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【GRIP】第16回HESDフォーラム発表紹介 | 自転車×メタバース

こんにちは。
インパクトラボ理事・滋賀大学大学院データサイエンス研究科M1の戸簾です。

私たちは、琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」をモデルとして、データを活用したツアーへの応用や観光政策への応用を検討してきました。

ビワイチ・アワイチ・フジイチ・マメイチと、様々な自転車観光ルートを廻る中で、どうしても初心者には取り組みにくい、ある程度慣れた人向けと言わざるを得ない体験をしてきました。

そこで、今回は12月16日(土)に芝浦工業大学大宮キャンパスで開催されました、第16回HESDフォーラムに、インパクトラボ代表理事の上田と理事の戸簾と立命館大学情報理工学部2回生の中井さんで参加し、安全・安心なメタバースを利用した次世代型サイクルツーリズムの提案を発表してきました。

ポスターセッションで発表する様子

本フォーラムは、高等教育におけるESD(HESD)フォーラムは、それらのESD推進大学が集まって、緩やかな情報交換のサロン的なネットワークを目指して設立・開催されています。(公式サイトより)

当日は、今回の取り組みに限らず、立命館大学情報理工学部2回生の中井さんが中心となって発表を行った「VR・仮想空間技術、AI技術を用いたデジタル保健室の実証と展望」も同時に報告しました。こちらについては、下記noteより詳細をご覧下さい。

発表内容について

Zwiftに実際に取り組んでいる様子

ポスターセッションでは、腕に貼り付けた血糖値センサーによるハンガーノック自動予測AIに関する紹介や、安全な走行実験環境を実現するメタバース型ライドシェアサイクルシステムであるZwiftの紹介を行いました。

実装したメタバース体験に必要なフィジカルキット

本取組はスポーツやメタバースなど、HESDに一見関わりが無いように見える一方で「人から見られて運動を行いたくない」「ゲーム感覚で本気の運動を行って見たい」と感じる学生や教員の方々から、アドバイスや教育機関での実現に向けた課題について、より良い議論を行うことができました。

また、サイクルツーリズムの観点からは、環境負荷が少ない自転車を室内で、電子機器を用いて利用する点について、自転車が持つ良さを阻害しているとの声も頂きました。

一方、ハンガーノック自動予測AIについては、アワイチ・フジイチにて実施したfreestyle リブレを用いて取得したデータ、及び室内での練習にて取得したデータやサイクリングの実施データから、運動強度と間質液中のグルコース濃度から、リアルタイムに現状・将来の血糖値を予測する手法の開発状態について、現状の進捗を報告しました。


この調査は、2023年度立命館大学グラスルーツ・イノベーションプログラム(GRIP)に採択された「ウェルビーイング社会の実現に向けた「ビワイチ」を軸としたデータ探索と実証」(代表:立命館大学生命科学部 山中 司教授)のチームとして実施しました。

引き続き様々な調査・研究を実施していきます。

応援よろしくお願いいたします。

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