スクリーンショット_2019-05-17_16

お金以外の方法でお返しをする

「本をあげる代わりに、お礼をください」

ただし本とお金以外の方法で。
友達が、とある女性から言われた実際の話。
本と本の交換ではなく、本とお金の交換でもない。
物々交換でもなく、売買でもない。
言うなれば価値/価値交換。

現代人とは、ほぼ無縁の価値/価値交換。
誰かが値踏みしたお金という基準から、一歩どころか二歩、三歩踏み出すようなテーマです。
このお返しで人間としてのナニかが問われる。
そんな雰囲気が漂っています。

価値を決める

先ず、本の価値を判断するのが自分の基準。
先ずは判断する。
どうやって?お金で?

「1500円の本がAmazonで600円で買えるけど、かなりボロいから300円?
 でも、せっかくの縁だし、面白い試みだから500円くらいかな?」

販売価格、中古価格、その本の値段に寄らない価値、その本の相手にとっての価値、その本の潜在的な価値etc.
色々値踏みしたら出てきた500円。
その500円を元にお返しを考える。

果たしてこれが正解なのか?
間違いなく正解の一つではあります。
本とお金以外である限りは正解。

「じゃぁ500円の図書カードでお返しだ!」

となると正解じゃなさそう。
正解だけど限りなく間違いに近い正解っぽい。
何より人間性の薄っぺらさが露見してしまう気がする…。

別の方法で価値を判断してみる

お金に換算しない価値判断。

「………。」

スッと出てきません。
が、これにもやはり基準はありそう。
例えば、

・実用性(どんな風に役立つのか)の度合い
・希少性(サイン本、絶版になっているetc.)の度合い
・必要性(本が欲しい、本の中の情報が欲しいetc.)の度合い
・感情(嬉しさ・驚きetc.)の度合い

適当に挙げてみましたが、ヒントが出てきました。
モノ自体の価値と自分にとっての価値で判断できそうです。
どうしてもお金に換算せざるを得ないモノ自体の価値。
これはもう逃れられない呪縛のようなものです。

"ジュンク堂で誰でも買える(希少性)、読むと為になる(実用性)本"

に対して、

"世界で一台(希少性)しかない、400kmで走る(実用性)スーパーカー"

は釣り合いません。
もちろん使い切れないお金を持っている人なら可能性はありますけどね。
本と車の金銭的価値が同じような人。
それでも、別の(今回テーマになっている)判断基準で交換は成立しない気はしますが…。

そもそも、本を買うために必要なのがお金です。
だから、一定の基準になるのはしょうがない。
そんなことを踏まえて、なるべくモノ自体の価値基準から離れて考えてみるのが面白そうですね。

必要性について

先ずは必要性。
実用性の要素も関係して、感情の度合いにも繋がる要素です。

「(役に立つ)本をあげる」と言われたらテンションが上がりますよね。
当然です。
でも、たった昨日読み終わった本だったらテンションが下がります。
全く必要ない。
何なら「本をあげる」と言われる前より下がるかもしれません。

(なんや…期待してもうたやんけ…)

なんて感じで心でTweetしてしまうでしょう。
逆に、つい昨日誰かにオススメされた本だったらテンションは爆アゲ。
ちょうど必要としていただけでなく、運命的なものを感じて感動の度合いは上乗せされるかもしれません。
これならお返しも気分良くできそう。

さらに読んでみて内容が自分にとって必要なものだったら更に価値が上がります。
逆にイマイチだったら、もちろん価値は下がるでしょう。
それでも必要としていたものという価値は残ります。
必要性、即ち自分にとって利益になるかどうかの度合い。
そして、その利益がどの程度かも含めて"冷静に"考えると価値判断できそうです。

