コンピューターシティー

3曲目はコンピューターシティーです。

この曲はド頭の「ッハかーんぺきな」で始まるのが最早最高ですよね。前曲のリニアモーターガールが非常にエモい終わり方をした後のこの「ハ」は気持ちの昂りが止まることを知りません。

曲全体を通してメロディーの切なさと歌詞のしんどさがシンクロしすぎている。あんまり歌詞に言及しすぎたくない気持ちもあるのですが触れずにはいられない程、ティーンエイジャーの口語を絶妙な気持ち悪さで紡ぐ中田ヤスタカさん。

歌詞の世界観としては、然程珍しいものではありません。初めてコンピューターシティーを聴いたときは、ポルノグラフィティさんの空想科学少年やReport21を想起しました。その他にも、科学技術への抵抗がイメージされた歌は山程あるでしょう。冷凍都市で暮らしてるくらいですから。

この歌詞とメロディーを忠実になぞっている振付が魅力を更に増大させています。「計算」で指折り数える。ロングトーンの終わりに正面をなぐる。表拍をとっていたと思ったら突然マルカート気味の歌詞に合わせる。歌詞に合わせたり合わせなかったりするリズムの取り方は今でこそ珍しくありませんが、新鮮で楽しく、ワクワクするものでした。

ビジュアルはまだまだ初期の洗練されてなさが残っています。なんで髪の毛に青い系を混ぜたの?

#prfm #MyBestPerfume

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