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3月第1週〜長野〜

1日目

新幹線課金

 今回は珍しく新幹線課金。ギリギリ2月だったために18きっぷがまだ使えなかったからだ。在来線で行ってもよいのだが、普段は在来線だと大回りをする必要があるので新幹線のほうが距離の関係で安いというバグがある。
 あっという間に着いた長野駅は想像していたよりも大きく綺麗だった。地元大分と群馬の駅が小さい方なので初めて行く駅では大体驚いてしまう。

牛にひかれて

 牛にひかれて善光寺参り、ではないがバスに揺られてお参りに。典型的日本人あるあるの無宗教に近い私はあまり気にしてはいなかったがここは特定の宗教のものではないらしい。大きい建物はそれだけで迫力があって見応えがある。

とても大きな善光寺


 入ってすぐのところに大香炉がある。線香の香りが気になったので100円ならと課金。香りは強いが比較的普通に感じた。もう1つ課金したのは回廊巡りである。真っ暗闇の中手探りで錠前を探すのだが、これが前後もよく分からなくなるような暗さ。しかも平日の朝イチということで周囲に人もおらずそんじょそこらのお化け屋敷よりも怖い状況であった。多分これはカップルや友人同士でわいわいやるのが良い。
  そして善光寺の楽しみといえば食べ歩きもあるだろう。周辺には食べ歩きの出来る場所がある。 そこで生まれて初めておやきを買ってみた。信州牛野沢菜おやきという豪華な名前のものを頼んだのだがとても美味しかった。大きさからお餅に近いものを想像していたのだがパンに近い印象を受けた。

戸隠神社

 長野に来たからには行きたい場所がもう一箇所あった。それは戸隠流忍術でお馴染みの戸隠にある戸隠神社だ。私はこの場所についてすごく高い杉の木が沢山ある神社、という知識しかなかったのでバスがどんどん山を登ることに怯えることしか出来なかった。たまたまその日の服装が防水防寒完璧な対雪装備だったので事なきを得たがもう少し下調べをするべきだろう。
 中社前でバスを降りると雪に囲まれ厳かな雰囲気が広がっていた。御朱印は集めていないのでお参りだけを行い、奥社の方へと向かうことにする。バスの無い冬季期間はそこそこな距離歩くことになるのだがまあ行けるだろうと神社にあった看板の通りに歩くことにした。

中社、右の雪山には蕎麦が埋まっているらしい

 この歩くという判断、それ自体は悪くなかったのだがルート選びが悪かった。前の人の足跡の上を歩かないと靴が埋まる、そもそもすれ違う際には片方が犠牲になって埋まるしかないというような道。雪に慣れ親しんでいない私にとっては楽しいが難易度の高い道であった。もし同じように冬季に奥社まで歩く人は車道脇を通ることをオススメする。

正しいか不安になる道

 道自体は正しかったのでそうこうしているうちに奥社の正面には着いたのだが、ここでも下調べの甘さが出る。大雪の為奥社までの2kmのうちの中間地点までしか行けないようになっていたのだ。有名な杉並木はその中間地点から始まる。という訳で今回は杉を入口側から撮って帰ることにした。写真ガチ勢のおじ様に素敵な写真を撮ってもらい今回は撤退。

江戸時代くらいからある杉

 帰りはしっかりぼっち盛りされた蕎麦を食べ、車道脇を通って帰った。ぼっち盛りの蕎麦は1年ほど食べてみたいと思っていたので念願叶った形となる。とても美味しかったので近くに寄った際にはぜひ食べてほしい。

5ぼっちある蕎麦

城山動物園

 山をおりてもまだ明るかったので善光寺のすぐ側にある無料の動物園に行くことにした。入園料代わりに猿に餌をやり、丸くなったペリカンを眺めてボーッとする時間はとても価値がある。とてもこじんまりとした動物園なのだが、善光寺に関係がある鳩を展示しているところがとてもよかった。善光寺の文字に鳩が隠れているのは知ってはいたが注目し忘れていたので帰りに寄ることに。

2日目

長野市立博物館

 長野県立博物館が閉まっていたので今回は市立博物館へ行った。暗く静かな人気の無い博物館は1人で訪れると割と怖いのだが、ここは特にリアルな蝋人形が多くビクビクしてしまう。土地柄、川中島の戦いが中心になるのは分かるのだがなぜだか地震計の展示が異様に多かった。
 特別展も川中島の戦いについてで特に映像がとても手が込んでいたので、大河ドラマのオープニングが好きな人は見るべきである。

ぬるぬる動いて怖いビデオ

懐古園

 午後は小諸城址の懐古園へ。ここも小さな動物園や島崎藤村の資料館があり結構時間を潰せた。穴城としてとても価値のある小諸城址だが私はあえて機関車に注目したい。この懐古園入口そばにはC56-144という機関車がある。有名なD51に比べて私の好きなC55や今回のC56は現存数が少なく、偶然出会えることは稀なのだ。散歩中のおじい様曰くクラウドファンディングで直したらしい。

猫といっしょに

3日目

浅間縄文ミュージアム

 長野最終日は浅間縄文ミュージアムを訪れた。普段バイト先から浅間山を眺めており、裏側の浅間山を見るという小さな目標が実は今回の旅にはあった。
 普段からよく手が入っているのかこじんまりとはしているがとても綺麗で見やすい展示である。ここの魅力はいつでもだれでもできる体験の豊富さだ。博物館ではよく体験会をおこなっているのだが大体が小学生向けかつ土日限定で私のような平日一人旅に優しくない。
 せっかく出来るならと今回は勾玉作りを行うことにした。小学生以来の勾玉作りである。指導してくださったおじ様とは1対1というなんとも気まずくなりそうな感じだったのだが、早々にこの方が鉄道好きということが分かり日本全国の鉄道話をすることで楽しい時間を過ごせた。勾玉も傷なく出来たので満足である。

完成した勾玉の首飾り

終わりに

 今回は初めて長野をゆっくりとまわったのだが長野市周辺にしか行くことが出来なかったことに後悔が残る。次行くときには松本の方にも行きたい。

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