ジェイムズ・カー 『問いかけ続ける』

ー特別な成功を収めるには特別な環境が必要だ。
     ウェイン・スミス(オールブラックス元アシスタントコーチ)

第1章 品性

才能のある選手を集めても、個人の規律が備わっていなければ、結局はうまくいかない。品性は才能に勝る。

「何かを達成しようと思ったら、品性がなければならない。品性が個人の基本であり、ひとつに集結した品性が“勝つチーム”の根幹となる」

理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である。

謙虚さは弱さを意味するのではなく、その逆である。マナを備えたリーダーは謙虚さが強さであることを理解している。謙虚であれば、もっとも深い価値、より広い世界とひとつになることができる。

第7章 期待

優れたリーダはうちに高い基準を持っている。、高い期待を設定し、それを超えようとする。

・想像し、信じることができれば、達成できる
・視覚化により実現する
・やり遂げるまで、なりきる

「偉大なストーリーはそれを語る人のもとで実現する」

ストーリーというのは私たちがどう考えているかである。(中略)物事がどう機能するか、私たちがどう判断するか、自分の判断の正当性をどう示すか、人をどう説得するか、どのように世界での自分の立場を理解し、自分のアイデンティティを確立し、社会的価値を定義して伝えるかということである。

第9章 圧力

よく聴くことから知識が生まれる。
知識から理解が生まれる。理解から知恵が生まれる。
知恵から幸福が生まれる。

第10章 真正

汝自身を知れ
自分にとって何がもっとも価値が高いのかを認識することで、自分がどんなタイプのリーダーなのか、どのような人生を歩んでいきたいと思っているのかを理解することができる。真正であることは真のリーダーの証であるが、その出発点となるのは正直さと規律正しさである。正直さを心がけることで、自分の真の姿が見えるようになり、逆境に負けない強力な基盤が得られる。規律正しさを心がけることで、仕事が遂行される。価値、思考、言葉、行動がぴたりと一致すると、話した言葉が私たちの世界となる。正確な行動が取れると、思考と行動のギャップが少なくなる。自分自身を知る過程で、理念を形にしていく。自分の言葉に従うことにより、それを実現する。

第11章 犠牲

チャンピオンは余分にやる
“チャンピオンは余分にやる”というんモットーは、非凡なことを成し遂げるために求められる余分な、任意の努力と犠牲を指している。人生で何をするにしても、それに自分のすべてを捧げることになる。それならばやりがいのあることをしたほうがいい。時間を浪費することはゆるやかな自殺である。�(中略)余分に努力する。非凡になるための余分とは何か。

第12章 言葉

独自の言葉を見つけだす
力強い文化のためには、全員が理解できる意味の体系と、グループを結束させる言葉とボキャブラリーが必要になる。その基盤としてグループの価値が必要であり、これによってストーリは信頼でき、当を得たものとなる。賢明なリーダーは特別な言葉、フレーズ、モットー、マントラを使用して、新しい文化的な規範と基準を簡潔に伝えるための独自のボキャブラリーを見つけだす。そして、隠喩に基づき、できるだけ多くの伝達手段を用いて、リーダーは直感的にわかる生き生きとしたストーリーを生みだす。ここで、言葉は信念を維持する酸素の働きをする。こうして、リーダーは未来を書きかえる。

〜感想〜
本書は勝率86%を超えるニュージーランドの最強ラグビーチーム“オールブラックス”の成功や強さの秘訣について書かれているが、本書を読んで、成功するために、もしくは強くなるためにやらなければならないことは【世界共通】なのだと感じた。日本においても、成功するためにオールブラックスと同様のことをやっている企業やチームはたくさんあるからだ。しかし、やり方だけ真似ていても限界はあるだろう。いつも生徒に伝えているが、やはりそこからは【やり方より在り方】を重視しなければならないと思う。

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Yu.A

読書録

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