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【GRIP】フジイチ 富士山一周チャレンジ

こんにちは。
インパクトラボの上田です。

私たちは、これまで琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」をモデルとして、データを活用したツアーへの応用や観光政策への応用を検討してきました。

今回は、11月23日(木)・24日(金)に滋賀大学大学院データサイエンス研究科M1の戸簾さんに加え、調査に協力いただくサイクリスト仲間の岸本さんと一緒に富士山を自転車で1周する「フジイチ」について、調査・体験をした内容を、本noteで報告します。


■立命館大学グラスルーツ・イノベーションプログラム【GRIP】

R2030チャレンジ・デザインでは「次世代研究大学の実現」と「イノベーション・創発性人材の育成」を目標に掲げ、研究・教育を通じて社会課題を発見・解決し、社会と共有される知的価値である「社会共生価値」を創造していくことを目指しています。
グラスルーツ・イノベーションとは、社会共生価値の創造に向けてビジョンを共有する内外の関係者が、課題解決を必要とする地域・場所に赴き、その場で知の循環を図りながら研究成果を実装し、システムとして根付かせる「草の根型」の研究・地域連携の実践を意味しています。
本プログラムは、グラスルーツ・イノベーションの理念に共感し、地域の課題解決に取り組む草の根型の研究プロジェクトを支援することを目的としており、人文社会科学や自然科学といった研究分野を問わず、本大学の研究成果を利用した、地域での実証実験や、地域課題の発見・抽出のためのワークショップ・調査等により「総合知・実践知」の蓄積に資する活動を広く支援の対象としております。

出典:https://www.ritsumei.ac.jp/research/activities/activity/grip/


富士山を背景に写真を撮りました!

フジイチとは?

フジイチとは、富士山山麓を一周するルートで約107kmのコースです。
今回は、静岡県御殿場市の御殿場駅からスタートし、山梨県に入り、山中湖湖岸沿いを抜け、東富士五湖道路を通ってまた静岡県に戻り、富士宮市で一泊。二日目は富士山の南側を走って御殿場駅にゴールしました。

出典:https://spotogotemba.com/fujiichi/

滋賀県から静岡県御殿場市までは車のバンを借りて自転車を運びました。さらに、戸簾さんに車で伴走してもらいながら、安全に配慮した状態で自転車を走らせました。

自転車を運びやすいバンを使用

フジイチで107kmにチャレンジ

これまで経験した琵琶湖を自転車で一周するビワイチや淡路島を一周するアワイチ、小豆島を一周するマメイチとの違いや共通点を紹介したいと思います。あくまで個人の感想に基づく見解になります。

1.富士山を左手に見ながら回る絶景コース
全体的に緩やかなアップダウンが長く続くことがとても印象的でした。これまでのアワイチ(淡路島)、マメイチ(小豆島)のような島は急勾配が短い距離が連続していました。フジイチのように長い下り坂が続く場合、自転車の速度が60km/hも出ていました。私もいくつかロングライドに慣れてきたので、対応ができましたが、初ライドでフジイチは難易度が高いように感じました。他にも、自転車専用ラインが道路にずっと引かれている訳ではなかったり、さらに大型車の交通量が多かった場所も多かったりと、一層注意しながら走る必要がありました。

富士山の写真

2.2つの県にまたがる長距離コース
自治体をまたぐコースを走るのは今回初めてでした。看板などの標識に統一感がないため、何度かコースを迷うことがありました。山中湖や富士急ハイランドなど、著名な観光スポットは看板が整備されており、分かりやすかったですが、もっと情報発信・コース整備に工夫があっても良いかと思いました。ある程度の距離があることを今回は把握していましたので、御殿場市から1泊したのはよかったです。ちょうど半分の距離である60kmに富士宮市があり、そのあたりに民宿が充実していました。周辺ではゴルフ場やサッカー、ラグビーなどのスポーツ合宿で利用されている場所があり、格安で泊まる場合、自転車利用者にもオススメです。

2日目のスタートの様子

3.サポートカーの大切さ
バンを借りて車で行ったので、宿泊時も自転車を保管することができたので、安全危機・管理対策を万全にすることができました。自転車でライドしている間に、先回しをしてもらいながら給水を行っていました。実施時期が11月と少し寒い時期だったので、補給食はあまり取らずとも、ライドを達成することができました。全てのライドが終わってから、静岡名物のさわやかのげんこつハンバーグを食べました。想像以上に美味しかったです!

さわやかのげんこつハンバーグ

最後に

最後になりましたが、フジイチを実際に体験することで、魅力や課題を肌で感じることができました。これからも様々なところにあるサイクリングロードを実際に自転車で走ってみて感想などを共有していきたいと思います。

この調査は、2023年度立命館大学グラスルーツ・イノベーションプログラム(GRIP)に採択された「ウェルビーイング社会の実現に向けた「ビワイチ」を軸としたデータ探索と実証」(代表:立命館大学生命科学部 山中 司教授)のチームとして実施しました。

引き続き様々な調査・研究を実施していきます。
応援よろしくお願いいたします。


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