1997:「ポケットモンスター緑」

自分はゲームが好きです。

まあどれくらい好きかと言うと、ゲーマーと呼ばれるレベルの方々には及ばず、趣味レベルのゲーム好きです。

自分が生まれた平成の世というものは、生活の中に何かしらのデジタル機器が入り込んでくる時代でした。最初に触ったデジタル機器は、車のディーラーを営む母の実家にあった「ワープロ」でして、見た目はゴツめのノートPCなんですが、できることと言えば今の「word」とかフロッピーディスクを読み取るくらいの機能しかありませんでした。

ほどなくして実家も自営業だったこともあり、世のOA化に対応できるよう「Windows98」搭載のPCを導入(メーカーは忘れました)。自分は父親が使っていない時にお金がかからない「マインスイーパー」かペイントソフトで漫画のキャラを模写するなどの遊びを覚えていきました。

そんなこんなで、デジタル黎明期であった90年代も後半となったある日転機が訪れます。


母がとんでもないものを買ってきたのです。

<急に現れた近未来のマシン>

その日は母が用事で神戸だか三宮の方に出かけていたようで、何やら僕にお土産があるようでした。


居間に向かうと、母は「ポケットモンスター緑」「ゲームボーイポケット(ゴールド色)」の2つを僕に渡しました。当時大人気のソフトとハードが目の前にいきなり現れたのです。

当時の筆者「なぜ・・・・?????」

この日は母が遠方に出かけるからといって、特に何かをねだった記憶もなく、そもそも当時の自分はゲームの買い方すら知りません。ゲーム屋の概念すらなかったのです。


加えて我が家には、ゲームはもちろんデジタルガジェットに詳しく興味がある人は今も昔もいません。頼んだわけでもないのに、今でもなぜ母があんなどストライクな当時最先端のプレゼントをくれたのか・・・?

本当に謎のままであります。

<ポケモンの衝撃>

初めて触れるゲームとハード、それがポケモンとゲームボーイだったのは非常に幸運でした。もはや説明不要の周知の事実ですが、操作は簡単でゲームの完成度が高い!漫画とテレビしか娯楽のなかった少年が夢中になるのに時間はかからず、ゲームボーイの電池を求める日々が続きました。

※基本的に当時の携帯ゲーム機は単三もしくは単四電池が必要でした。DSが充電のみで稼働することに感動するのはそれから10年後のお話。

初代ポケットモンスターは、2019年現在も任天堂のバーチャルコンソールで配信されておりますが、当時はあのカセットを刺して起動するのがすごく良かったんですよね。懐古気味になっておりますが良い思い出です。

<二度目の転機>

しばらくゲームボーイでポケモンを取り憑かれたようにやっていたのですが、ある時のお正月にまた転機が訪れます。

叔父が「プレイステーション(初代)」をプレゼントしてくれたのです。

皆さんご存知のプレステは、当時お化けハードとしてバカ売れしており、後年知ることになりましたが「ファイナルファンタジーⅦ」は世界に激震を走らせていました。

↑最近はこんなのも出ましたね。そんなに売れなかったようですが・・・。

叔父は僕がサッカー好きになっていた様子を見て、「ウイニングイレブン3」と一緒にプレゼントしてくれました。据え置きハードのデビューを棚ぼた式に果たしたのです。

こうして任天堂とSONYの2大巨頭と生きるゲーム人生が始まったのです。以下は、筆者のゲームハード史です。

<携帯ハード・任天堂編>ゲームボーイポケット →ゲームボーイカラー → ゲームボーイアドバンス → ニンテンドーDS → ニンテンドー3DS
<携帯ハード・SONY編>PSP → PS VITA
<据置ハード・SONY編>プレイステーション(初代) → PS2→PS3→PS4

「携帯ハード=任天堂」「据置ハード=SONY」という人生でした。

<ゲームとの付き合い方>

これを言うと進歩がねえなと言われるかもしれませんが、年齢を経るにつれよほど興味がない限り新しいジャンルのゲームに手を出すということはなくなりました。

ゲームの世界は日進月歩でVRやオンラインが発達して、最近はeスポーツも盛り上がっておりますが、いつの時代も自分は少年時代を引きずっております。単純に社会人になってゲームをやる時間が限られているというのもあるのですが。

わかりやすく言うとポケモンの最新作は今でも買っております。

ポケモンは少し厄介なゲームで通例として2つのパッケージでソフトが販売されます。2つのソフトを買わないとゲームの目的の一つである「ポケモン図鑑」が完成しない仕組みになっています。

自分は3つ下の弟がいるのですが、小さい頃から2人で相談し別々のソフトを買ってゲーム内の図鑑をお互い協力して完成させるという方程式を10年以上守っています。こういう時に男2人兄弟の良さを感じます。

今年は秋の終わりにこんなのも出るので楽しみでなりません。

今でもメタルギアソリッドの過去作をやりますし、ドラゴンクエストはオンラインを除いて全て制覇。クラッシュバンディクーもサルゲッチュも大好き。キングダムハーツは酔いながらも前に進めています。ウイニングイレブンは4年に一度ワールドカップの年に買うことにしています。あと、パワプロも忘れちゃいけないな。

なんというかこれらのゲームのキャラクターを見ていると安心感が得られるんですね。古くからの友だちというか、アンディにとってのウッディとバズ・ライトイヤーのような存在といいますか・・・。

あまりまとまりのない話になりましたが、今も昔もゲームが好きです。

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