ始め、外れかけては押しつけて留め、時にはガムテープで仮押さえし、を繰り返し、ついにしびれを切らした夫から留め直し指令が出された。言い出しっぺにテープを買ってきてもらい設置し直したところ、しばらくは固定されていた。でも、数日でまた外れてくる。 実は、最初に使ったテープと夫が購入したテープのメ

    • 【次男の報告  〜心理的安全性があってこそ〜】

      夕方、仕事から帰宅すると次男がちょっとおどけた顔で、 「ねぇママぁ、今日ね、テストで10点を取った」と声を掛けてきた。 え? 10点は何点満点中? すると次男が「50点満点」 と答えた。おお、100点満点でなくて良かったと少し安心していると、 「だってさあ、問題わかりにくかったし、一つは資料かなと思って問題解くの忘れてたし。」 「自分でも、どうしてこんな点数とっちゃったかなぁってびっくりしたよ」 と笑顔で話しかけてくる。 いつも、のび太みたいに0点を取ってみたい

      • 【イヤな思いを消化した次男】

        金沢では今週に入ってからずっと雨。 昨日も大雨の中、次男がびしょぬれになって帰宅しました。 玄関で、濡れたランドセルと制服をタオルで拭きながら 「びしょびしょになっちゃったねえ」 と声かけると 「風が吹いてきたから傘閉じたからぬれちゃった。今日はずっとびしょびしょ。2限目には泣いちゃったしね」 え? 泣いちゃったの? 訳を聞くと、 「友だちとちょっと揉めてね。その子が『バカ』とかなんとか、ひどいこと言ったから」 そうだったのねと思っていると、続いて 「でもその子、

        • 【1%に掛ける  -思春期男子の脳の中-】

          中一男子の長男。 何か困ったことがあるとすぐに 「ママーっ、〇〇ないんだけど」 「ママーっ、〇〇できないんだけど」 と言ってくる。 そして、私はほぼ毎回 「しらないよ」 「自分でやってよ」 と答える。さながらコントである。 今日も、部活のウィンドブレーカーを片付け始めたところで、 「ママーっ、ハンガーがないんだけど」 と言ってきた。 ハンガーは、洗濯干の近くにあることぐらい長男は知っている。もちろん「自分で出してよ」と答えた。 でも、あまりにもなんでもかんでも困ったら

        【選択肢を用意してみる -中学男子編-】

        • 【次男の報告  〜心理的安全性があってこそ〜】

        • 【イヤな思いを消化した次男】

        • 【1%に掛ける  -思春期男子の脳の中-】

        マガジン

        • imanの子育てひろば vol2
          25本
        • 英国St. Albans便り
          50本
        • imanの子育てひろば vol.1 (2017~2018)
          10本
        • イギリスから帰国するまで・コロナ日記
          4本

        記事

          【なかなか、大人でもそれは言えない】

          次男が夏休みの工作をしている横で、長男が、買ってもらったばかりのハンドボールで遊んでいると、色塗り最中の箱にボールがぶつかった。すると次男、 「良かったねえ。箱の外側、塗ってなかったから。」 たしかに、ちょっと前に面倒になって外側は塗らないことにしてた。そのお陰で、おニューのボールは汚れなくて済んだ、というわけだ。 それでも、作っている最中の「作品」にボールぶつけられて、ボールの無事を喜んであげるなんて、大人の私でもなかなかできない。

          【なかなか、大人でもそれは言えない】

          【自分がやりたいことはやっていいんだよ】

          日曜日も夕方5時。そろそろ夕飯作りに重い腰を上げなければと思っていたところに、 「これからホットケーキ作って良い?」 と長男が声を掛けてきた。 いやいや、これから私は夜ご飯の準備だよという心の声が頭の中をこだましたが、長男が「お腹空いちゃってさ。甘いもんが食べたくて」ととびきりの笑顔で話しかけてくるので、反論する気がすっかり失せて、「自分で作って、片付けまでするなら良いわよ」と言ってしまった。 すると、次男が「オレも手伝う〜」と寄ってきてホットケーキ教室が始まった。という

          【自分がやりたいことはやっていいんだよ】

          【パブロフの犬と親力】

          我が家の次男は食いしん坊。 どうやって美味しく食べ物をいただくか、その発想は時に感心させられます。 本日のお昼ご飯はラーメン。いつもの醤油味のスープ。すると次男、 「バターを入れると美味しいんだよね〜」 とニコニコ顔で冷蔵庫に向かいます。 バターとナイフを持ってきて、四角に切り取って盛り付けられたラーメンに乗せます。そして、ちょっと溶かしながら面に絡めてすすります。 なんとも美味しそうに食べること。黙々と味わいながら食べています。時々 「うま〜っ」 という言葉がまた一層

          【パブロフの犬と親力】

          【指示しない・気にしない・自己責任】

          「子どもの自主性に任せる」子育ての具体的なヒントになるかしら? と思って投稿しています。 息子たちは毎朝天気予報を確認します。そして二人で、「今日は晴れだね」とか、「最高気温が16度しかないよ〜」とか話しています。 そして、予報から判断して、傘を持って行き、雨靴(防水シューズ)を履いて行きます。 予報が外れたり、うっかり予報を見忘れるとびしょ濡れになって帰ってくることもあります。そんなときは、玄関で頭から足まで全部タオルで拭くお手伝いをします。 今朝は次男が 「(午後

