#技術書典 4で空力音の直接数値計算を支える技術を頒布しました.

4月22日(日)に秋葉原UDXで開催された技術書典4にサークル参加し,「空力音の直接数値計算を支える技術」を頒布しました.

結果

持ち込み部数
空力音の直接数値計算を支える技術 60
Fortranによる実践オブジェクト指向プログラミング 44
改訂版 流体計算で覚えるPython3 100枚(ダウンロードカード)

頒布実績
空力音の直接数値計算を支える技術 58
Fortranによる実践オブジェクト指向プログラミング 23
改訂版 流体計算で覚えるPython3 120

流体計算で覚えるPython3が好評で,持ち込んだダウンロードカード100枚では足りず,16時過ぎにはなくなってしまいました.その後は,たまたま持ってきていた試し刷りの紙をはさみで切って頒布しました.それもなくなったので,1名お断りしたと記憶しています.

時間中に頒布できなかった本のうち,非公式アフターにおいて,Fortranによる実践オブジェクト指向プログラミングを3部,空力音の直接数値計算を支える技術を1部頒布した結果が上の数字です.

Fortran本を頒布した1名は,Hello Worldカルタの委託を受けていたサークルの主さんでしたので,Hello Worldカルタの作者に伝わり,Hello Worldカルタのレギュラー言語にFortranが追加されればいいなと思います.

ぶっちゃけどうなの?

Python以外は予測通りでした.Fortran本が残ってるぞと思われるかも知れませんが,出て20部だと思っていたので,20部詰まった段ボールは開封せず,開封した24部の方はほぼ全てなくなりました.Pythonは技術書典3の2倍以上でした.空力音の直接数値計算を支える技術が60部も出る方が異常な空間なのですが.

技術書典4だけなら収支は+なのですが,この前にガタケット(新潟コミケット)というイベントに参加した時の赤字があるので,全体収支はまだ赤です.そもそもFortran本はガタケットで頒布するために増刷した分です.頒布実績は0.参加費,印刷費,新潟への往復交通費,宿泊費がずっと懐にボディーブローを放ち続けていましたが,技術書典4でなんとか耐えられる状態に盛り返したという感じです.

当日の様子

技術書典のナンバリングタイトルにしては珍しく好天だということで,Twitterのタイムラインが賑わっていました.公式サイトのサークル被チェック数の伸びもこれまでとは違う異様な勢いだったらしく,何人来るのか,何部刷ればいいのか,サークル参加者の皆さん悩んでいたようでした.

当サークルは科学技術という技術書典ではマイナージャンルで,その中でもFortranや流体の数値計算という話題を取り扱っているので,劇的な変化はありません.徐々に減りつつあるとはいえ需要は変わらないので,他サークルさんのインフレする被チェック数を尻目に,経験から部数を決めました.

当日は,公式発表だと前回の2倍の参加者があったようで,開場からずっと賑わっていました.今回はパイプ椅子を出すこともなく,ずっと立った状態で対応していました.様々なバックグラウンドを持った参加者の方と,あまり長くはないですがディスカッションができてとても楽しい一時でした.

空力音の直接数値計算を支える技術に対して,何名かが「この本n年前に欲しかった」とおっしゃっていました.私も10年前に欲しかった!でも無いから書きました!次はあなた達が自分の苦労した経験を書いて,後進の育成につなげましょう.

一つ恥ずかしかったのは,Jupyterをジュパイターと発音していて,ジュピターじゃないんですか?と聞かれた事でした.Python(パイソン),Spyder(スパイダー)ときたら,Jupyterはジュパイターって思いません?これからは,どっちもとれるようにジュパラァと発音することにします.

おわりに

主催者,事務局の皆様,素晴らしい場をありがとうございました.

技術書典5が昨年と同じ時期(10月中旬)に開催される場合,私は残念ながら参加できない可能性が高いです.書くネタは沢山あるので,Dropbox paperで5冊ほど新刊を書き始めました.

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