孤島自慢

オーバー・セルフ・ライナーノーツ

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最近の記事

爛れている

 呼吸がかなり下手になった。あらゆる睡眠法が体に合わない。リラックスが分からない。力の抜きかたが分からない。小さい頃からずっと力んで生きてきたような気がする。大したことしてないのにつねにどこかが緊張している気がする。欲が分からない。食べたいことしか分からない。自分を長いこと見つめてこなかった気がする。振り返ることを禁じていた。からだの使い方がわからない。若さの使い方もわからない。わかりたくないの方が近いかもしれない。どうして自分が幸せになることが許せない。もっと楽になりたい。

    • 12月19日【月曜】

      起きる、今日は二度寝せず余裕をもって起床。やらないと仕事のあと腰がびりびりになるので、勇気をだして布団から出てラジオ体操。ちょくちょく続いてはいるので、Spotifyの年末まとめにはいつもひろみちおにいさんのラジオ体操が入っている。朝から何ともしがたい徒労感に襲われてまた何もできなくなりそうだったので、えいやっとコンビニに向かいしこたま食べ物を買い込む。家ついてもりもり食べたら機嫌がなおったので仕事。仕事は何もやることが見つからない時が一番つらい。というか私は、タスクが複数あ

      • 放られる塊

        洗い物をしている時に、とても良いことを思い付いたんだけど手が濡れてて拭くのを億劫に思っている内に何を思い付いたのか忘れた。こういう日々のちんまりとしたハードル避けてまわっていくと、全て忘れてしまう気がして怖くなったので唐突に日記を書く。大したことじゃないけど、大したことじゃなくても素晴らしいなと動く心が私です。 今日は外でお弁当を食べた。大して天気も良くない原宿駅元喫煙所の広場でもくもくと。すずめちゃんとピントカの「みかんのうた」を思い出していた。私も東京でやっとるけんな。や

        • 2021/7/26 2:38 誠実

          辛いってここでしか言えなくなっちゃったな、私を拡張するつもりが大切が犠牲になっただけで、私役立たずになっちゃった。でも私が勝手に始めて私が勝手に守ってるだけだから、だれにも辛いって上手く言えない。誰も選ばないこと、誰かに選ばれたら望まれる形で姿形を作ること。まだ1年しか続けてないけど、人間を諦めたくなるのに充分なくらいには疲れた。絶望すらできない。絶望ではないのは、既に予想してた事が起こっただけだから。絶望することすら自分に許せない。優しくすることって、甘えられて軽んじられる

          7月3日【日曜】

          7時に起きる。朝シャワーを浴びるために早く目覚ましを設定していたけど、諦めてもう一度眠る。何度寝かを繰り返して起床。9時半。溜まりにたまった洗濯物第一陣を開始する。 先週一週間は自分を宥めるために暴食を繰り返した。が、この土日からは自分のよりよい暮らしを目指すために使うと決めていた。昨日は部屋の掃除と押し入れの片付け。元カレ関連の品を片っ端からごみ袋に詰めた。ぬいぐるみは捨てられず。ぬいぐるみに非はないし、私はこいつらを愛してる。今日は洗濯物との格闘に費やす。  費やすと言っ

          7月3日【日曜】

          テイクテイクテイクギブ

          泣いてはいけない日ばかり泣きたくなってしまう。最近感情がどうも振れなくて、泣けると噂のロボとーちゃん観たけど理解~で終わった泣けなかった。のに、今日は容易く涙が出る。別に助けてほしいことは何もない。あの時あの場所のあのアイドルのきらめきとか、そういう種類の髪掴みノスタルジーにずるずるにやられたり。あとは「女は生きるの楽」論者の事を考えて、「女で悪かったな」と思ったり。男にならなければ感じられない絶望ってなんだろうか。絶望は各人々が体験しうるものだと思うけど、やっぱりその深さは

          テイクテイクテイクギブ

          リハビリ日記

          バンドの練習があった。 とってもとっても楽しい。 基本的に歌だけの参加。見せ場を張り切って歌うのも、人とハモるのもただただ楽しい。そしてライブがあると言う嬉しさ。見てほしいって感情、承認欲求って言葉が普及してから疎まれがちだけど、自分としてはすごく大事。根っからの見栄っ張りで怠け者なので、少しでも自分と切り離された他人の存在を意識しないと向上心を抱けなくなってしまう。ライブのありがたさを忘れてしまいがちなので、ことあるごとにこれはどうしようもなくありがたい機会なんだと言い

          リハビリ日記

          日記

          一秒でも多く眠るために、翌朝の準備を徹底的に行っていたら完全に眠気が覚めた。何の気なしにコーヒーを飲んでいたのが良くなかったのかもしれない。まんじりとも眠れん。こういう時はだいたい6-7時の間に強烈な眠気が来る。カフェインを追加投入し眠気に打ち勝ったダルい体で出勤するか、化粧諸々全てを諦めて瀬戸際まで攻めて眠るかの2択を迫られる。大抵後者を選ぶ。 携帯のアラームを無意識に消すようになったため、アナログな目覚まし時計を買った。タキシードサムの目覚まし時計。とても可愛いし、サム

