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3月第4週~沼津港~

はじめに

 今回は群馬からではなく群馬に帰る途中の旅行である。それまでの同行者とは18時頃に関西でお別れをしたのでそこから群馬まで戻るには新幹線課金が必要だったのだ。
 私のGoogleマップには沢山の行きたいところがマッピングされているのだがそこから今回は沼津港を選んだ。滞在可能時間と東静岡に大きめの快活があったことが決め手である。関東18きっぱーならあるあるだと思うが静岡県は普段宿泊しにくいという点からみてもとても良かった。

沼津港深海水族館

 まずは沼津港といえばの沼津港深海水族館へ向かった。先日鳥羽水族館に行っていたこともあり想像より小さい、だが専門性の高い水族館であった。
 展示は駿河湾の深海と浅い海で対比が取られており同じ種類や似た姿を持つものを比べて見ることができた。ちなみに説明文にも特徴があり全体的に味や漁獲量についての言及が多い。シーラカンスは繊維質でアミノ酸も無くあまり美味しくないそうなのだがこのような観点を常設展におくのは珍しいだろう。

浅い海と駿河湾の深海の比較

ヒカリキンメダイ

 沼津港深海水族館では先述のとおり珍しい展示方法が多いのだが今回はそのなかからヒカリキンメダイの展示を取り上げたい。この魚は発光魚であり目の下が光るので暗闇の中で展示されている。ここまでは多くの水族館で出会うことのできる展示なのだがここではなぜかヒカリキンメダイのオリジナル音楽を流しているのである。幻想的という言葉は確かに合うのだがこんな常設展は見たことがない。

あまりにも珍しい

シーラカンス

 沼津港深海水族館の目玉はシーラカンスの剥製の展示である。計5体が展示されておりそのどれもが今では条約により手に入りにくいものとなっているのだ。そのためガラスの中に入れられているのだが、いかに近くから本物を見せるかと遠くから全体像を見せるかの2点の工夫がなされていた。シーラカンスを一度に沢山見る機会はあまり無いので個体差を見比べられるこの展示は貴重なものだろう。

2階はほぼシーラカンス用

沼津港遊覧クルーズ

 この船は御船印を取り扱っていないのだが船が好きなので課金。ほとんどの客がかもめの餌やりを目当てに参加しているような船であった。しかし餌やりは先日の旅行でやっていたので買わず。その代わり自分用に沼津港の観光市場で売っていたエビせん詰め合わせを買って食べながら乗ることにした。
 その日はいい天気に恵まれて富士山や日本アルプスを綺麗に拝むことができた。富山などと同じようにすぐそこに深海がある海というのは恐怖がロマンを掻き立てる。小さい船なので揺れは大きいが乗る価値はあるだろう。

カモメと富士山

おわりに

 群馬からでも日帰りが可能な沼津港。熱海で終わらずここまでくるのも18きっぷがある日には良いかもしれない。観光客が少ない平日だったからそう思ったのかもしれないがまた来たいと思える場所であった。
 最後にお昼ご飯の画像で飯テロをして終わろうと思う。おかわり自由のお味噌汁が旨みたっぷりで美味しかった。

サーモン漬け丼とお味噌汁

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