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SIGMA fpとシネマスコープの世界

さて、前回の続きです。
今回もSIGMA fpで街スナップしていきます。
カラーモードは"Teal & Orange"、アスペクト比は21:9です。いわゆるシネマスコープですね。

それでは写真を見ていきましょう。

屋形船の側面に並ぶ提灯

横に並ぶものを撮ることで単純により多くの物量を見せられるパターン。

街の風景をぼんやりと撮ってみる。
明確な被写体を置かずに撮ることで、鑑賞者それぞれが見るポイントを選べるとも言えるかもしれない。

と考えてみて思ったんですが、"屏風絵"ってあるじゃないですか、屏風に書かれた日本画。
あれってすごく横長であることがおおいと思うんですけど、あれで考えてみると、まず全体を引きで見たときにももちろん美しい。
そして屏風絵って巨大なので、実際に鑑賞するときはその一部に注目してみたりします。
で、その一部だけを切り取ってみたときにもその部分だけで美しい構図になってるなあっていつも思うんですよね。
シネマスコープは映画でよく使われる画面比率なので、映像ではそういう考え方はないかもしれないですけど、写真でこの横長の比率を使うということはむしろ屏風絵のような性質に近くなってくるんじゃないかとふと思いました。
WEB上で写真を見てると一目で全体が見えてしまうのでその印象はないかもしれないですが、これを大きくプリントしたらまた見え方も変わってきそうです。

妙見島のラブホテル
島全体が船のように見えるならここは艦橋部
余白を大胆に取ってみる

WEB上でこのアスペクト比をダイナミックに見せるなら縦構図。
横位置が屏風絵なら縦位置は掛け軸でしょうか。

透けた葉っぱも完全にオレンジ色に
Teal & Orangeの特徴です
順光でもいい色がでますね
発色がとてもいい

まだまだシネマスコープのアスペクト比を生かしきれていませんが、いろんな可能性を感じます。
同じ比率でも写真と映像では性質が変わってくるのも面白いですね。

次回も同じ設定で続きます。

ではまた。

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