ネタ01:アプリによるノベルゲームの縦画面利用法

最近、脱出ゲーム以外のノベルを重視したノベルゲーが目につくようになってきた気がする。

改めてスマホによるノベルゲー制作を行うにはという事考えた時に、縦画面を上手く使って表現がなされている作品を見ていないことに気づいた。

ではこの「縦画面を上手く使った表現」と言うものを主軸に考えた時、どんなノベルゲーが作れるだろうか。

・カメラで被写体(登場人物)を撮影していると言う設定

・主人公は撮影者、または視聴者。

・視聴者の場合コメントの投稿内容を選択する事により、分岐点を作る。

・撮影者の場合は単純に主人公の行動を選択によって選び、分岐点を作る。

・具体的な内容例としては、動画配信の生中継で問題が起こる。それは廃屋で起きる心霊的イベントでも良いし、キャンプ地で起こる謎の失踪事件でも良い。この問題を解決するため主人公は行動する。行動中の選択肢によってルートが分岐し、ヒロインの個別ルートへ入るなど、登場人物について掘り下げる。そしてストーリーは確信へ。

・上記の内容であれば軽いオカルト開始のミステリー物が丁度いいかな? あくまでミステリー重点で。

・重くなり過ぎないよう、ギャグパートなどがあると良いかも。その辺りは従来のギャルゲー風に。また、登場人物が学生で動画配信を部活やサークルで行なっているなどだと、テンションの浮き沈みを作りやすい。


以上がゲームのベース部分とした時、何を持って縦画面を上手く使った表現となるのか。

1、撮影器具がスマホである。

これは学生の活動である事もあり、不自然さはあまりない。また重要なのはスマホならではのギミックを入れることが出来ることである。

例えばメッセージの着信、電話による撮影の中断、テープチェンジがわりの撮影用スマホの交換。

一見大したことのないギミックだが、ストーリーの展開を考える上では非常に役に立ちそう。

2、演出

動画配信形式の媒体を通すことで、文字媒体ゲームの取っ付きにくさを軽減。同時に立ち絵を1人に限定する事の不自然さを消せる。

常に1名が画面上にいるのでは無く、立ち代わりに交代すると言う形。

目立ちがりは、カメラを独占しようと動くし、恥ずかしがりは物陰に隠れながらの登場、変人は人形劇で自分の姿は晒さない。

など、自然な形でキャラクター性の演出も行える。

3、拡張システム

読み物としての良さでは無いが、クリア後の解禁要素として、キャラクターのAR表示が行えると良いと考える。

また、技術的に個人では行えそうにも無いが、ARのキャラクターがラブプラス+程度の会話などを行なってくれたら、とても楽しい。


スマホゲーって横向きが見やすくはあるのだけれど、縦向きの方が楽。

一々横向きにするの面倒。

ノベルゲーぐらい片手でやりたい。

など、問題点さえクリアすれば上記のような利点が出てくる。

決して無しなネタでは無いかなと。






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