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8月にプレイしたフリゲの総評(8作品)~1ヶ月更新~

こんにちは。

1ヶ月早すぎますねー。

ゲーム制作を本気で開始し始めると本当に時間の流れがあっという間。いよいよ文章スクリプトもあと5万文字を切りました。

この一ヶ月での目に見えた変化と言えばフリーゲームをよくプレイするようになったことでしょうね。

正直に言うと今まではフェスで上位にある作品だとか、面白いことがある程度保証されているフリゲにしか手を出さなかったんですが、8月は自分にしては結構積極的にプレイすることが出来ました。

新しいコンテンツにのめりこみ始めた、一番楽しい時期の序盤あたりにいる感覚。

せっかくなので今日は8月にプレイした作品を並べて、感想で言えなかったこと、またはこれも言っておけばよかったなーってことをずらずら述べていこうと思います。

↓タイトルをクリックすればDLページに飛べます。気になった作品があればぜひプレイしてみてください。

パーソナル・スペース

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パーソナル・スペースは特に後からこれ書いとけばよかったなーが多くて、その一つが「世界観の良さ」でした。SFなのになんでそこについて触れなかったのか……。

今までの記事で親和性について書いてきましたが、パーソナルスペースの親和性もなかなかのものだったんですよね。世界観にあわせたSEの使い方も上手で、それが感想として出てくるには自然すぎたんだと思います。

中々SFとしての緻密な設定に凝った作品には出会ないので、そういうところでとても考えられている作品。世界観が良い作品っていつまでもそのゲームの中にいたいって思わせてくれるので、逆にエンディングを迎えるのが寂しかったりもします。

「パーソナル・スペース」というタイトルの使い方の上手さもそうでした。この作者さんはシナリオの整合性や、ひとつひとつのセンスが本当に光ってます。

全体的に見た時に、作品の出来が凄く良い。

プロット段階でよく考えられていて点ではなく一本の線として繋がっていることの証明でもあるでしょう。ちょっと通ぶった言い方をすると「この人わかってるなぁ!」って言うのが文章とか構成から滲み出てる感じです。

僕らのノベルゲーム

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ノベコレの感想でも同じことを書きましたが、冒頭の掴みからして自分好み。

主人公が賭けの対象にされていて、そのイベントによってさりげなくキャラクターを紹介しているところがテクニカル。今のところ一番テキストを書くのが上手なシナリオライターさんだと感じています。

地の文が面白い、読みたくなるテキストはこれだ、みたいな。

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ゲーム作りと言えば「冴えない彼女の育て方」ですが、あちらは凄腕メンバーを主人公がプロデュースする作品(主にヒロインにスポットが当たる)

こちらは主人公のゲームを作りたいという想いをメンバーが補佐するような作品(主に主人公とその友人にスポットが当たる)

題材は同じですが、全然雰囲気も内容も違う結果に大変満足できた作品です。

ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-

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本当に好きですねー(しみじみ)

女の子可愛いし、なんなら男の子まで可愛い。

他の作品にない特徴ともいえるんですが主人公を憧れの対象としてみたい派としては「主人公の顔が頻繁に出る」というのも個人的に大事な部分です。

商業でもなかなか主人公にスポットを当てたCGとかないんですよね。

この作品は散々もう言いたいことを言いつくしたと言う感じなので、好きとしか言いようがないのです。

空の果てからこんにちは

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意外なことに感想が少ない。ノベコレでウケそうなわかりやすさと多くのネタ要素があるのに。

こういうのは宣伝や知名度にもよるでしょうし、まだフェスも始まったばかりなのでこれから発掘されればいいな、と思います。

8月にプレイした中では一番振り切っていてノベコレ向きな作品だと感じました。

生真面目な後輩ちゃんのゲーム

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まっったく知らない作者さんだったんですが、わかりやすすぎるタイトルと可愛いイラストに、3分で出来るということで、何気なくプレイしたらSUGEEEEEってなったゲームです。

ちなみにこれを作るのに半年ほど時間をかけられていて、ゲームに対する愛情SUGEEEEEともなりました。

これは本当に「どうしようかなあ」って迷うよりプレイしたほうが早いです。

この人の作るギャルゲーを切実にやりたい(切実)

ハロー、神様Worker

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新作のことシスが出るということで、それなら前作もやっておこう! ってなりプレイ。

このゲームのテイストはすっごいエロゲーっぽかった。

例えばこの部分とか。↓

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日常シーンに入る冒頭なんですが、めちゃくちゃどうでも良さそうなことをプレイヤーに問いかけてくることから始まる文章。

これぞエロゲの文体って感じで超お気に入りなシーンです。この何気ないシーンが。

やっぱり一人称の良さって距離感の近さだと思うので、独白の内容ってキャラクターの印象を決定づけます。

ここでこそ言いますがライターさんの「エロゲシナリオ書きたい人」疑惑がめちゃくちゃ濃いです(全然知らない方なのでただの妄想かもしれませんが)

余談:主人公の名前がダブルカタルシスと同じだったので声優さんが名前を呼ぶたびに妙な気持ちになりました。ボイスつくとこういう響きになるんですね……(いい体験ができました)

片恋スターマイン

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ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-でも思ったんですが、続編モノだからこそ面白い部分ってあるんだ! という気づき。特にこの2作品に関しては続編のほうがオモシローってなったのでプレイして良かったです。

あんまり乙女ゲーはやらないんですが、ギャルゲ以上にカプ厨になることにも気づく。ヒロインに猛烈に感情移入しすぎてしまって、自分の認める男以外との恋愛は許さない! みたいになってしまうという。こういうのはノベコレの感想欄では書きづらいですね。

多分普段ギャルゲ(エロゲ)やってるせいで男キャラに対する下心に敏感なせいだと思います。エロゲではカップリングとか起こらないのが、乙女ゲーだと〇〇くんと桃耶ちゃん派みたいになってしまう。なんだろうこの新しい発見。

今までプレイしたフリーゲームの中で一番作者さんの性癖みたいなものが見えた作品ですね。

絶望顔フェチにはたまらないS心をくすぐる桃耶ちゃんの立ち絵。

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こと国シスターズ!!

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あらゆる素材が強い、強すぎる……。

さらにこれにボイスまでついていて妹好きにはドストライクな作品!

シェンメイちゃん可愛すぎる!(一押し)

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製作期間1年だったそうですが、これを1年で作れる製作スピードと質の高さに驚きです。

この背景に前作を載せるスタイル! エロゲの伝統みたいなヤツ!

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やっぱりこの作者さんエロゲーマーなんじゃ。

お知らせ

ノベコレの感想を書いていて、

「自分の感想、長すぎない……?」と思いました。

特に素晴らしいレビューが出来ているわけでもないのに、激しく感想欄の圧迫を感じる……。(片恋スターマインなんてスクロールに収まってませんでした)

それなのに書いている本人としてはまだまだ書きたいことはあった!

いや、どんだけ駄文を重ねるんだ!

という思いからnoteに書くことにしました。

そのほうが画像の添付とかここが良かったとかも詳しく書けますし、何よりのびのびと全体を評価できる気がするので。

最後に、

楽しいゲームを無料で提供していただき、製作者の皆さんに感謝です。ありがとうございました!

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