クラウドファンディング達成の感謝の伝え方~次の支援につながるイベントとは~

2019年6月22日に2団体のクラウドファンディング達成記念のイベントがあり参加してきました。同じ「Webのリニューアルでのクラウドファンディングの挑戦」、同じ「2時間のイベント」でしたが会後の感想として、一方は継続支援になろうかな・・・と思い、もう一方はそうは思いませんでした。この違いは何かを考えてみました。

1.2つの団体のクラウドファンディングとイベントの概要

・NPO法人soarさん

1つ目の団体は、今回のクラウドファンディングで1000万円を達成されたNPO法人soarさん。様々な困難があっても自分の可能性を活かし、前向きに生きる当事者のストーリーを発信するWebメディアを寄付で運営しています。

2015年12月にオープンしたsoarは、これまで330記事をリリース。今では年間280万人が読むメディアとなり、苦しさや悩みを抱える人たちの生きる力となってきました。活動4年目の今、困ったときに誰もがサポートにつながることができる「情報のセーフティネット」になることを目指し、メディアの枠を超えて新たな挑戦に乗り出します!

今回は10,000円の支援者限定イベントに参加できるコースの返礼品としてのイベント開催でした。参加費は無料で、会場は渋谷にあるBOOK LAB TOKYOという本屋さんを貸切っての開催でした。

会の構成は着席でのトークイベントで、①団体紹介、②なぜ今回クラウドファンディングをしたのか、③参加者同士(3人~4人程)の自己紹介・何をしているか・好きなこと、④トークショー「人の心を動かすプロジェクトをつくるには?」、⑤振り返り、の2時間でした。

・NPO法人チャイボラさん

2つ目の団体さんは、NPO法人チャイボラさん。児童養護施設の職員不足を解決するために就職を希望する人に役立つ情報提供や、イベント開催のお手伝いをしています。今回、施設と就職希望者をつなぐWebサイト構築のために300万円を達成されました。

虐待や貧困、様々な理由で親と暮らせない子どもたちが育つ児童養護施設。子どもたちの親代わりである職員の不足が大きな問題となっています。この問題を解決するため、児童養護施設等と就職希望者を繋ぐマッチングサイト(WEBサイト)を、施設職員さんと協力して開設します。

今回は、サイトのお披露目と支援者へ感謝を伝える会として、支援者全員によびかけを行い、参加には4000円の会費が必要です。場所は結婚式の2次会などが開催されるAlice aqua garden Tokyo 銀座でした。

会は立席での食事・アルコールを提供するパーティ形式で、参加者を支援者、児童養護施設関係者、スタッフの3種類にわけて9つの丸テーブルに分ける形式でした。構成は、①団体説明、②サイトの説明、③懇意にしている別団体の紹介、④懇意にしている施設で勤務されている方のお話、⑤業界の大御所の先生と助手さんのお話、⑥写真撮影という流れでした。

イベントのあった当日にクラウドファンディング獲得した資金で制作されたWebサイトを公開されていました。

2.イベントの前のリマインドについて

2団体ともイベント前にリマインドをされていました。

・NPO法人soarさん

一斉配信メールで、イベントの詳細情報を掲載しているリマインドのメールなのですが、最初と最後に以下の写真が掲載されていて、ウェルカム感やスタッフみんなでつくっている感が伝わってきます。

・NPO法人チャイボラさん

リマインドメールはなく、個人のFBメッセンジャーとLINEに同じ内容の事務的なコピペのメッセージが送られてきました。

・リマインド時のポイント

soarさんは、メールという一見、感情が伝わりにくい方法において、写真やメッセージを工夫してウェルカム感を出しているのが特徴です。逆にチャイボラさんは本来個人的なメッセージのやりとりをするツールに事務的なコピペメッセージを冗長して発信していることで、イベントに参加する意欲が高まりにくいです。単なるリマインドと捉えて対応するのか、支援者の参加する意欲を高めるために考えたメッセージと写真を送るのかで、受け取る人の感情は変わってきます。

3.イベント受付時の対応について

イベントでは会場に到着すると受付をして席に着きます。そこでも対応の違いが感じられました。

・NPO法人soarさん

受付後に席に向かうところで、代表の工藤さんとスタッフの松本さんがお出迎えとして1人ひとりに声をかけていました。やはり、多くの人が集まる会場に足を運ぶのは緊張するものなのですが、顔を知っている方がにこやかに対応してくれるとほっとするものです。また、当日は雨が降っていて傘を持っている人が多かったのですが、受付で傘を預かるなど声かけ以外にも気遣いをスタッフ全員がしている印象がありました。

・NPO法人チャイボラさん

開場時間に到着した時点で、行列ができていました。お金のやり取りや、名札へ所属と名前の記入が必要でそこに時間がかかっていたようです。行列ができているので早くさばかないといけなくなってしまい、事務的な対応とならざるをえません。代表さんも冒頭のプレゼンのセッティングや各種対応に追われていて忙しそうでした。そして指定されたテーブルにいくと誰もいないのでしばらく1人でぼーっと立っているという状況でした。

・受付時のポイント

イベント参加者にとって受付は結構ドキドキします。本当に受付されているかなとか、どんな人がくるのだろうか等、多くの人が緊張しています。そうした緊張をほぐすのは、会場の雰囲気であったり、個人的なあいさつ、あたたかみのある対応です。Peatixなどで事前決済にすることで現金のやりとりの人をできるだけ減らしておくや、代表や理事は挨拶をする役割分担にするなど工夫することで、そうした時間や余裕をもてるようにするのがポイントです。

4.イベントのコンテンツについて

どちらの団体もWebサイトをリニューアルするためのクラウドファンディングでしたので、イベントのコンテンツとして団体紹介・今回クラウドファンディングをした理由など冒頭あった上で、メインの内容に入っていきます。

この続きをみるには

この続き:2,932文字/画像2枚

クラウドファンディング達成の感謝の伝え方~次の支援につながるイベントとは~

今給黎 辰郎

500円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

記事を読んでくださいましてありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。おかげさまで毎回楽しく制作しております。皆さんからの応援があるとさらに励みになりますので、サポートお願いいたします!!

うれしー
7

今給黎 辰郎

ファンドレイジング関連

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。