(雑記)20分程で頂上に着いた。緩やかだが舗装されていない坂道は、長いこと歩いていなかった僕を疲れさせるのには充分だった。君は休む暇もくれずにほら、と上ずった声で言った。こちらを向いてくれないけれど、君の瞳に街の灯りが反射している事がわかる。しゃがんでいても僕の、僕の町が見える。

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