感情の度合い

「嬉しい!楽しい!大好き!」

の要素が大きければ価値は高まります。

・本をくれた気持ちが嬉しくて
・手に取っただけで楽しくて
・本の中には大好きなものが溢れている

感情の高まりは最高潮。
自然とお礼にも気合いが入りますね。

ここで相手の気持ちが分かると、また違ってきそうです。
手放したくない本なのに、それでも譲ってくれた。
自分のことを理解した上で、ベストなチョイスをしてくれた。

ただの物ではなく、気持ちを込めた物。
例え同じ本を譲り受けたとしても、そこに想いを感じられるかどうか。
ここまで考えると茶の湯の世界とも通じる要素が出てきてますね。
いやはや何とも奥深い。
もし、前提条件として心が込もっているのであれば、お返しをする時にも価値として反映する大きな要素になりそうです。

お返しを考える

以上のことを"何となく"考えてみると、"何となく"お礼の候補が出てきそう。

・大切にするのは相手の必要性かもしれない
・重視するのはナニかの実用性かもしれない
・それとも別の要素かもしれない

いずれ、自分が感じたポジティブな感情(嬉しい、楽しい、大好きetc.)の度合いに達するナニか。
譲ってくれた本を受け取った時の感情を思い出して。
その気持ちを、どんな風に込めるか想いを馳せる。
その気持ちを、何を通して伝えるか考えを巡らせる。

そして僕がたどり着いた妙案がこちら。

"愛のあるキッス"

いかがでしょうか?
なかなかロマンチックじゃないですか?
ただし極めて独善的でもあります。

気持ちが一人歩きすると、受け取ってもらえない可能性が出てきますね。
どれだけの愛と感謝をキッスに込めたとしても、です。
相手に受け入れられなければ価値はゼロ、むしろマイナス。
となると、お返しの時は想像力が必要となりそうです。
相手が思う"嬉しい!楽しい!大好き!"に想いを巡らせるイマジネーション。

モノ以外でのお返し

先ほどのキッスの例えがヒントになります。
キッスの場合は行為ですね。
もし相手が大好きな人なら価値があるでしょう。
お釣りがくるくらい価値があるかもしれない。
もし僕が本をあげて、高畑充希がキッスしてくれならAmazonの在庫一掃するくらい注文するかもしれない。


それ以外の行為で牧歌的路線なら肩たたきとか。
おばあちゃんなら、肩が凝ってなくても喜ぶかもしれません。
ついでに農作業なんか手伝ったりしたら歓喜の涙を流すことでしょう。
時間をかけた奉仕。
これも価値として成立しますね。

もしもピアノが弾けたならオリジナルの曲をプレゼントするのも良さそう。
時間をかけて身につけた技能を使う価値創造もまた一つの価値です。
詩を詠むのもそうでしょう。
舞踏で表現するのも面白いかもしれません。
近いところでは能力を使ったナニか。
霊視できる人がミエナイチカラを使ってアドバイスするとか。

キッスは微妙なところですが、生業になる要素は含まれそうですね。
労働によって得たお金で買った本の代わりに労働そのもので返す。
お金(給料)を介さない価値/価値交換。
これなら人間性を疑われることはなさそうです。

まとめ

取り留めのない内容になってしまった感はありますが、ヒントは散りばめられたような気がしています。

・お金になるけれども、お金で買えない価値のあるナニか
・お金にならないけれども、その人にとって価値のあるナニか

ここら辺を突き詰めていくと何かしら面白いお返しができそうですね。
その他に考える要素としては、等価交換を目指すのか。
渡した瞬間に価値があるのか、ゆくゆく価値が生まれるのか。
くらいでしょうか。

キーワードは愛と創造。

・自分の存在をかけて
・自分の創造力を駆使して
・自分の人生を価値に込めて

お返しをする。
お金とは何か?
価値とは何か?
何をお返しに選ぶのか。
この答えが自分の生き様の映し鏡になるかもしれないですね。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

イマヲカシ

イマヲコンサルという、よくわからないコンサルしてます。 https://imaokashi.wixsite.com/imacon 本当は旅する家事手伝いという肩書きが一番シックリくる一家に一台系男子(38歳)。 最近「人として大成するのは50歳だね♪」って言われました。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。