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3月第5週~不可逆展~

はじめに

 今回は就活で午前中に移動していたため出発地点が横浜であった。しかも18きっぷも残っているし次の日は先輩方の卒業式に行くだけ。というわけで比較的どこにでも行ける状態であった。
 選択肢にはいくつかの水族館と博物館、それと不可逆展。どれもそれぞれ魅力的だったのだがその中から私は不可逆展を選んだ。
 そもそも私のこの1年間の目標は「近くを通ったら行くべき場所に全部行く」というもの。そんな私が好きになって日が浅いからという理由でこのポップアップストアに行かないのは筋が通らなかったのだ。

Project:;COLD

 この不可逆展はProject:;COLDという日常侵食型ミステリーゲームのポップアップである、はずだ。というのも気になり始めて1週間、好きになって3日で訪れたので合っているか怪しいのである。
 そもそもこのゲームの存在をしっかり認知したのは1つのツイートからだ。そのツイートでは作中に登場する八本木先生のサイン会の日付を間違え後悔する様子が綴られていた。元々気になってはいたので最低限の知識はあり、そこからそのまま融解班という名称である参加者の仲間入りをする。もちろん謎解きには歯が立たなかったのだがリアルタイムでファインプレーであるツイートにいいねを押し、共に喜び合うだけでとても楽しかった。

不可逆展へ

 その日はフルカスタムニキ(ネキ)こと英雄が会場に現れ盛り上がった翌日。その熱が冷めやらぬままだったこともあり私も他の融解班の方々のように日常を侵食されたくなってしまっていた。
 うきうきとした気分で会場に向かうとまず目に入ったのは八本木先生のサインが真ん中にあり、いつの間にか貼られていたというステッカーが横にあるポスター。確かにそこに八本木先生はいたのだ。奥には先生の撮った写真も展示されていて私の世界と繋がった気がした。

実際のポスター

おわりに

 3月末まで続いたこのゲームが確かなリアリティを伴って私の興味を引き続けたのは実際に自分の足で訪れ生でサインを見たからであろう。ポップアップストアなんか到底来ない場所に住んでいた高校生の私も心の中で満足している。中学生の作文のような終わりだが、やはり私には長距離長期間の旅行も今回のような近距離短期間の訪問も必要なのでどちらも大切にしていきたいと思う。

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