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iClever折りたたみ式キーボード兼トラックパッド レビュー

今回レビューするガジェット:iClever IC-BK08
結論:キーボードとしては🙆トラックパッドは🙅

動画で見たい人はこちら(ほぼ同じ内容)

良かった点

詰まったメカ感

本体は思ったよりしっかりしていて、中身が詰まった感じの印象でした。
モバイル特化型のキーボードであることを考えると、スカスカよりもギッチリ詰まってた方が安心。
多少、荒く扱っても、パーツが破損して壊れたりしなさそうな、ガッチリ感があります。

グリップ

本体の両サイドに、可動するゴム足が付いているので、設置して打鍵する際にズレたりする心配がありません。
トラックパッドも付いているので、キーを打つだけでなく、頻繁に手を動かすので、グリップで固定されているのは嬉しいポイントです。

接続の速さ

本体は最大3台までのデバイスを登録しておけるので、キーコマンド操作で簡単にデバイスを切り替えることができます。
接続する相手側のシステムにも依存するので、一概には言えませんが、少なくともiPhoneとiPad間を行き来するのはスムーズでした。

閉じた際の外観

キーボードを閉じてしまうと、アルミの削り出しボディのような美しいシルエットになります。
iPad miniなどに色味も似ていて、一緒に持ち歩いても違和感なく共存してくれます。
無駄な構造物やロゴなどが外に剥き出してないのも好評価です。

少し気になる点

Micro USB端子

この製品は充電式ですが、その際に使うケーブルはMicro USB端子となってます。
既にMicro USBケーブルを持ち歩いている人には問題無いですが、個人的にはケーブルの種類も本数も、なるべく減らすように、持ち物をマネジメントしてるので、USB-Cケーブルに対応して欲しかったです。

トラックパッドの複数指操作

この製品の見どころの一つとして、キーボードとトラックパッドが1つのデバイスで完結していると言う点があります。
iPadユーザーからすると、これは純正のMagic Keyboardやロジクールのトラックパッド付きキーボードの代わりになるのでは?と期待することでしょう。
僕はApple純正のMagic Keyboardも、ロジクールのコンボタッチも両方使ったことがありますが、この製品がその両者に匹敵するほどのクオリティであるとは思えませんでした。
というのも、この製品のトラックパッドは、iPadのマウス操作を、まともに行うことができないからです。
iPadのトラックパッドはジェスチャーが豊富で、複数本の指をつかった操作で、タッチディスプレイと遜色ないほど多くのコントロールを行うことができます。
MacユーザーやiPadユーザーの慣れ親しんだトラックパッド操作を期待してこの製品に触れると、思い通りにカーソルやウィンドウが動かず、想像を絶するストレスに晒されることでしょう。

結論

用途によっては面白い製品だが

iPhone用のキーボードがほしい人にとってはおすすめ出来ます。
iPhoneでテキスト作成を行いたい場合、多少なりともカーソル操作が出来るので、出来る限り画面に触れずにタイピングを行いたい人にとっては使えるトラックパッド付きのコンパクトキーボードは重宝するでしょう。
しかし、iPad用キーボード件トラックパッドとしてはあまりおすすめしません。
既にMagic Keyboardなどを使ったことがあり、iPadのトラックパッド操作を酷使している人は特にダメです。
iPadはシングルウィンドウが基本なので、アプリ間の移動が頻繁に行われ、その操作を担うトラックパッドがまともに動かないと、100%のパフォーマンスが発揮できなくなり、ストレスに感じてしまいます。
つまり、コンパクトなキーボードとしては非常に優れた製品ですが、iPadという特殊なデバイスの操作には不向き。
とにかくコンパクトなキーボードがほしくて、たまにマウスを動かして、カーソル移動したいくらいの使用用途だったら、ピッタリの製品だと思いました。

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