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沖縄はお盆です、怖い話します

はいさーい!
マイルズです!
今日は沖縄のお盆最終日、ウークイでございます

ということで、
ほんとうにあった怖い話をしていきたいと思います٩(^‿^)۶
苦手な方はスルーしてね( ´Д`)



タイトル『しくじった』


これは、高校の時の部活の後輩Aから聞いた実際にあった怖い話である。


Aには別の部活に所属している仲のいい友人Bがいた。AとBは帰り道が同じ方向で、
それぞれの部活が終わると校門で待ち合わせをし、一緒に帰るのが日課になっていた。

ここで、家までの帰り道をざっくりと説明しておく。学校から15分くらい大通りを歩くと小さな路地に入り、そこからさらに5分程歩くとT字路になっている。そこでAとBは別れてAは左へ、Bは右へ行くと家に着く。
こんな感じだ。

いつものように部活が終わり、好きな子の話や進学の話をしながら帰り道を2人で歩いていた。
歩き始めて10分くらいは話が盛り上がっていたが、途中からBがやけに静かになってどこか上の空のような感じだった。

そして、ちょうど小さな路地に入る手前に差し掛かった頃、Bが小さな声で
「やばい。変なのが付いてきてる。」と言った。

AはBが霊感があるのを知っていたため、
人ではないものが自分たちの後ろをついてきていることを悟った。
Aは霊体験が初めてだったため、少しパニックになっていた。
すると、Bが続けて「お前は絶対に振り返るなよ。俺があいつを連れて行くから、心配すんな。」と言った。
それを聞いたAは少しホッとし、こんな心強いBが友人であることに感謝した。

小さな路地に入るとAとBは無言で歩き続けた。その道中Bは何度か振り返り、気づいてますアピールをし、Aはただひたすら前を向いて歩くことだけに集中した。

そして分かれ道のT字路に着いた。
Bが「明日な。」と言って手をあげ、Aは「おぅ。」と下を向きながら左へと歩いて行った。

Aは怖い気持ちを隠すためにイヤホンを携帯にさし、音楽を聴きながら足早に家を目指した。
音楽を聴きながらも、いくら霊感が強いとはいえアイツを引き受けてくれたBを心配していた。

そして、Bと別れてから5分くらい経った頃、聴いていた音楽ではなく、携帯の着信音がイヤホンから流れた。画面を見ると着信はBからだった。
AはきっとBの身に何かあったんだと思い、イヤホンを外しすぐに電話に出た。

A 「B!? 大丈夫か!?」

B 「はぁっ.. はぁっ... (トットットッ)」

電話からは息切れと走ってる足音が聞こえ、アイツから逃げているんだとAは思った。
しかし、Bは続けて

B 「ごめん!!しくじった!お前に付いて
行きよった!」

A 「え . . . 」

B 「振り向きさえしなければ大丈夫だから、
  走らないで普通に家向かえ!おれも今  
  お前んとこ向かってるから!」

全て聞き終わる前にすでにAは走っていた。
全速力で走って家を目指した。
あと少しで家にたどり着くというところで右腕を何かに引っ張られた。Aは自分の右腕に視線をずらすと、血色の悪い手が付いていた。顔を見ようと思えば見えたが失神してしまいそうな気がして見なかった。
その瞬間背中の右側あたりがバチバチバチとなりとっさに振り返ってしまった。
が、そこにいたのはBだった。
BがAに塩を投げつけたのである。
そのおかげでアイツの姿はなくなっていたようだが、右腕には握られた指の跡が赤く残っていた。

その後Aが詳しくBに話を聞くと、
別れてすぐアイツの気配がないことに気づき、Aを追いかけようとしたが、塩を持っていなかったため、ダッシュで家に帰り玄関にあった盛り塩をつかんでAの家に向かったそうだ。その途中でAを見つけて、Aの後ろにいたアイツに塩を投げつけたということだった。

ちなみに、この話で幽霊の容姿について触れなかったが、Bがいうには肩くらいの髪の長さの女の霊だったそうだ。
それ以降、Bは清めた塩を常に持ち歩き、同じ道を通って一緒に帰ったりしたがその女の霊が再び現れることはなかったそうだ。

みなさん、いかがでしたか?
文章ではあまり怖さが伝わらなかったかもしれないですが、自分に置き換えてみるとゾッとしますよね、、

お盆だから怖い話書いてみようと思って書いてみたけど意外にすらすらいけたので
定期的に怖い話書いていこうかな。

では、先祖を送り出す準備をしてきます!
今日はこの辺でっ!

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