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3.小田原--→三島 ~ゴツゴツした石がならんでますけど、これ道スカ?~ 東京--→京都 500km東海道歩き旅の記録 ~歩き旅は経験のギャンブルだ~

いざ箱根へ

3日目の朝、小田原。

2日間で100kmを歩いて疲労はかなりたまっていました。

しかし、本当の山は今日です。

”箱根越え”

つまり山を登って下ります。

100km歩いて、さらに山登りするって気が狂いそうですが、とりあえず歩き始めます。

小田原城にバイバイをして、箱根山に向かいます。

調子よく山のふもとから少しずつ登り始めていきます。

すると

どんっ!

ついに現れました。ただただ石が並べられた道。疲れている足にはかなりきます。

とりあえず石の道を進みますが...

こんなところが正規ルートらしいです。

いや、やん。大人が通っていい道じゃないやん。

途中、この石の道をサンダルでくだってくる外国人観光客に出くわしました。

イカれてやがる。

イカした観光客にも出くわしつつ、この石の道を進んでいきます。

そんなこんなで頂上の芦ノ湖に到着です。
しかし、ご覧の通り天気があやしいです。というか雨にも少し打たれました。

本当の闇は下り


しかし

まだ半分です。

ここからの下りも同様にハードなルートです。

この写真の左側に草が生えてますよね。ここが道らしいですよ。草。

下りはトトロに出てくるような草木が生い茂った道をすすみます。

ココで怪我して歩けなくなったら死ぬなって感じの道です。

空も暗くなって、リアルに恐怖を感じたので、最後は現代の整備された道をゆきます。

奥に見える海が駿河湾です。かなりくだってきました。

前日からの疲れ+山登りの疲れでこのあたりで1回限界を迎えます。

しばらく歩道に腰かけて休んでいましたが、下りきらないと泊まるところがないんです。

しかし、動けない。くだりって地味に辛いんです。足への負担がデカい。

とにかくポツポツ歩いては休み、ポツポツ歩いては休みを繰り返しながらくだっていきます。

やっと静岡県三島市に入って、この日できていなかった選択のためにコインランドリーによります。

40分くらいの洗濯時間をウトウトしながら待っていると、少し雨がふりだします。

まだ小雨のうちにと、そそくさと洗濯ものをリュックにしまい、歩きだします。

しかし、数分歩くと引くくらいの雨がふってきます。ゲリラ豪雨です。

泣きそうになりながら目的地のネットカフェへ向かいます。てか泣いてました。

やっとのおもいでネットカフェに到着し、手続きを済ませますが、受付のお姉さんは俺のびちょびちょでボロボロの姿を見て引いてました。いとかなし。

雨線と視線にだいぶ心が折れましたが、また明日も歩きます。

今回は以上です。

次回:三島--→藤枝(静岡前半)~富士山はマジできれい。あと「さわやか」に行く関東民に1つ言いたい~

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