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3月第3週〜宮城〜

1日目

宇都宮から

 今回は私が所属しているコロポックルという旅行サークルの企画で銚子を前日に訪れていたので群馬県まで帰らず宇都宮に泊まっていた。本当は新幹線の早割も考えたのだが、脳内の楽観的な私が「18切符で行けば安い!」としきりに叫んでいたので初めて在来線移動をすることにしたのだ。ただ、この楽観的な私は少々甘いところがあるので宿代を考えるとあまり安くはならかったのはご愛嬌である。
 噂に聞いていたとおり在来線は特急と新幹線をよく待つのでとにかく乗り継ぎが悪い。おかげで下車印は貯まったのでまあよしとしておこう。

地底の森ミュージアム

 最初に訪れたのは地底の森ミュージアムである。ここ仙台では旧石器時代の森を保存、展示しているのだ。特別な液を入れているということで見やすくなっている。もちろんこの施設は対人設備ではないので冬にも関わらずじっとりとした梅雨のような湿度と温度であった。
 中に入るとボランティアガイドの方がとても丁寧に解説をして下さる。年代や調査方法等は中学理科社会の予備知識があれば更に楽しめるだろう。ここでしっかり話を聞いておくことが重要である。というのも1階の展示は発見物についての展示というよりはどのようにして復元したのか、というスタンスだからである。実際は気の遠くなるような作業なのだろうが簡易的になっていることで普段学者の方がどのように考え調べているのかを知ることができた。

かなり広い地下展示室

牛タン

 夜ご飯にはもちろん大好物の牛タンを食べた。今までは特別好きなものでは無かったのだが昨年太平洋フェリーに乗った際に一時下船で食べて以来ハマっている。この時に食べたのが利久という店のものだったので刷り込みのようにここの店ばかり食べてしまう。比較的安く、店によっては混んでいないのでおすすめだ。

メイン以外にも色々付いてくる

2日目

蔵王キツネ村

 2日目のメインはキツネ村。ここは当初行く予定に無かったのだが大学の友人と飲んだ際に勧められたので行くことに決めた。地図を見るとかなり市街地からは離れているので油断して特に調べなかったことを後に後悔することになる。
 キツネ村へは駅からバスが出ていた。しかしそのバスが新幹線駅を始発としている為に乗ろうとするも満員で乗れず。ここまで来て行かないのも癪だったのでその場に同じように取り残された海外の方に声をかけてタクシーに相乗りをした。
 このキツネ村はキツネが放し飼いにされているゾーンがあるのだが、小学生以下には大人が1人付いたうえで誓約書も必要という中々に怖い場所である。管理自体はとてもしっかりしているのでこのルールもキツネと人の両方を守る為のものなのだろう。
 そんな距離感が怖い人にオススメなのは200円の餌やりを行うことだ。餌やりゾーンは少し高い建物でキツネから近づくことは出来なくなっているので物理的に高みの見物ができてとてもよい。
 ちょうど抱っこ体験も出来たので課金をすることに。こちらは700円。係のお兄さんがキツネとのツーショットはもちろんキツネのソロショットも沢山撮ってくれる。私は北極キツネのハナコを抱っこしたのだが、真っ白な子だったのもあって写真を見た人は皆口を揃えて「犬?」と言っていた。

ほぼ犬
すごく近くを歩いている

仙台市歴史民族資料館

 午後は前日に観光センターの方に教えていただいた仙台市歴史民族資料館を訪れた。履物を軸に生活や町の変化を追うスタイルが新鮮である。

沢山の履物

 ちなみにこの写真を載せるにあたってしっかり届出を出した。Twitterには届出の写真も載せたのだが、届出の届出も出すというよく分からない入れ子構造をしてしまった。

再び、牛タン

 夜ご飯は旅行支援のクーポンが残ってたのもあり再度利久。普通に店員さんに昨日も来ていたことがバレて声をかけられてしまったが美味しいのでよしとする。駅前の店は混んでいるのだがそこから近いドン・キホーテ地下にある店はディナーの時間帯でも並ばず入れることがあるのでオススメだ。いつか富豪になったらここで飲みたいと常々思っている。

デザートがチョコ餅からクリームに変わった

3日目

帰路

 本当は最終日である3日目はお城を見に行こうと思っていたのだが興味が持てずに断念。前日に最大震度5弱の地震があったこともあり乗り換え検索が役に立たない程電車は遅れていたが特に用事も無いのでのんびり帰ることにする。
 仙台駅で笹かまを購入してもぐもぐ食べていたのだが2年前に食べたときと感想が異なっていた。前に食べたとき程お腹がすいていなかったということにしておく。

1つから買える笹かま

丸信ラーメン

 途中乗り換えのあった福島駅では丸信という比較的有名なラーメン屋さんへ行った。醤油ラーメンがとても美味しいのだがあっさりめのスープなので午前中から食べても大丈夫なところが嬉しい。
 店主さんも優しくおにぎり鞄を褒めてもらった。また空いていた時間だったこともあり結構お話をさせてもらったのだが、昨日仙台に泊まっていた旨を話すと地震の心配をして下さった。震源地にはこの店舗の方が近いのだがお互い特に影響は無かったということで穏やかな時間が流れていた。

スープが二層になっている

おわりに

 この後は電車が2時間遅延するなんてこともあったが特段何も無く無事に帰り着くことができた。今回の旅行に心残りがあるとすれば仙台にある博物館が尽く閉館中だったことであろう。まだまだ訪れたい場所が沢山あるのでまた機会があったら旅行しようと思う。

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