江永泉

江永泉+木澤佐登志+ひでシス+役所暁『闇の自己啓発』 米原将磨×江永「光の曠達」(Yo…

江永泉

江永泉+木澤佐登志+ひでシス+役所暁『闇の自己啓発』 米原将磨×江永「光の曠達」(YouTubeチャンネルTERECO) https://t.co/B9wPDkpGWJ http://instagram.com/izmeng/?h 連絡先vb1ultq57ik@gmail.com

マガジン

  • リトル・マガジン・批評誌・他

    『Rhetorica #04』Ver.0.0、Ver.1.0、『かわいいウルフ』、『機関精神史』創刊号、『大失敗』創刊号、等。

  • 小説、詩歌、随想、他

  • 視聴したMVの話ほか

    動画サイトでMVを視聴した際に調べたこと、感じたことや連想したことを書いたものです。Pick up:『輪廻転生、ディストピア――ボカロ曲における反出生主義と他界の想像[explicit]』(2020.01.11)[やる夫スレ「ねらう緒は聖杯戦争を蹂躙するようです」, 芥川龍之介「河童』, ミヒャエル・エンデ「ミスライムのカタコンベ」, ボカロ曲『炉心融解』『バイビーベイビーサヨウナラ』『カーニバル』『人生リセットボタン』『うらめしヤッホー』etc. ]

  • 翻訳・他

    英語の記事・文献の紹介。Nick Land"Teleoplexy"(2014)、Nick Land「加速主義の拙速な紹介(A Quick-and-Dirty Introduction to Accelerationism)」(2017)、Nick Land「始原的な抽象(Primordial Abstraction)」(2019)、レオ・ベルサーニ『ホモズ』(1995)読書ノート…。

  • エッセイいくつか

    評論、Web小説の紹介、飲食物関連の随筆、交換日記などです。Pic up『ある人生の充実に向けて――クソゲー・ミステリ・戦争』(2020.07.03)[クソゲーオブザイヤー(KOTY), ウスバー『この世界がゲームだと俺だけが知っている』, 硬梨菜『シャングリラ・フロンティア』, 槇原敬之, 小泉義之, 桜庭一樹, 開高健, ヨシフ・ブロツキイ, ドゥルーズ, 矢部嵩, SCP, etc.]

最近の記事

  • 固定された記事

江永泉の書きもの、その他(2023年から2024年1月まで)

この記事では、江永泉が執筆したり参加したりした諸々をまとめています。 2018年から2022年12月までは次の記事をご覧ください。 2023年1月から2024年1月までの諸々を、以下に掲げていきます。ただし、網羅的ではない旨を、あらかじめ申し上げたく思います。 あとで気づいたことがあれば、適宜、加筆するつもりです。 なお、上の記事では2018-2022の諸々を時系列で並べましたが、今回は別の書き方をしています。 ■長めの書きもの(noteで読めるもの)記事をふたつ挙

    • 戦争の報を受けて書いた4600字

      戦争の報があったとき、エッセイを書いた。自分にとっては、エッセイと、批評や評論や小説との区別は、やや曖昧だ。以下は、星野いのり[企画・編集]「ウクライナへの人道支援のためのチャリティアンソロジー『青空と黄の麦畑』」(2022年3月27日)に寄稿した文章だ。 ※星野さま 自己判断で、江永のアカウントに転載したのですが、何かありましたら、ご一報いただけましたらさいわいです。 思い出の話江永泉(えなが・いずみ)  あなたに、1991年生まれの私の話をします。思い出したことを話し

      • 【部分公開】江永泉「不法的推理――平成期日本の事例」不毛連盟『ボクラ・ネクラ 第六集』2023年9月【第0、第1】

        こんばんは。今日もおつかれさまです。 note記事を新しく書こうとすると、上記のような挨拶文がデフォルトで表示される。それをプラットフォーマーからの気遣いの言葉だと解して、元気になる書き手もいるだろう。私も時折そうなる。今はどうだったか。書き手、つまりこのプラットフォームのユーザーのロイヤリティ(忠誠度)を高めるための効果的な文言であり、広告的な効果を発揮しているフレーズなのだなと解していた。  そんな感じの頭でミステリ(のごく一部)を読んでいると、こんなものを書くようにな

        • 文学フリマ東京37で約11万1000字出すので好きなボカロMVと一緒に紹介する

          文学フリマ東京37で約11万1000字出すので好きなボカロMVと一緒に紹介するという主旨のnote記事です。 事の経緯:自分と文学フリマ(と米原さんとTERECOとジョージさん)2002年11月から始まった「文学フリマ」というイベントがあります。2023年現在は、8都市に事務局があるようです(東京・大阪・福岡・岩手・札幌・京都・広島・香川)。「自分が〈文学〉と信じるもの」の展示即売会であるという建付けになっています。第1回の来場者は1000人程度、第28回(文学フリマ東京2