          【指示しない・気にしない・自己責任】

          【憧れでつなぐ 運動会の涙 その2】

          運動会が終わって1か月。忘れないために記録。 ***** 運動会といえば徒競走ですが、団演(ダンス)も見逃せません。子どもたちは1か月以上かけて練習します。 息子たちが通う小学校では、団演を2学年ずつに分かれて行います。低学年(1,2年生)は、毎年ヒット曲にオリジナルの振り付けで、手に飾りを持って踊ります。中学年(3,4年)は「よっちょれ」。ソーラン節に合わせた威勢の良いよさこいの踊りです。高学年(5,6年)は、ダンス2種類。今年のダンスは、手に色とりどりのスカーフを持っ

          【憧れでつなぐ 運動会の涙 その2】

          【朝からオオシゴト。】

          鼻風邪を引いて体調が万全でない次男。 週末を挟んで3日間休んで、昨日は登校。帰宅後元気そうだったので安心していたのですが。 今朝、さえない表情で起床。天気予報を見て夕方まで気温が低いことを知ると、「寒いから学校に行きたくない」と始まる。 食事を済ませ、支度を済ませ、長男と一緒に出かけようとするが、玄関で靴を履く手が止まる。履こうとする足もなかなか靴に入っていかない。 玄関の上がり框に座り込む。 「行きたくないなあ」 とぼそっとつぶやく。 行きたくない要素を探る。 ・寒

          【朝からオオシゴト。】

          【二つの徒競走】

          一昨日、秋晴れの青空の下、息子たちが通う小学校にて運動会が行われた。コロナの影響により、2学年ずつに別れての開催。自分たちの開催時間以外は教室にて通常授業が行われた。応援団もなく、競技中の応援合戦も聞こえない。それでも、一生懸命に練習した成果を見せてくれ、親は我が子たちの勇姿を目に収めることができて嬉しかった。徒競走にはそれぞれドラマがあった。 その1.次男編 次男は、徒競走で1番を取った。 それ自体喜ばしく誇れることだが、次男にはこの「1位」が特別な意味を持っていた。

          【二つの徒競走】

          【りんご飴のおはなし】

          能登島に出かけた帰りに高松PAに立ち寄りました。 そこで屋台を見つけた次男が 「りんご飴、ほしい」 と言い出しました。 真っ赤な飴がリンゴに巻かれている、あれです。 「算数の時間に『りんご飴』が出てきたんだよね。どんな味かなと思って」 なるほど。母は少々気が引けるけど、食べてみたいんじゃ仕方ない。 屋台に行って見てみると、やっぱりどぎつい赤の物体は強烈。他にイチゴ飴、ブドウ飴もあって、目移りします。 「リンゴ飴、どう?」とお店の人に声かけられます。 「これ、中はリン

          【りんご飴のおはなし】

          【長男の達成感】

          夕方、夫が帰宅すると、リビングのソファーに寝転んでiPadのゲームに夢中になっていた長男が 「パパ〜? 今日のお昼、パスタ作ったよ〜」 と素っ気ない声で伝えた(思春期入り口なので会話が素っ気ない)。 え? 今日の一番の報告、それなの? と驚いた母。 そうか、長男にとっては、それは一大事だったのだな、と改めて気付きました。 始まりは昨日。お昼に「パスタ食べたい」と長男が言うので、「自分で作るなら良いわよ」と告げると、「どうやって作るの?」とやる気になった。「パスタ食べたい」

          【長男の達成感】

          【小6の給付金の使い道】

          ついに、ゲーミングPCが我が家にやってきた。 10万円を使える権利獲得交渉まではこちらでお伝えした通りだが、その後、猛勉強の末、100点を9枚(漢字テストは難易度が高いため1枚で2万円とされた)そろえて、無事に10万円使う権利を獲得。ところが見積をしてみると10万円では予算が足りないことに気づき、誕生日とクリスマスを前借りという一計を案じたところで、ぼた餅現る。祖母(私の母)が、給付金を孫たちに分けてくれることになった。 購入に際しては、私と夫だけでは知識不足でどうにもな

          【小6の給付金の使い道】

          長男の「なんで委員会なんかあるんだ?」 が町会のあり方の見直しにつながるか?

          友人のとある投稿を目にして、ふと、息子がこぼしたグチが頭に浮かんだ。 友人が紹介していたのはこちらの記事 ある障害を持つ男性が、町会にて役員を免除してもらう際に意図しないことを強要され、それを苦に自殺したという内容だった。 なぜそこまで町会は求めなければならなかったか、配慮することはできないのか、という見方が多い。しかし、町会を運営する立場に立てば、あの人だけどうして特別扱いできるの? と内部から批判の声があがって困ることは容易に想像できる。 町会は入会が任意であるとさ

          長男の「なんで委員会なんかあるんだ?」 が町会のあり方の見直しにつながるか?

          校長先生の発言にもの申す長男は……

          本日終業式だった長男。 終業式で先生(おそらく校長先生)が 「委員会活動も頑張りました」 と仰ったとのこと。ねぎらいの言葉だったのだろう。 ところが長男、 「オレらはさ、委員会活動、好きでやっているんじゃないんだよ。ヤラセなんだよ。だからさ、『頑張ってくれました』なんじゃないの?」 ヤラセとは、またまた。やらされ仕事という意味なんだろうけど。 まあ確かに、長男の言い分もわからないでもない。先生は児童より上でなければならない、という空気をいつもなんとなく感じる。 そう言

          校長先生の発言にもの申す長男は……