IMO

そして、何者にもなれなかったが、人生は続く。

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2019年年末 成田でグレて除夜の鐘が聞こえない

今更ではあるが年末を振り返る。 2019年12月27日(金)成田でグレる 安心の翼アエロフロートはモスクワからの9時間の旅を終え成田に。降り立つ、苛立つ、いつものお約束。寝不足、ニコチン切れに加え、B滑走路から第一ターミナルまで20分以上のタキシング(地上移動)が追い打ちをかける。何が悲しくて飛行機が陸の移動で時間を浪費しなければいけないのか、それだけの時間空にいれば東京から名古屋近くまで行ける。随分なおもてなしぶりだJAPAN。鼠色の空に、冬というには若干生暖かな空気が不

    • 「おじさん」の完成

      お気持ちに普遍的正義のフレーバーを添えて、いつも人々が殴り罵り合う事でお馴染みのTwitter。どうもそこでの議論を見ていると、おじさんは救いようのない階層で兎に角どのように口汚く罵倒しようが良いらしい。 何故おじさんを叩くことが正当化されるのか。 至極単純化していえば「おじさん」という存在は「気持ちが悪い」からだ。この「気持ちが悪い」を分解すると、「おじさん」以下の世代に対して一定の権力を持つ存在として立ち現れ、潜在的な(そして時に顕在的な)パワハラの行使者たる事に対す

      • 披露宴での乾杯挨拶を頼まれていたようだ。~How toに至らない何か~

        依頼を失念する披露宴での乾杯挨拶を頼まれていたようだ。大学の後輩にあたる新郎新婦の依頼で。式本番の5日前だというのにすっかり失念していた。新郎新婦は人望が厚く、挨拶を頼むのなら相応しい会社の上司や友人達がいくらでもいようものを、敢えて僕に依頼してくれたわけだから、熟考を重ねた上での人選だったのだろうに、こちらがすっかり忘れているのだから世話が無い。大方依頼を引き受けた時に酒が入っていて安請け合いをして記憶から零れ落ちたのだろうけど。たまたま連絡を取って気づいたからよかったもの

        • 絵画を知った、といって何者にもなれなかった

          目が見えるだけであなたは絵画が楽しめる。体を動かせるだけであなたは運動を楽しめる。ありとあらゆる不条理、故の無い悲哀、醜く、さればこそ人間らしい事象が溢れているが、一方で、人類の作り出した素敵な何かを死ぬまで楽しむ事もできる。 「絵画、ってあれですよね。幼稚園児に落書きさせて、額縁の下にピカソとか書いてあればありがたがって見る程度のものだし、なんでそんなものに有難がって金払うのか意味わかんないです。」 「いや、君。ピカソが落書きとか言っているけど、まともにピカソとか当たりの

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