        • 固定された記事

        江永泉の書きもの、その他(2023年から2024年1月まで)

        • 戦争の報を受けて書いた4600字

        • 【部分公開】江永泉「不法的推理――平成期日本の事例」不毛連盟『ボクラ・ネクラ 第六集』2023年9月【第0、第1】

        • 文学フリマ東京37で約11万1000字出すので好きなボカロMVと一緒に紹介する

        マガジン

        • リトル・マガジン・批評誌・他
          10本
        • 34本
        • 視聴したMVの話ほか
          21本
        • 翻訳・他
          7本
        • エッセイいくつか
          31本
        • 闇の自己啓発会
          29本

        記事

          書評:木澤佐登志『闇の精神史』2023, ハヤカワ新書014

          0.これを書いた経緯  木澤さんから、たぶん「闇の自己啓発」等々の縁もあって、新著『闇の精神史』を送ってもらった。とてもありがたいことだった。たのしく読んだ。さいきん書き物のスタイルを変えてみようと思って、自分はいろいろ試しているところだった。そんなわけで書評をつくってみることにした。約5300字になった。ただし『闇の精神史』に実際に何が書いてあるか知りたい、というニーズにはあまり応えられていないかもしれない。以下がその内容。 1.どんな本だと思ったか(1800字程度)

          書評:木澤佐登志『闇の精神史』2023, ハヤカワ新書014

          つぶやきメモ5:ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ(Witold Gombrowicz, 1904-1969)のこと

          導入昔、ヴィトルド・ゴンブローヴィッチを集中して読んでいた時期があった。けっこうハマった書き手だった。 たしか芳川泰久・宇野邦一・堀千晶(編)『ドゥルーズ 千の文学』(2011)で名前を覚えて、そこから読みはじめた。 上は『千の文学』せりか書房の紹介ページ。 こんな感じでドゥルーズの著作にゴンブローヴィッチは登場する。探偵小説の変わり種、みたいなのにドゥルーズの関心があり(あとノワール小説)、そのうちでもよく言及されているのがゴンブローヴィッチだと思う。 個人的には

          つぶやきメモ5:ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ(Witold Gombrowicz, 1904-1969)のこと

          不毛の荒れ地の自由と平等――スレッドフロート型電子掲示板に投稿された"なんJ語実話SS"における紋切型の両義性

          0.事の経緯こちらを読み、大変に触発されました。 以下、自分の感想を連投したものです。 以下の文章は『ボクラ・ネクラ』第四集(2021年11月)掲載の江永泉「プラットフォームの壊れた夢 厭な夜の妄弁」の一部を再編集し、加筆修正を加えたものです。 1.SSと呼ばれる主にト書きを用いて電子掲示板上で展開されてきたアマチュア中心の創作文化に関して2021年現在[原文ママ]、ネット小説という言葉でイメージされがちなものは、おそらく2010年代に大きく伸張した「小説家になろう」や

          不毛の荒れ地の自由と平等――スレッドフロート型電子掲示板に投稿された"なんJ語実話SS"における紋切型の両義性

          寿司・記号・思考停止(2021年)

          /////////////以下は2021年に執筆された。///////////// 最近視聴したMVの記録と雑感(視聴したMVの話08)。前回は以下。 以下の記事を読んでいて、話の本筋ではなかったのだが、急に寿司のことが気になってきた。 なお、この記事ReiRain「『ライティングの哲学』を実践して拡張するーーHIP HOP・デザイン・にじさんじ(フミ様・町田ちまさん)」の本筋は千葉雅也・山内朋樹 ・読書猿・瀬下翔太の共著『ライティングの哲学』への応答であって、『ライテ

          寿司・記号・思考停止(2021年)

          通俗道徳デスゲームと「家庭小説」の政治学――三宅青軒『家庭小説 宝の鍵』(1896)・大河内昌「家庭小説の政治学」(2015)の紹介

          はじめに:小栗虫太郎の「家庭小説」(2021) ミステリ作品『黒死館殺人事件』で知られる作家、小栗虫太郎(1901-1946)の長編小説が新しく「発掘」されたそうです(音楽を「ディグる」の意味合いで「発掘」の語を使わせてください)。今年[2021年]の3月の頭にはニュースにもなっていました。整備が十分には進んでいない資料の山に分け入り、目録に記載されていない作品をご発見なさったとのことで、敬意を覚えます。(注意:本note記事は、2021年に書きかけで止まっていた文章をとり

          通俗道徳デスゲームと「家庭小説」の政治学――三宅青軒『家庭小説 宝の鍵』(1896)・大河内昌「家庭小説の政治学」(2015)の紹介

          書きかけ:ハリーポッター二次創作やる夫スレと江川隆男『残酷と無能力』(2021,月曜社)

