3月第2週〜富山〜
富山へ
私のいくつかある所属団体の1つである旅サークル、コロポックルの企画で前日はガラス美術館や環水公園を訪れた。その日中に帰宅するには新幹線にでも課金しない限りは無理ということで今回は富山に泊まることに。経県値を上げたいという気持ちが無かったわけではない。
おネコ様パラダイス
私は泊まる場所を探す際ネットカフェ、ホステル等安宿、ホテルの順に検討する。基本的に値段の安さが軸となるからなのだが今回はその考慮事項に猫が入り、その結果いるかホステルというホステルに泊まることになった。富山駅から近く値段も安くとても良い。ただこのホステルの素晴らしいところは猫が沢山いるということなのだ。もちろん猫がいるのは共用スペースだけだし餌やりも出来ない。しかしいることが素晴らしいのだ。人馴れしている子が多く私も撫で回させてもらった。ネカフェに慣れている人からしたらホステルは少しお高く感じるかもしれないが、その分設備は良いし猫カフェ代も含まれていると考えれば安いものだろう。富山に泊まる際はここに泊まることをオススメする。
ほたるいかミュージアム
ホタルイカは3月1日から漁が解禁される。私が訪れたのはその次の日である2日だったため色々なレストランが美味しそうなホタルイカを出しており、私もこの時までは帰りに食べることを楽しみにしていた。これは完全なる伏線である。
この施設ではホタルイカのタッチプールがありとても楽しみにしていた。しかし先日オオグソクムシに噛まれたということもあり恐怖心がかなり強くなっていたのだ。そこで安心するためにスタッフの方にホタルイカは噛むか尋ねたところ元気よく「噛みます!いい経験なので噛まれていってください!」と言われてしまった。恐怖が増したのは言うまでもない。
中はこじんまりとしているが丁寧かつ十分な資料があるように感じた。特に、シアターが2箇所あるのだがどちらも映像にお金がかかっており古さを感じなかったので見やすかった。この手の映像は見慣れているはずなのだが思わずゾッとしてしまった。
タッチプールは想像していたよりも広くホタルイカも数箇所に分けられているので来場者が多くなっても対応可能だろう。ホタルイカは簡単に触れた。スタッフの方が言った通り噛まれたがかぷかぷされるだけで全く痛くなかったのでよかった。
私が訪れたタイミングではホタルイカの発光ショーは見ることが出来ないはずだったのだが、たまたま前日に館長から許可が下りていたらしくバケツに入ったホタルイカが光る姿を見ることができた。ホタルイカが1年しか生きられず飼育もまだ上手くいっていないらしい。
ショーの後小さき命が愛おしくなった私は再度ホタルイカを触りに行った。小さくて柔らかくて可愛い生き物、ホタルイカ。私はホタルイカを無性に愛おしく感じるようになっていた。
食、ホタルイカ
ほたるいかミュージアムにはフードコートのような場所が併設されており様々なホタルイカ料理を楽しむことができた。そのときの私は食べる気など完全に失せていたのだがここでこのまま帰ると一生ホタルイカを食べられなくなさそうだと感じホタルイカ揚げを購入。
結論から言うと身は柔らかく衣はザクザクとして程よい塩味がとても美味しかった。しかし先程まで愛しさの対象としていた柔らかさが美味しさに変わってしまい食べながら泣きそうになった。
おわりに
今回の旅行では愛しいものを食べるという貴重な体験ができた。今でもホタルイカを見ると気持ち悪くなるし、結局一生食べられなさそうである。ただこの状態になって最初に思ったことがカニバリズムの人すごい、だったので意外と平気なのかもしれない。
ちなみに帰り道に泣かなくていいように本当に光るホタルイカのキーホルダーを購入した。とても愛おしいし可愛いので現在は机の横に飾っている。
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