見出し画像

2024/04/05(『すずめの戸締り』の超ショボい感想)

金曜ロードショーで地上波初公開


主人公の女の子が好きになる男の友達がオープンカーに乗ってる。00年代のギャル男みたいな感じのVネックと茶髪でタバコを吸う。新海誠の大学生のイメージ。若さに頼りながら、若さに頼るくせに、流行り物のファッションでもなく、コレは古くなってない?ダサくない?というところで気取ってる感じが俺の癪に触るのだが、、でも若さは認められるものだとも思う。
スカしたやつばっかりで、新海誠には成熟した男性像が出てこない。気がする。気が…。
そんなの嘘だと思ってるんだろうか。ざっくり言えば、逆ピラミッドな人口形成で家父長制の信用が落ちている日本ではその空気感は確かに響くかもしれないと思う。

…クライマックスのシーンは良かった。
不覚にも少し涙ぐんだ。ここで「戸締り」というところに繋がるんだな。
「会いに行くよ、必ず」か。
宮崎駿もそうだが、愛とか生きるとか、アニメは絵だからこそそういったマキシマムな表現に強いなと思う。


結果、冒頭の展開はちょっと付いてけないけど、中後半のまとめ方は良いです。

はい、途中から書き始めたんでこれで終わりです。ごめんなさい。

ps 2024/04/06
服装のことが気になった。アニメってキャラクターの服装とかに時代感を出さない方が普遍的になるはずだが、微妙にコーディネートされてるのはいつも気になる。
40代の宮崎県の漁業組合で働く叔母さんの服装が、『STORY』『oggi』みたいな都心バリキャリ的な服装なのも気になってきた。ハイウエストの白のパンツにタンクトップ、紺のジャケット着て、デザインが買ったショートヘア、みたいな。確かにかっこいいし魅力的なだけど。TPOとか雰囲気が違う。その「場」での粋なコーディネートってあるはずだ。「今、姪っ子を引き取って育てる地元の漁業組合で働く叔母さん」ってほんとにこんな感じなのか?

このリアリティの無さって作製現場で気になる人いないのだろうか?というか、やっぱりわざとだと考える方が自然だ。
きっとコンプライアンスとか配慮なんだとしたら、金のかかったアニメ映画って結構がんじがらめなんだなと思った。主人公が東京の駅で出てくる水とかブランドのロゴ入ってたしな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?