          罪滅ぼし・滅ぼし

          23歳のディストピアは、音もなく蝕むようにやってきた。人生の生き方を考えるときはいつもいつか死ぬ大前提から始まる。逆張りが生き癖の私だから、どんなあなたでも良いって生き方の口コミが拡がれば拡がるほど、なら一番ずるをして生きてもいいんですねと思ってしまう。生きていくことに真正面から向き合うことから逃げてしまう。本当はどんなあなたでも良いわけがないんだ。生きていくことニアリーイコール自分を少しずつ良くしていかねばならないということ、だと思って生きてきたから、現時点がすべてだと言わ

          罪滅ぼし・滅ぼし

          ちっぽけ、カス

          月に行ってどうするんすか?夜空満点の星空見てたら、自分の悩み事ちっぽけに思えるって本当すか?本当にちっぽけに思えますか?聞いたことあるから星みたらテキストとして「ちっぽけ」が連想ゲームされるだけじゃないですか?相対化がずっと苦手です。宇宙、でかい、自分、それと比べて小さい、わかる。わかるけど、それによって自分の考えてることも連動して小さく感じられる、わからない。ちっぽけだと思ったあと何考えるんですか?あーちっぽけだな自分、そして悩み…あー明日も頑張ろ!みたいな?シームレスさ?

          ちっぽけ、カス

          生きている生きてゆく①

          最近「どうせ生きて行くんだから」と思うようになった。社会人になって、金を稼ぎ、自分を食わせると言うことを具体的に体験してから、昔のような衝動が小さくなってきてしまった。前は、今ここにある自分の命は今現在の自分と目の前に起こる現象全てと他人のためのものだと無意識に思っていた。それが今は、数年後数十年後の自分を生かすためにあると感じている。貧窮することへの不安が生まれた。車を実際に運転することで、初めて「自分が事故を起こしうる」と気がつく・実感が湧く、みたいな感じ。自分で自分の生

          生きている生きてゆく①

          少し前に考えていたこと

          小学校の同級生の旦那を中学校の同級生が寝取ったという話を聞いた。22歳の私がそんな話を聞くくらいだからお里が知れてる。地元はどうしようもなく嫌いだ。ぬるま湯のような連帯感・当然の絆の水面下には腐るほどの愚痴と取った取られた金だマルチだがどんよりと漂っている。その燃やせば全てなくなるような田舎特有の臭い空気感がどうしても嫌いだった。 私は大学入学と共に地元を抜け出し、今は関東で暮らしている。田舎育ちで培われた「今・この場を共有していることだけを理由に生まれる連帯感への嫌悪」を

          少し前に考えていたこと

          感傷的になってしまうことを誰かが笑っている気がする

          過去を全て消したくなる。私が関わってしまってごめんなさい、誰に謝れば気が済むんだ本当に。酷い事をしてきた自分が普通と言われる生活をしていることがずっと後ろめたい。後ろめたさを反芻させて繰り返して飽きて、ただ底に溜まったどこへもゆけなさを紛らわすための強烈な刺激が欲しくなる。白目剥いたり頭を殴ったり。こんな風に生きていること自体、誰かがずっと笑っている気がする。生きていたくないと吐き出せば吐き出すほど、何が恥だと鼻で笑われている気がする。お前なんかの苦しみは苦しみではないと値踏

          感傷的になってしまうことを誰かが笑っている気がする

          めのう

          こーんなよろよろの新人OLの言葉なんて中身スカスカでなーんも撃ち抜けやしない。詰めてきた中身は環境変わると一気に蒸発してしまう。根拠と実力がほしい。お花畑を駆け巡って体力をつけ、ワンルームをプラスチックの宝石とフリフリと本とゴミと服で私だけの聖堂に築きあげそのなかで訥々と知識を詰む。ただの夢見がちな成人女性と見くびったな?私は性根腐った卑怯なロリータなのだ。

          怖くない

          自分の命を汚れたものだと思う理由がチンケなものだと気がつくと何となくがっかりしてしまう。普通であることに安心するのに普通であることが怖い。自分の皮膚を剥がしたらステンレスとビニールに覆われた配線が鈍く光を受けていたらいいのにと思うけど女子高生の時に見たのはちゃんとピンク色のぷるぷるした肉と、どんよりとした赤だった。最近イヤホンが壊れた。自分で選んだ音楽以外が聞こえてくる街は思っていたより恐ろしかった。自分の目から見える範囲はなんら自分の存在を確かだと感じる要素は無いのに、耳か

          怖くない

          溜まって誰かになってく

          まともになってしまうことがこんなに怖いことだとは思わなかった。ちゃんと眠り、朝に起きご飯を食べて仕事をして眠るだけでみるみる客観的にまともに変わっていく。もともとそうだったんじゃないかと思うほど普通の生活を送る。怒られるのが嫌だから無理やり朝起きているだけなのに、何となく清々しい思いになってしまう。汚いヘドロだと思ってた自分と生活があっけなく変わってしまった。生活の巡りを誰かに握られるって、こんな恐ろしいことだとは思わなかった。そして自分が以前の自分のこと結構気に入ってるとい

          溜まって誰かになってく