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子どもオンライン・インプロショー【構成・内容編】

前回のnoteでは、ショーの前にどんなことがおこっていたのかまとめました。今回は、実際のショーの構成や実際に行った内容をまとめました!
漫画:Marina
動画:中学生スタッフNekoneko

▼子どもオンライン・インプロショーの概要

実施日:4月26日(日)11:00-12:00
使用したツール:ウェビナー(Zoom)
稽古期間:4月にオンラインで5回(2時間×1、1時間×4)
参加メンバーの背景:T-Kidsシェアスクール柏の葉クラス・湘南クラスに通ってくれているお子さんたち6名。1年以上インプロをやっているメンバーと、始めて2ヶ月のメンバーとが混ざっています。

▼開演前:前説
⓪お客さんのウォーミングアップ『お絵描きゲーム』

#お客さん巻き込み   #自由な表現 #ボードを使う #クイズ形式 #演技なし

ショーが始まる開演前、ウェビナーの視聴者として画面上にお客さんの名前が現れてきます。
インプロショーはお客さん参加型。オンラインなので、チャット挙手機能を用いてお客さんに参加してもらいます。
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▼ルール
①テーマを決める人と絵を描く人に分かれます。
②決まったテーマを10秒で急いで描きます
③お客さんがその絵は何か、チャットで答えます
▼楽しくなるポイント
チャットの宛先を「パネリストおよび視聴者」にすると出演者とお客さんが両方チャットをみられて楽しい!
▼様子がわかる3分動画
≪名場面②≫みそら前説:お客さんのchat練習ゲーム

▼開演後
①楽しく自己紹介『数ぴったんこゲーム』(15分)

#自由な表現 #共通点探し #自己紹介 #クイズ形式   #ビデオon /off #演技なし

開演時間後は、
・スタッフからインプロについての簡単な説明(スライドを用いました)
・子どもたちが登場!出演する子どもたちの名前を呼んで紹介してから、いよいよショーのはじまりです。(ここまで約3分程でサクサク進む)
・最初のコーナーの、「数ぴったんこゲーム」開始。
・出演者の自己紹介とウォーミングアップも両側面で楽しみました。

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▼ルール
「近くに家族がいる人、3人!」等、条件とあてはまる人数を言います。
当てはまらない人はビデオをOFF。人数がピッタリだったら「大当たり!」ズレていたら「もう一回!」
▼楽しくなるポイント
大当たり!もう一回!をカードで視覚的に出す
お客さんからアイディアをチャットでもらう
▼様子がわかる3分動画
≪名場面③≫みそら&タイガ かずぴったんこゲーム


②10秒で変身!『マイキーが言う』(15分)

#自由な表現   #役を演じる    #よく聞く    #家のものを使う  

・いつもワークショップの最初にやっている「マイキーが言う」というゲームです。
・少しずつ即興の演劇に入っていきます。
ひなたの場内アナウンスのようなルール説明(動画はこちら)からスタートします。(笑)ハウリングももはやパフォーマンスになっていて楽しい(笑)。

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▼ルール
全員立ちます。「まいきーが言う…『歩いて』」と、言われたらまいきーの指示に従います。「まいきーが言う」がなかった場合は指示を聞かないようにするのでよく注意して聞くことが大事です。
「まいきーが言う『学校の中の人に家の中のものをつかって変身して』」など少しずつ家のものを使って役に変身していきます。
▼楽しくなるポイント
・物を持ってくる→動きを指定する→変身する→声を出してみる→演じてみると、表現のスモールステップを踏むとウォーミングアップにもなる
・それぞれ役になりきって「こんにちは」などのセリフを言ってみる
・2人選んで短いシーンをしてみる
▼様子がわかる3分動画
≪名場面④≫マイキー が言う(前半)
≪名場面⑤≫変身したキャラクターで保健室のショートシーン


③頭の制限を開放して思いついたことを言ってしまおう!『オンライン大喜利』(10分)

#自由な表現     #よく聞く   #発表 #演技なし   #手をあげる   #ボードを使う

ショーでは色んなバリエーションを持たせることが重要です。中学生サポーターの司会で行う大喜利で少しバラエティー風なコーナーを行いました。

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▼ルール
「こんな〇〇はイヤだ」などのお題を司会が出します。プレイヤーは挙手をして思いついたことをどんどん答えていきます。
▼楽しくなるポイント
とにかく挙手!思いついたことをそのまま言ってみる。
お客さんから「こんな〇〇はいやだ」にあてはまるアイディアをもらう
ポイント付与や剥奪で司会者とプレイヤーの関係性を魅せる
▼様子がわかる3分動画
≪名場面⑥≫まほ:大喜利「こんな回転寿司はいやだ!」
≪名場面⑧≫ひなた:大喜利「こんなロボットは嫌だ!」

④仲間と協力して心の葛藤を描く
『天使と悪魔』(7分)

#わたすうけとる   #よく聞く   #演技 #役を演じる #家の中のものを使う

・ショーも中盤にさしかかり、子どもたちもあったまってきたところで、いよいよ本格的なシーンをします
・大人数でやった後なので、少人数(3人)のシーンにしてショーのバリエーションを持たせます
・天使と悪魔のようなある程度フォーマットのあるシーンは、全てフリーのシーンよりも、枠組みがあるのでその中で安心して演技ができます。

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▼ルール
天使役・悪魔役・悩む人間役の3人が登場します。「本当はダメだけどやりたくなっちゃう」ような葛藤が生まれるお題を決めて、人間が天使と悪魔の声を聴いて迷います。最後に悩む人がどちらの意見に賛成するか決めます。
▼楽しくなるポイント
・お客さんから葛藤のお題をもらう
・天使や悪魔に家のものをつかってなりきる
・天使や悪魔の登場までは、ビデオオフにするともりあがる
・人間は天使にも悪魔にも共感をすると葛藤が描きやすい
▼様子がわかる3分動画
≪名場面⑦≫天使と悪魔「お母さんの財布からお金をとっちゃおうかなあ」

⑤保護者も加わり家族で一致団団!
『家族で物語の挿絵づくり』(15分)

#協力   #家族ワーク   #家のものを使う   #ストーリーテリング   #ビデオon /off

・いよいよ最後のコーナーは家族に出演してもらいます。
・子どもオンラインインプロの最大の強みは家の人を役者として、ものを小道具や舞台美術として持ち込めること!
・Viola Spolinのストーリーテリングに影響を受けたワークです。(参考:Viola Spolin: Theater for the Classroom)

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▼ルール
物語の挿絵を家族でつくるゲームです。スタッフがナレーターをして、その場面を表す挿絵を指名された家族は協力して表現します。
▼楽しくなるポイント
10秒で準備をする!
大人があたふたする様子もそのまま出してくれたら楽しい
しっかり準備してうまやるのではなく、協力して一生懸命やる
家のものを小道具として使う
▼様子がわかる3分動画
≪名場面⑩≫ひなた親子:お話の挿絵

いかがでしたでしょうか。
今後子どもたちとインプロワークショップやショーをやってみたい方のご参考になれば幸いです。

もし全編ご覧になりたい方はYoutubeにノーカットバージョンが残っていますので、是非ご覧ください。タイムラインも細かく記載してあるので、見たいところにすぐに飛べます。


漫画:Marina
映像:Nekoneko
文章:下村理愛

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>>子どもオンライン・インプロショー【ウォーミングアップ編】の記事はこちら

>>次回、オンラインショー考察編をお楽しみに!

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