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通学路だってワンダーランド

久々に晴れました。すこし汗ばむぐらいの気候は歩いていて気持ちよい。

生来、落ち着きのない性格もあってか、キョロキョロしながら歩いていると、勤務場所である学校までの間に、いろんな「生き物」や「人間活動の跡」があることに気がつきます。

今日は久しぶりに太陽も顔を出しているので、光が出てくると、ものの輪郭がはっきりと出てきていました。影と光の領域も、現れてきます。花や鳥も、久しぶりの晴れに生き生きと花弁を広げ、羽を伸ばしていました。

歩いていれば、小さなものの存在に目が留まります。

とくに、今日は花に勢いがありました。光のなか、木漏れ日のなか、満面の笑みをたたえ、一身に太陽の光を浴びている姿に、不思議と惹かれます。

思えば、通学路が二倍にも三倍にもなる子どもでした。なにを見ていたか思い返しても、いまとあんまり変わらなかったように思います(成長してない(笑))。

草木を見て、花を嗅ぎ、動物を追いかけ回し、ぼーっと空を眺める。石をなげ、枝をおり、破壊活動にいそしむ(一度、ライターでいたずらして目の前の野原が火事になったこともありました)。

道草という道草を食い荒らしながら、学校から家までの路を歩いて帰っていました。たぶん、ニンゲンにとって、行き帰りの通学路でも、十分に楽しめるエンターテイメントになり得るのでしょう。

何十年たった今でも、ワンダーランドはそばにある。

思えば、彼らはすぐそばにいるのに、どうしても忘れてしまう。自分に余裕がないと、彼らをないものとして消してしまう。

大言壮語の哲学も大事だけれど、半径3メートルのてつがくをベースにいきたいと思ってます。きっと、半径3メートルには、僕の大事にしているものが存在しているはずだから。

読んでるかたの「半径3メートル」には、どんなものがあるでしょうか?思い付いた方、ぜひ、コメントください。

以下オマケ

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