見出し画像

日記 好きな人の結婚

日記。


最後の連休を堪能している。最後というのは、次の連休の保証が一切無いという意味だ。このまま死ぬまで働き続ける可能性すらある。流石にそこまで狂った会社でないと信じたいが、少なくとも子どもたちが夏休みに入りそして夏休みが終わるまで、連休というものが与えられないことがわかっている。嫌すぎる。もう何のモチベーションもないよ。

昨日は天気がよかったため、1時間歩いたところにあるホームセンターまで一人トボトボと歩いた。日差しで肌を焼かれる感覚があったので、途中で日焼け止めを買い歩きながら塗った。私が耐えられる夏はここまでだと思う。これ以上暑くなってしまったら、生きているだけで自動的に気が狂う。毎年気を狂わせながら夏を乗り越えているため、夏の思い出があまり無い。

今日は玄関から順に掃除をし、家中ピカピカになった。窓を開けて風を通しながら、日当たりの良い部屋で逆転裁判6を進めたり、さくらももこさんのエッセイを読み漁ったりした。

休みに入る前、最後の連休なんすよと職場の人に言ったら「リフレッシュしてね」と言われたことを思い出した。リフレッシュってどうやってやるんだろうと思っていたけど、今日みたいな1日のことなのかもしれない。何をしていたかと聞かれたら「何もしなかった」としか言えないんだけど、私にとってのリフレッシュは「その瞬間にやりたいことを実行できる」という環境に身を置くことなんだと気づいた。今日もアイス食べたいと思い立った1秒後に家出てたし。


好きなバンドの人が先日結婚を発表した。子どもも生まれるらしい。人の望みが叶うことはおめでたいことだ。

これに関してはおめでとう以外の感情はないんだけど、ふと、私が本当に好きな人たちが結婚した場合のことを想像して勝手に落ち込んだ。ありもしない想像で勝手に落ち込むの、何回やれば気が済むんだ。

仮に好きな人が結婚したとして、なんで自分が落ち込むのか考えてみたんだけど、やっぱり私の好きな人=結婚とかしないタイプだと思い込んでいるからなんだよな。その理想が砕けてしまうことで落ち込むんだと思う。

いわゆる「独身貴族」な人が好きだ。現実だろうと、一方的に知ってる配信者だろうと、そういう雰囲気の人ばかり好きになる。独身貴族というステータスが好きなだけじゃないか、と言われればまあ否定はできないんだけど、でも人生の選択ってその人の人間性が一番出る部分だと思うから、好きになる理由としてはかなりしっくりきている。

こういう理由で人を好きになってしまうと、将来的に裏切られる可能性がずっと頭をよぎる。裏切られるなんて被害者ぶるのもバカバカしい話だけど、それ以外の表現が思いつかない。

別に結婚したからといってその人の人間性が変わるわけじゃないのにね。「結婚しない人」じゃなくて「結婚しなさそうな人」が好きだという違いは肝に銘じておきたい。人生のステージが変わろうと、私が好きになった人間性そのものが変わるわけじゃない。わかってはいるんだけど、もしも今後好きな人が結婚してしまったら、たぶん1週間は寝込む。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?