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Webtoonの着彩アシスタントを募集します

たくさんのご応募、ありがとうございました!1名だけの募集だったつもりがすでに何名か決まりそうでして、一旦募集終了とさせていただきます!拡散してくださった方も、ご協力ありがとうございます!

ご無沙汰すぎるくらいご無沙汰してます、新波 歩です。
なんと…noteを約2年近くも更新していなかったようで、久しぶりの投稿になります。皆さんお元気でしょうか?僕は元気です。

時間が積み重なりすぎて、色々と報告したいことが沢山あるんですが、ひとまず今日のところは割愛させていただき。今回お伝えしたいことは、シンプルにひとつ。

(✒️5/29 追記)さまざまなご経験・志のある方から応募があったため平等に判断したく、選考工程にテスト着彩審査を追加させていただきました

Webtoonの着彩アシスタントを募集します!


まずはこの漫画をお読みください🍵(1億年ぶりにこういうの描いた…)

▼応募はこちらからどうぞ
https://forms.gle/Sv2DcG5R1Hx2dYmk8
*応募フォーム審査→テスト着彩審査(応募後詳細ご連絡します)→通過された方のみ面接→採用とさせていただきます。

*背景担当の方も後日募集開始します

ここに至る経緯(ざっくり)

Twitterでは文字数の関係で詳細書けなかったので、こちらでちょっと詳しく。

情報解禁前なのでざっくりとしか言えませんが、僕は現在、というか1年以上前からとあるスポーツ系のWebtoon作品を作っています。
補足すると、今回は原作者の方がいらっしゃる作品なので、僕の担当範囲はネーム〜カラー原稿仕上げの範囲です。その一連の業務を、僕のスタジオARSWALKER(アルスウォーカー)で受けています。

僕はもともとBREAK THE BORDERというバスケ漫画を描いていて、それが現在進行形で一番描きたい作品なのだけど、どうにも力不足を感じていました。ここ数年マンガを学び直しに行ったりと色々もがいていた中で、複数の方から「もう少し経験を積んでから、またトライしたら?」と言っていただき、自分のアップデート期間を設けることにしました。

その矢先、とても信頼している方が持ってきてくれたのが、今回の連載のお話。それがもう1年半くらい前でしょうか。そこからずっと、水面下でこの作品に取り組んできました。

Webtoon、実際トライしてみてどんな感じなのか

あくまで新波 歩の場合の話ですが、Webtoon、結論から言うと僕は挑戦してみて良かった!!と心から思ってます。 なぜなら、僕はデビュー前からモノクロでなくカラーで漫画が描きたかった人だからです。漫画を描きはじめる前までは透明水彩だったり絵の具でイラストを描くのが大好きで、色を使って情感を表現することが、自分の中では当たり前でした。

そういう人なので、僕としてはモノクロで漫画を描くよりも100倍くらいしっくり来ています。色がついているからこそ出来る表現が無数にあって、それを探っていくのが大変でもあり、どでかい面白さでもあります。

"漫画"が描きたいから漫画家になったというより、映像的な表現で物語が描きたいと思っていた自分にとっては、もしかしたらWebtoonてちょうどいいのかもしれません。

カラーか否かの話はここまでにしておいて、Webtoonて漫画表現としてどう?という話に移りますが、正直そこは全く横読み漫画とルールがちがいます。描き心地も読み心地も。

スマホのスクロールで読むという特性からして読み心地がサラサラしているだけに、入れられる情報量だったり、登場キャラの数、読者の集中が切れるポイント、記憶への残りやすさ…あらゆるものが良くも悪くもちがいます。それらに対する勘というか感覚値を今、実際に作りながら育てていっている感じですね。

今現在のWebtoon界では「スナックコンテンツ」と呼ばれるような軽快な作品が業界的にはウケてますが、まだまだ文化として発展途上な媒体なので、これからもっともっと多様な作品が生まれていくはずです。

僕が本来描きたい、深いドラマ性のある物語を描く媒体としてWebtoonてどうなんだろ?と常々観察してますが、すごく正直なことを言うと、、Webtoon作品で読者として「大好き!!」となったり心が強く揺さぶられるような作品に、僕はまだ出会えてないです。続きが気になって50話近くまで課金して読んだ作品ならありますが、深く心に残っているか?というと、そうではない。

じゃあなんでWebtoonに挑戦してんの…?というと、
まだ自分に突き刺さる作品が存在しないのなら、自分で作ればいいじゃんと思ってるからです。
今の時点でWebtoonにトライし始めている日本の作家さんて、他にも結構そういう方多いんじゃないでしょうか。知らんけど…!

他の理由としては今Webtoonのほうが世界基準になりつつあるから、など色々ありますが、まとめると僕のスタンスとしては「なんか流行ってるから」とか「稼げそうだから」とかでなく、そもそも自分が本来やりたかったカラーでの物語表現を実現できる媒体かもしれないから、が一番大きな理由です。

今後もずっとWebtoonを描いていくのか、まだ見極めている段階ではあるんですが、BREAK THE BORDERの他にも作品の構想はいくつかあって、それらも全部カラーで描きたいなと思っているので、そういう未来に向けて今トライしている感じですね。

「場所」を作る人になりたかった/アシスタントへの考え

最後になりますが、現在 自分のスタジオを持つに至るまで、僕も色んな場所で住んだり働いたり、誰かにお世話になったりしてきました。

部活であったり、バイト先、シェアハウス、勤めた会社、そういう色んな場所を経ての今の自分があります。

自分のスタジオを持ちたいという夢は20歳くらいの時から自然と自分の中に発生したものだったんですが、長らくその動機のようなものを、うまく言語化できてませんでした。

最近になってやっとはっきりしてきたのは、僕は「場所」を作る人になりたかったのだ、ということです。

自分の居場所、でもあるし
人が交差して何かが生まれていく場所ともいう。

振り返ってみれば、今まで出会ってきた人たちの中で僕が憧れた人って、場所を作る側の人たちでした。ある時はそれがカフェのマスターだったり、経営者の方であったり。そして皆圧倒的にギバーでした。

夢を叶えるために会社を作ったけど、そこで人を迎え入れたり、育てたり、時には送り出したりとか、そういうことも僕の人生でやりたいことの一つみたいです。
(なんでなのかはよく分からない)

だからアシスタントさんに対しては、ただ作品を手伝ってくれるだけの人とは思ってません。

始まった付き合いが長くなるのか、短く終わるのかはわかりませんが、同じ時間を同じ作品を通してすごす仲間として、良い影響を与え合える関係性を作っていけたら。

僕が今まで色んな場所を経てきたように、このARSWALKERという場所が、その人の人生にとっての糧となれたら幸いです。

この投稿を見て、なんか気になるな、と思ったら応募してみてください。
飛び込む勇気、時には大事ですから🦁

(すでに応募していただいた方、ありがとうございます!どしどしお待ちしてます!)


いただいたサポートは、マンガの制作費として活用させていただきます🎨