          この世界にはハリー・ポッター二次創作というものがあり、やる夫スレというものがあり、ハリポタ二次創作やる夫スレというものも、いくつかある。2010年代以降のやる夫スレ二次創作界では(おそらく)ニコニコ動画内での疑似TRPGリプレイ動画などの流行と並行する形でTRPGの形式を模した集団創作ムーブメントが発生していた。意見を書き込みするレスアンカー機能や(安価)、書き込みの秒数を用いた疑似乱数発生機能(コンマ、後に独立した疑似乱数発生機能=ダイスが導入される)などが用いられ、201

          書きかけ:ハリーポッター二次創作やる夫スレと江川隆男『残酷と無能力』(2021,月曜社)

          つぶやきメモ4:「紙芝居」について

          こういう感じで「紙芝居」に興味を持っている。 出版社の紹介ページはこれ。 前も同じ本に言及していた覚えがあり、検索したら見つかったのが以下。 上の「アイマス二次創作」については、別作品と合わせて、ひとに紹介していた。 もう少し話の中身に触れた紹介もしていた。 なんでこういう方面に関心があるのか、説明するとこんな感じ。物語を通して「教養」が広まる過程とか、そもそもそういう経路があるってことに対して自分は興味がある。自分が気になる「教養」っていうのは人格を涵養して社交に

          つぶやきメモ4:「紙芝居」について

          書物占いのパロディに失敗(not a fatality):断片

          真実を保持します。真実を保持していると信じられている本が選ばれます。 それは背骨で開くことができます。バランスが取れており、成功します。 目を閉じて通路を選び、通路へきて、目は通路を下ります。通路します。 目のほうは意外と早く 96テアトロン 目は前方に向けたまま口だけが動いていた 204リアル鬼 心臓の具合がおかしくなった 最悪の予感258 依然として保持されてはいるが 美学イデオロギー190 適量の飲用をお願いします Red Bull 今 未来を決めなくちゃダ

          書物占いのパロディに失敗(not a fatality):断片

          記憶のなかのSFっぽいポピュラー音楽2つ(好きな人がいること、アポロ)

          レギュレーション ・自分が「SFっぽい」と感じるMVで思い出など適当に四方山話 ・「SFっぽい音楽」と一緒に「それっぽいSF」も紹介する JY 「好きな人がいること」2016上田早夕里「上海フランス租界祁斉路三二○号」2013 『夢みる葦笛』2016所収 ラッセルの思考実験「世界五分前仮説」を経由して架空戦記というか歴史改変SFに思いを馳せる。私が昔に聞いていたこの曲に勝手ににSF感を投影してるという解釈も成り立つ。たぶん部分的には、そう。 でも振り返ってみると歴史改変

          記憶のなかのSFっぽいポピュラー音楽2つ(好きな人がいること、アポロ)

          つぶやきメモ3:太田充胤による酉島伝法『るん(笑)』論の要約と短い所感

          何かへと注目を誘導する機能を広告的と呼ぶとすれば、広告的にならない読書感想文の公開は(たぶん語の定義上)不可能だ。そんなことをつらつらと考えているうちに元々したかった話の内容を忘れていた。 いろいろ見返していたら次のような連投を見つけた。 途中まで進めたが話の流れを思いつけなくなり、書きかけのまま放置される記事というのが自分にはいくつかあるのだが、以下はそのひとつだった。 無理やりに形にしてみることにした。 ある日のこと、「アートとしての病、ゲームとしての健康 ―10

          つぶやきメモ3:太田充胤による酉島伝法『るん(笑)』論の要約と短い所感

          つぶやきメモ2:『闇の経済学』があったらよいのかもしれないという話

          例えば、マイケル・ルイスの『ライアーズ・ポーカー』『世紀の空売り:世界経済の破綻に賭けた男たち』『フラッシュ・ボーイズ:10億分の1秒の男たち』とか、あるいは正垣泰彦『サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』とか、経済・経営・ビジネス系の読みものに多少の関心があって、ときどき読んでいる。経済学とかの本も、少しは。 やる夫スレとかネット小説とかネット小説とかを読んでいると、意外と(?)実学っぽい方面にも関心が出てくる。そんな話はこの前に書いた。

          つぶやきメモ2:『闇の経済学』があったらよいのかもしれないという話

          世界とか人類とかにさよならしていたりさよならしたあとの話をしたりしている系のにほんの10曲+α(MV)

          [5991文字] ふと次のMVを視聴して10曲を並べてなにかしら書いてみたくなった。 人間椅子「さらば世界」2023白塗りな坊主スタイルでメタルをやっている感じがとても印象的。江戸川乱歩の作品由来(人間椅子)な感じのバンド名も含めて、なんというかすごく自分の肌馴染みな曲な感じがする。BOØWYとか聖飢魔II、またALI PROJECTやGO!GO!7188、GARNET CROWやJanne Da Arcによって自分の感性の一部は培われているのだが、そういう趣味とマッチす

          世界とか人類とかにさよならしていたりさよならしたあとの話をしたりしている系のにほんの10曲+α(MV)