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悩みから抜け出す方法

一昨日、マネージャーお茶会(マネージャーと経営陣が集まって雑談する)で、代表の青木さんが話をしてくれた「悩みから抜け出す方法」が、いつもなんやらかんやら悩みがちな自分にとって、ものすごーーく大事だと思ったのと、後からまた悩んだときに何度も味わって思い出せるように書き残しておきます。

「悩む」と「考える」は違うってよ

これは、「北欧、暮らしの道具店」の記事で、編集チームの津田さんとgood design companyの水野学さんとの記事に書かれていたこと。

水野さんの話、青木さんの話、私の理解をがっちゃんこして書くと、

【考える】
(前提)
・決着をつけたいテーマ(課題)がわかっている
・検討、判断をするための材料がある
 ↓だから
(行為)
・自分の(や会社やチームなどの)価値基準にしたがって選択肢を吟味する
【悩む】
・決着をつけたいテーマ(課題)がぼんやりしている
(何についてもやもやしているのか自分もよくわかってない)
・検討、判断をするための材料が少ない、足りない

悩む状態の人が複数いて議論するともめやすいし、漠然とした答えの出ない問いを持ち続けていること自体がすごくストレス。
判断できる材料がないのに、わからないもの=不安なものがぼんやり自分の中にあると、知らずのうちに結構なCPUくってて、本来とりくむべきことのパフォーマンスが落ちてしまってるときあるよな〜

「悩むモード」から「考えるモード」に戻る方法

悩むモードでもやもやしちゃっているのを抜け出すには、簡単に言うと、とりあえずちっちゃくていいから行動して、判断するための情報を集めるのがいいみたい。

そのプロセスは、OODA(ウーダ)と言って軍事行動における指揮官の意思決定をするためのフレームワークで、刻々と変わっていく状況に対処するのに適したものらしい。

(ちゃんと何か読んだり聞いたりして理解しているわけではないので以下はざっくり情報)

①観察する(Observe):ロウデータを集める
②方向付ける(Orient):①を元に、価値判断を含んだインフォメーションにまとめる
③意思決定(Deside):手段を選択する
④行動する(Act):やる

悩んでいるのは、上記プロセスのどこかで止まってしまっているから、次に駒を進めて考えるモードに戻りたいよね。

でも、、、なんかやるの怖い

印象的だったのは、④「行動する」のときに、「よっしゃ、思い切ってこれやっちゃおう!!」って自分を鼓舞しないとできないものは、打ち手が大きすぎるかもって話。

先週、箕輪さんの「死ぬこと以外かすり傷」読んだときに、

パッと開いたページに「とりあえず、今やれ!」みたいなことが大きく太字で書いてあって、「ヒーーーー!!」ってなって本をとじてしまった。行動するのって怖いんだよね・・・

ほんとに、私のような悩みがちなタイプは完璧な意思決定して完璧な行動しなきゃというバイヤスがかかりやすいから(なんでだろ?)、行動へのハードルが高くなる一方だし、熟成させればさせるほど行動が億劫になるし。

よっしゃやるぞ!!みたいに気合と根性いれないとやれないことじゃなくて、その半分か4分の1くらいにして、小さくやってインプットを得て、また観察して意思決定すればいいんだということを聞いて、なんかすごくほっとした。
完璧な答えを出すための行動ではなくて、判断する材料を集めるための行動だと思うと、小さくてもいいやと思えるし、間違っても情報集められたからいいやと自分に言えそう。

それぞれの正しさが混みあう

話はそれるけど、そのお茶会にて、人と人がもめちゃうことを、青木さんは「それぞれの正しさが混みあってる」と表現してて、なんだかすごくすっと腹落ちして救われた。

最近の仕事の中で、自分の考えが二つ出てきてどっちが正しいんだ?!とか、誰かと自分の意見が対立して苦しいとかが続いてあった。
たぶん、物事を絶対解に対する二者択一対立構造でしか捉えられていなかったから苦しかったのだけど、なんだ、個別が持つ正しさが渋滞しているだけか、って思ったらすごく心が軽くなった。

物事に絶対の答えなどないから、考えや価値観の違う人が集って何かをする以上、正しさがぶつかるのはしょうがないけど、それをぶつかった二つのうちどっちを選ぶのよ!?みたいなことをやってると疲れる。
そうじゃなくて、あ、こみあってんなと思えば、状況を俯瞰的に冷静に把握できる気がして。

かすり傷にもびびっちゃう小さな自分ですが、ちびちび行動して、考えて、ぼちぼちやろうかな。

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